chapter:5 気紛れ猫の案内
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「そりゃ帝都の下町の魔導器の魔核を盗んだからだ」
「いきなり何?あたしがドロボウってこと?あんた、常識って言葉知ってる?」
「まあ人並みには」
「勝手に家に上がり込んで、人をドロボウ呼ばわりした挙句、剣突きつけるのが人並みの常識!?」
「ちょっと二人とも落ち着きなさい!家に勝手に上がりこんだのはこっちに非がある
それは認めるから最初は会話から始めよう!ユーリもそれで良いね?私達、貴女に用があるの」
「な、なによあんた」
「良いねって聞きながら、剣を散らつかせるの止めようぜアルシア…」
「で、あんたらなに?」
これ以上興奮され、再び魔術を放たれたら堪ったものではないと思ったアルシアは間髪入れずにユーリとモルディオの制止にかかった
事情としてはユーリと自分が帝都から魔核ドロボウを追ってアスピオに来た、そしてそのドロボウの背格好が彼女に合致し、名前も一緒だと
「ふ~ん、確かにあたしはモルディオよ、リタ・モルディオ」
「で、実際のところどうなんだ?」
「私はその場に合わせてないから分からないけど…」
「だからそんなの知ら…………あ、その手があるか、ついて来て」
「はあ?お前意味わかんねえって、まだ話が……」
「良いから来て、シャイコス遺跡に盗賊団が現れたって話、折角思い出したんだから」
「盗賊団?じゃあそれが本当の魔核ドロボウ?」
「それ、本当の話かよ」
「協力要請に来た騎士から聞いた話よ、間違いないでしょ」
「その騎士ってフレンのことでしょうか?」
「……だな、あいつフラれたんだ」
「そういえば、外にいた人も遺跡荒らしがどうとか言ってたよね?」
「リタに着いて行く価値は十分にあると思うけど…」
「相談終った?じゃ行こう」
リタと名乗る少女の元へフレンが来た事を知り、彼女に着いて行けば彼に会う可能性もあると判断した
相談するアルシア達の元へマントを脱いだリタが現れ、自分の言葉の回答を催促される
「とか言って、出し抜いて逃げるなよ」
「来るのが嫌なら、ここに警備呼ぶ?困るのはあたしじゃないし」
「行ってみませんか?フレンもいるみたいですし」
「捕まる、逃げる、ついてくる、ど~すんのかさっさと決めてくれない?」
「それじゃあ一緒に行くよ、案内して?」
「シャイコス遺跡は街を出て、更に東よ」
気紛れ猫の案内
(ユーリ、今回は焦り過ぎだよ)
(アルシア、お前フレンっぽいぞ)
(フレンだってこの事知ったらお説教余裕だよ…
今はまだ黒か白か分からないけど、遺跡に急ごう)