chapter:13 ノワールへ消えゆく鼓動
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……彼らをどうするのですか?」
「決まってます、姫様誘拐の罪で八つ裂きです」
「待ってください、わたしは誘拐されたのではなくて……」
「あ~うるさい姫様だね!こっちに来てくださいよっ!」
「!エステル!ちょっと、彼女に何するの?!」
「そっちのハエはそこで死んじゃえ!」
ヒステリーを起こしたキュモールの騎士がエステルを武器で捕らえ、指示により、アルシア達にも武器を構える
ユーリとアルシアを筆頭に戦闘態勢に入りかけた時、第三者の横やりが入った
「ユーリ・ローウェルとその一味を罪人として捕縛せよ!」
「げっ……貴様ら、シュヴァーン隊……!待ちなよ!こいつは僕の見つけた獲物だ!むざむざ渡さんぞ!」
「獲物、ですか、任務を狩り気分でやられては困りますな」
「ぐっ……」
「それに先ほど、死ね、と聞こえたのですが……」
「そうだよ、犯罪者に死の咎を与えて何が悪い?」
「犯罪者は捕まえて、法の下で裁くべきでは?」
「……ふん……そんな小物、おまえらにくれてやるよ」
第三者はユーリとアルシアにとっては顔なじみのルブランとデコボコ、正確過ぎる指摘にキュモールは苦々しい顔を浮かべ、部下達を引かせる
去り際にも何かを呟いていたが雨音によって、その言葉は掻き消され、耳に届く事はなかった
「ささ、どうぞ、姫様はこちらへ。あ、お足下にお気をつけて……」
「あの、わたし……」
「こちらへどーぞ!」
「こやつらをシュヴァーン隊長の名の下に逮捕せよ!」
「ユーリ一味!おとなしくお縄をちょうだいするであ~る!」
「一味って何よ!なにすんのよ!はなせ!あたしを誰だと……」
「ボ、ボクだって何もやってないのに!」
「彼らに乱暴しないでください!お願いです……!」
「エステル、心配しなくてもいい」
「ユーリ…!」
「さっきのよりは少しは対応いいしね、だから信じてて待ってて?」
「アルシア…」
「シュヴァーン隊長、不届き者をヘリオードへ連行します」
ルブランに懇願するエステルへアルシアが心配かけない様に微笑んでみせる
縄をかけられたのを確認したルブランの頭上には長い前髪で顔を隠した騎士の姿、彼が片手をあげると騎士達はアルシア達を引き連れ、歩き出した
「続けて18番目の罪状を確認する」
「はい、どうぞ」
「滞納された税の徴収に来た騎士を川に落としたのは間違いないな?」
「そんなこともあったな、あれ、デコだっけ?」
「そうだ!おかげで私は風邪をひいて、三日間寝込んだのであ~る」
「ちゃんとその後、治癒術かけたじゃない、だから三日で済んだんだよ」
暗く狭い調書室でアルシア達は狭いソファに座らせられ、聴取をさせられていた
不眠で全員の集中力は見るからに削がれているのを見ながら、アルシアは机に積まれた犯罪歴を記された紙を見て、欠伸をかみ殺した
「……で、あといくつあんの?飽きていたんだけど」
「……ボクはどうなっちゃうんだろう」
「反省の色はなし……と調書に残してやるのだ」
「立場を利用して、私達の立場を悪くしないでよ」
「そういや、おまえらんとこの何もしない隊長はどうした?シュヴァーンっつったっけ?」
「偉いからってサボリでしょ」
「我等が隊長を愚弄するか!シュヴァーン隊長は10年前のあの大戦を戦い抜いた英傑だぞ」
「ま、あたしらなんて小物どうでもいいってことね」
(シュヴァーン、そして大戦…何だろう、引っかかる…)
「アルシア、大丈夫か?」
「!平気だよ!辛いのは皆同じだし…」
「ま、そりゃそうだな」
「ええ~い!次の罪状確認をするのであ~る」
「まだあるの…?」
,