chapter:8 微妙な距離と確かな背
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「ええいっ情けない!」
「ちょ、リタ……」
「今回はちょっとしつこいみたいだし…私も行くよ?ライトニング!」
「!オイオイ、アルシアもかよ」
「戻らないって言ってんだから、さっさと消えなさいよ!」
「しつこい男の人は一生独身になるかもだから、気をつけてね?」
「相変わらずキレたら恐ぇな、アルシア」
「アルシア!ユーリ!あの人たち!」
「赤目の…まだいたんだね」
「やっぱりオレらも狙われてんだな」
全員に叩きのめされたにも関わらず、立ち上がろうとするデコとボコにルブランにリタのファイアーボールとアルシアのライトニングが炸裂
赤目の連中にこの騎士の三人の出現に穏やかになれる筈もなく、アルシア達はカロルに言われたエフミドの丘へ、だが…
「ほら、さっさと行く」
「でも、わたし……」
「私はさっき言ったでしょう?エステルが決めた事をして良いんだって」
「そうよ、本当にしたいのはどっち?旅を続けるのか、帰るのか」
「……今は旅を続けます」
「賢明な選択ね、あの手の大人は懇願したって分かってくれないのよ」
「さて、じゃあ行こう!」
「ちょっと!手を引っ張らないでよ…っ」
「ふふ、リタ顔真っ赤です」
「うるさい!」
アルシアはリタとエステルの手を引き、以前の様に慌ただしくハルルの街を抜け出す、そのままの足で向かった先はノール港へ向かう道中のエフミドの丘
だが可笑しな事に以前まであったとされる結界がなくなっている様だ、ナンという存在の話を聞き反らす様にカロルは情報を集めに行ってくると何処かへ行ってしまった、その後をリタも追う
「ったく自分勝手な連中だな、迷子になっても知らねえぞ」
「ふふっ行動力が溢れてて良いんじゃない?」
「わたしたちも行きましょう、…あのアルシア」
「ん?なぁに?エステル」
「ハルルではわたしの背を押してくれてありがとうございました、きっとアルシアの言葉がなかったらあのまま流されました」
「エステルはエステルの意志があるんだから、もっと私にも頼ってね?」
「いいえ、今でもアルシアには甘えてます、わたしの初めてのお友達ですもの」
「それは嬉しいかな?」
「お二人さん、仲睦まじいの良いがオレを忘れてねぇか?」
「はい!ユーリにアルシアとわたしの仲良しさをアピールしてるんです!」
「えっ?」
ぎゅっと自分の腕に抱き着いて来たエステルの言葉にアルシアは驚いた様に目を見開く、どことなく不機嫌な顔を浮かべるユーリと逆に笑顔のエステルの間に火花
そんな三人を知らずにカロルが現れる、リタは目の前で何故か壊れている魔導器を見つめている
「三人とも聞いて!それが一瞬だったらしいよ!槍でガツン!魔導器ドカンで!空にビューって飛んで行ってね!」
「……誰が何をどうしたって?」
「カロル、深呼吸してもう一回お願いします」
「竜に乗ったやつが!結界魔導器を槍で!壊して飛び去ったんだってさ!」
「人が竜に乗ってか?んなバカな」
「そんな話、初めて聞きました」
「というより竜ってまだこの世界に生きてたんだね!」
「アルシア、何か要点が違うぞ」
「ボクだってそうだけど、見た人がたくさんいるんだよ、『竜使い』が出たって」
「竜使い……ねえ、まだまだ世界は広いな」
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