chapter:16 答えの欠片にはまだ程遠く、
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「……何か……声が聞こえなかった?」
「えっ止めてよ、カロル!そんな訳…」
「うちをどこへ連れてってくれるのかのー」
「ひっ!」
「腰抜かすなよーアルシア」
「何々?アルシアちゃん、こういうの嫌いなの?ならおっさんの胸に…すいません」
「この声、どこかで……」
カロルの言葉通りに何処からともなく聞こえた声にアルシアは肩を大袈裟に跳ね上げ、ユーリの腕に抱きつく
良く聞けば、その声は聞き覚えがあり、目の前に現れた事で現実味を帯びる、虫によって運ばれて来たが
「パ、パティ……!?」
「なに?お馴染みさん?」
「お化けじゃなかったんだ…でも何でああなっちゃったの?」
「助けなきゃ……!」
「あーほいほい、俺様にお任せよっと……」
レイヴンの放った矢が見事に当たり、何故か虫に摘まれていたパティは駆け出したユーリの腕に落ちるが彼は直ぐにパティを地面に離し落とす
話を聞く限り、今回も彼女はアイフリードの宝を探しにこの森に来たらしい、宝探しを続行するというパティは自慢の銃の腕前を見せつけるとアルシア達の前から去ってしまった
尾を引く不安はあるが奥へ向かう、行き止まりには大樹があり、その幹の隙間からはヘリオードの暴走した魔導器の周りで起きた現象が起こっていた
「これ、ヘリオードの街で見たのと同じ現象ね
あの時よりエアルが弱いけど、間違いないわ……」
「!皆、後ろ!」
「あの魔物もダングレストを襲ったのと様子が似てます!」
「来やがったぞ!」
サソリの様な形をした巨大な魔物はアルシア達へと襲いかかるがアルシア達はそちらへ向かい、リタやエステルの詠唱をフォローする
「何ぃ?この森どうなってんのよー?」
「街がよく襲われたのはこれのせいだ、きっと」
「なんとか魔物たちを鎮める方法はないんでしょうか?」
「細やかなる大地の騒めき…ストーンブラスト!」
「やられる前にやるしかないな、喰らえ!烈砕衝破!っぐ!」
「ユーリ!純粋なる光華よ、ファーストエイド!」
「助かった!」
「ううんっ壮麗たる御遣い達の歌声よ、戦士達の刃に更なる恩恵を…ホーリーソング!」
リタの初級術が魔物を足止めしたおかげで初手はこちらに回るが一瞬の隙にユーリが攻撃を受け、アルシアはサポートに回りつつ、前衛へ
「コイツ一匹倒せば終わりってなれば良いよね…幻龍斬!からの斬翔剣!」
「ワウッ!」
「ぼ、ボクだって!雷撃ウェーブ!」
「!アルシア!その魔物、回復してます!」
「えっ?!なら回復する暇がないくらい、叩くまでっ」
「アルシア一人じゃ無理に決まってんでしょ!灼熱の軌跡を以って、野卑なる蛮行を滅せよ…スパイラルフレア!」
「嫌々ーアルシアちゃん、おっさんに任せなさいっ」
「おっさん、何か良い手でもあんのか?」
「ふっ土竜なり!」
エステルの言葉に相手の回復行動の源である中央の泉にレイヴンが特殊な術式を組み込んだ矢を放つ
首を傾げていると泉へ相手が近付くと爆発して、回復行動を止める
「おっさんが何とかしてあげるから、青年達!後は宜しく!」
「ナイスおっさん!爆砕!ふっ!落ちろっ!」
「聳えよ望楼、鋭き頂に心眼を持て…!アスティオン!」
「これで終わらせるよ!雷帝仕る軍旗、悪しき蛮行へ降落す正義の鋭鋒となれ!レインミーティア!」
ユーリの剣撃と衝撃破に加えての掌底に魔物は吹き飛び、スタンする
その隙を見て、エステルのサポートを受けたアルシアが魔術で足下に展開した魔法陣から光の雷撃が相手を上下に襲い、魔物は回復も抑え込まれ、地に帰った
「木も魔物も絶対あのエアルのせいだ!」
「ま、また来た!」
「っ囲まれた…?!」
「ああ、ここで死んじまうのか。さよなら、世界中の俺のファン、俺はアルシアちゃんと先に逝くよ」
「えぇ?!」
「世界一の軽薄男、ここに眠るって墓に彫っといてやるからな、アルシアと」
「そんなこと言わずに一緒に生き残ろうぜ、とか言えないの……!?」
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