chapter:9 暴虐トリアイナを破壊せよ
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カプワ・ノール港に着いたアルシア達だが港に踏み入れた直後、その天候はがらりと変わり、雨が降り出す
何だか変な天気だと思っているとカロルの提案により、宿を探す事に、だがその場を動かないエステルに足が止まる
「エステルどうした?」
「あ、その、港街というのはもっと活気のある場所だと思っていました……」
「そうだね…帝都でお店開いてる様な感じで元気があると思ったけど、そういうのがないね…」
「確かに、想像してたのと全然違うな……」
「でもあんた達の探してる魔核ドロボウがいそうな感じよ」
「デデッキってやつが向かったのはトリム港の方だぞ」
「どっちも似たようなもんでしょ」
「そのトリム港とここは反対位置にあるから、いる事も有り得そうだけど…」
「そんなことないよ、ノール港が厄介なだけだよ」
「え?」
「どういうことです?」
この街に活気がない事をさも当然の様に言うカロルが疑問符を浮かべるエステルとアルシアに説明しようとすると横やりが入った
声の方角を見ると破落戸の悪そうな男達に夫婦らしき男女が頭を下げている、何かを話していた様だが男達の言葉に夫婦達は絶望した様に頭を更に垂らした
「なに、あの野蛮人」
「カロル、今のがノール港の厄介の種か?」
「うん、このカプワ・ノールは帝国の威光がものすごく強いんだ
特に最近来た執政官は帝国でも結構な地位らしくて、やりたい放題だって聞いたよ」
「帝国からは何も言われたりしないのかな…」
「その部位の役人が横暴な真似をしても、誰も文句が言えないってことね」
「…………」
「……」
「そんな……」
「!ユーリ?」
カロルの話に加えてのリタの解説にアルシアは眉を潜ませ、フと隣にいたユーリを気にかけた、彼は堕落した騎士団、帝国に失望している、この話を聞いて何を思っているのかと
だが彼は自分達から離れると頭を下げていた夫婦達に近寄っていく
「もうやめて、ティグル!その怪我では……今度こそあなたが死んじゃう!」
「だからって俺が行かないとうちの子はどうなるんだ、ケラス!」
夫の方ティグルは妻のケラスの説得を振りほどき、傷だらけの体で何処かへ走り出そうとする
だがその足はユーリの足によって引っ掛けられ、転倒した
「痛ッ……あんた、何すんだ!」
「あ、悪ぃ、引っ掛かっちまった」
「もう!ユーリ!……ごめんなさい。今、治しますから」
「あ、あの……私たち、払える治療費が……」
「その前に言うことあんだろ」
「え……?」
「全く、金と一緒に常識までしぼり取られてんのか」
「お金よりも大切なものがあるでしょ?」
「……ご、ごめんなさい、ありがとうございます」
ユーリが転倒させてしまったティグルにエステルが治癒術を使い、暖かな光が彼を包むと傷はたちまちに癒えるが金銭の心配を発する
他の常識を鈍らせてしまっているケラスにユーリとアルシアが叱咤し、感謝の言葉を言ってくれた、そんな時視界の端が動いた
「…………」
「リタの言った事当たったね」
「ああ、行くぞアルシア」
「え、皆に言わないでいいの?」
「あんまり大人数だと気付かれんだろ?」
「…そうだね」
視界の端で動いたのはハルルでも見たあの赤目の男達、その姿を認識したユーリは鋭い目へ切り替え、アルシアと共に路地裏へ
路地裏へ入ると背後に赤目の男達が何処からともなく現れる、言葉もなくお互いに目配せし、武器を構えると同時に男達は襲いかかって来た
何だか変な天気だと思っているとカロルの提案により、宿を探す事に、だがその場を動かないエステルに足が止まる
「エステルどうした?」
「あ、その、港街というのはもっと活気のある場所だと思っていました……」
「そうだね…帝都でお店開いてる様な感じで元気があると思ったけど、そういうのがないね…」
「確かに、想像してたのと全然違うな……」
「でもあんた達の探してる魔核ドロボウがいそうな感じよ」
「デデッキってやつが向かったのはトリム港の方だぞ」
「どっちも似たようなもんでしょ」
「そのトリム港とここは反対位置にあるから、いる事も有り得そうだけど…」
「そんなことないよ、ノール港が厄介なだけだよ」
「え?」
「どういうことです?」
この街に活気がない事をさも当然の様に言うカロルが疑問符を浮かべるエステルとアルシアに説明しようとすると横やりが入った
声の方角を見ると破落戸の悪そうな男達に夫婦らしき男女が頭を下げている、何かを話していた様だが男達の言葉に夫婦達は絶望した様に頭を更に垂らした
「なに、あの野蛮人」
「カロル、今のがノール港の厄介の種か?」
「うん、このカプワ・ノールは帝国の威光がものすごく強いんだ
特に最近来た執政官は帝国でも結構な地位らしくて、やりたい放題だって聞いたよ」
「帝国からは何も言われたりしないのかな…」
「その部位の役人が横暴な真似をしても、誰も文句が言えないってことね」
「…………」
「……」
「そんな……」
「!ユーリ?」
カロルの話に加えてのリタの解説にアルシアは眉を潜ませ、フと隣にいたユーリを気にかけた、彼は堕落した騎士団、帝国に失望している、この話を聞いて何を思っているのかと
だが彼は自分達から離れると頭を下げていた夫婦達に近寄っていく
「もうやめて、ティグル!その怪我では……今度こそあなたが死んじゃう!」
「だからって俺が行かないとうちの子はどうなるんだ、ケラス!」
夫の方ティグルは妻のケラスの説得を振りほどき、傷だらけの体で何処かへ走り出そうとする
だがその足はユーリの足によって引っ掛けられ、転倒した
「痛ッ……あんた、何すんだ!」
「あ、悪ぃ、引っ掛かっちまった」
「もう!ユーリ!……ごめんなさい。今、治しますから」
「あ、あの……私たち、払える治療費が……」
「その前に言うことあんだろ」
「え……?」
「全く、金と一緒に常識までしぼり取られてんのか」
「お金よりも大切なものがあるでしょ?」
「……ご、ごめんなさい、ありがとうございます」
ユーリが転倒させてしまったティグルにエステルが治癒術を使い、暖かな光が彼を包むと傷はたちまちに癒えるが金銭の心配を発する
他の常識を鈍らせてしまっているケラスにユーリとアルシアが叱咤し、感謝の言葉を言ってくれた、そんな時視界の端が動いた
「…………」
「リタの言った事当たったね」
「ああ、行くぞアルシア」
「え、皆に言わないでいいの?」
「あんまり大人数だと気付かれんだろ?」
「…そうだね」
視界の端で動いたのはハルルでも見たあの赤目の男達、その姿を認識したユーリは鋭い目へ切り替え、アルシアと共に路地裏へ
路地裏へ入ると背後に赤目の男達が何処からともなく現れる、言葉もなくお互いに目配せし、武器を構えると同時に男達は襲いかかって来た