ほしあかり
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「バカなぁ!サテライトの屑がシンクロ召喚だと?!
だが…俺の《モンタージュ・ドラゴン》の攻撃力には及ばない!」
「spスペル発動!『sp-ヴィジョン・ウィンド』!」
「spスペル?!あの野郎…ダイレクトアタックでスピード削ったのに、舐めた真似を!」
「このカードは自分の墓地に存在するレベル2以下のモンスターを特殊召喚できる」
場に発生した竜巻から飛び出してきたのは最初のターンで召喚されたスピードウォリアー
特殊召喚されたスピードウォリアーの攻撃力を加えたジャンクウォリアーでワッパードラゴンを攻撃、一気に牛尾のライフを初期の4000から半分まで削る事へ成功
だがワッパードラゴンがジャンクウォリアーに装備され、その攻撃力分、ジャンクウォリアーの攻撃力が下がってしまう
「これで終わりだ!所詮、お前らは権力に逆らえないんだよ!」
「その効果、使わせてもらう」
「なに?」
罠カード『イクイップ・シュート』、その効果でジャンクウォリアーは自分を拘束していたワッパードラゴンを引き剥がした
引き剥がしたワッパードラゴンをモンタージュドラゴンへ投げつけ、今度はモンタージュドラゴンにワッパードラゴンが装備し直され、その攻撃力が下がる
そしてイクイップシュートの効果対象になったモンタージュドラゴンとジャンクウォリアーは強制戦闘
攻撃力を下げられたモンタージュドラゴンをどうにかする方法はなくジャンクウォリアーの攻撃が通った事で牛尾のライフは遊星よりも先に尽きた
「信じられん…!屑共にこの俺が負けるなどと…っ」
「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある
屑の一言でカードを否定するアンタに決闘者の名を名乗る資格はない」
今まで甘んじて受けてきた侮辱の言葉からなる怒りを牛尾へと言い放ち、遊星はその場を走り去る。あの男は何よりも自分に誇りがある、なら約束は守るだろう
走っていたDホイールを止めると遊星は華月に手を貸し、肩を並べて海の向こうへと存在するネオ童実野シティ―そこにキングとして君臨するジャックを見据えた
「待っていろよ、ジャック…」
「遊星なら行けるよ、ジャックの所に」
今までの決闘で遊星を信じ抜いた様にその言葉にも彼へ向けた純粋な全幅の信頼で作られていた
ジャックとの決着がついた時には無事に帰って来て欲しいという願いは言葉にせず、胸に仕舞いこんだ華月へ遊星が振り向く
「その時は華月、お前も一緒だ」
「え…?私、足手まといにしかならないよ」
「そう思っているのはお前だけだ」
決闘は遊星程に強くなくて、体だって幼い頃から弱くて倒れてばかりの自分を華月はずっと卑下し自己評価も最低にしてきている
だが華月が宿す本当の強さを遊星はずっと見てきた、自分や仲間を一瞬でも疑う事無く信じ抜くという強さが彼女にはある。だから一緒にいて欲しかった
「一緒に行こう、華月」
「…うんっ」
遊星からの誘いに華月は嬉しそうに微笑んで返してくれて遊星は安堵した。その笑顔が遊星はずっと好きで、守ってやりたいと思った
だからこそ怖くもあった。その笑顔がシティで華月が探し、逆に華月を探す家族に見つかる事で離れていく事が柄にもなく胸を不安で締め付けた
―本当のお前の家族が見つかってもどうか、傍にいてくれ
その願いの言葉だけはどうしても遊星は口に出来なかった
翳ろうとも今一度、星は流れる
(始まりの地から見た空は)
(まだ暗く、先を見せず)
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