chapter:9 暴虐トリアイナを破壊せよ
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「仕方ねぇな、やったことは本当だし」
「では、それ相応の処罰を受けてもらうがいいね?」
「フレン!?」
「ユーリは下町の皆の為にしたのに…」
「良いってアルシア、別に構わねぇけど、ちょっと待ってくんない?」
「下町の魔核を取り戻すのが先決と言いたいのだろ?」
フレンの言葉に驚愕の表情を見せるエステルとアルシアと打って変わり、ユーリは冷静な表情で彼の言葉を甘んじて受けた
会話の最中、扉が開き外部からつり目の鋭い女騎士と杖を背中に背負った小柄な少年が入って来た
少年の方はリタを知っている様だがリタ自身は彼を知らない、否知ったこっちゃないという様子
「紹介する、僕……私の部下のソディアだ、こっちがアスピオの研究所で同行を頼んだウィチル、彼等は私の……」
「こいつ……!賞金首のっ!!」
「ソディア!待て……!彼と彼の隣にいる者は私の友人だ」
「なっ!賞金首ですよ!」
「事情は今、確認した。確かに軽い罪は犯したが手配書を出されたのは濡れ衣だ
後日、帝都に連れ帰り、私が申し開きをする、その上で受けるべき罰は受けてもらう」
フレンの言葉に些か納得はしていない様子ながら、ソディアはユーリに向けていた剣を鞘に仕舞い、頭を下げて詫びた
その彼女の言葉を聞いたウィチルは何かの報告をフレンへ伝える、それを見ているとリタが暇そうな顔を浮かべる
「この連続した雨や暴風の原因はやはり魔導器のせいだと思います
季節柄、荒れやすい時期ですが船を出すたびに悪化するのは説明がつきません」
「ラゴウ執政官の屋敷内にそれらしき魔導器が運び込まれたとの証言もあります」
「じゃあこの天候はラゴウの手によるもの…」
「天候を制御できるような魔導器の話なんて聞いたことないわ
そんなもの発掘もされてないし……いえ、下町の水道魔導器に遺跡の盗掘……まさか……」
「リタ?」
「アルシアが言う様に執政官様が魔導器使って、天候を自由にしてるってわけか」
「……ええ、あくまで可能性ですが
その悪天候を理由に港を封鎖し出航する船があれば、法令違反で攻撃を受けたとか」
「それじゃトリム港に渡れねぇな……」
「執政官の悪い噂はそれだけではない、リブガロという魔物を野に放って、税金を払えない住人たちと戦わせて遊んでいるんだ
リブガロを捕まえてくれば、税金を免除すると言ってね」
「そんな、ひどい……」
「だからさっきの夫婦は…」
「入り口で会った夫婦のケガってそういうからくりなんだ、やりたい放題ね」
「そういえば子供が……」
「子供がどうかしたのかい?」
「なんでもねぇよ、色々ありすぎて疲れたし、オレらこのまま宿屋で休ませてもらうわ」
「それと……例の『探し物』の件ですが……」
「(探し物…?フレン、何かを探してるの?)」
眉を顰めるカロルの言葉にフレンが気付くがユーリがやんわりとその場を去った為にこの後の話は出来ず終い
一番最後に部屋を出る事になったアルシアはフレンに耳打ちするソディアの言葉に疑問符を浮かべたが、そこまでしか聞けなかった
「これからどうする?」
「わたし、ラゴウ執政官に会いに行ってきます」
「え?ボクらなんか行っても門前払いだよ、いくらエステルが貴族の人でも無駄だって」
「とは言っても港が閉鎖されてちゃ、トリム港に渡れねぇしな」
「トリム港に用事があるんだし…一か八かで行ってみない?」
「ああ、デデッキってコソ泥も隻眼の大男も海の向こうにいやがんだ」
「うだうだ考えないで行けばいいじゃない」
「話のわかる相手じゃねぇなら、別の方法考えればいいんだしな」
「なるべく穏便に行きたいなぁ…」
「ではラゴウ執政官の屋敷に向かいましょう」
暴虐トリアイナを破壊せよ
(ラゴウがデデッキとかを操ってるのかな?)
(その可能性も有り得るよな)
(だよね…リタ、サイコロどう?)
(もうちょっと!あー!)
(…ねえいい加減ユーリもアルシアもリタ止めない?)
(言って辞める様な奴じゃないだろ)