chapter:41 楔はただ、そこで沈黙を守るのみ
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「凛々の明星」の再出発を終え、ジュディスの件で受ける事になった罰ーミョルゾの事を知っているとされるクリティア族を探す事になったアルシア達
街の人々が集まる中央広場でただ一人雰囲気が違う者をジュディスが逸早く見つけるとクリティア族の彼の方に歩み寄る、お互いに挨拶を済ませ、名前を交換、男性の名前はトートと名乗った
「あなた、ミョルゾについて何か知っていることはない?私たち、ミョルゾへ行きたいの
ミョルゾがどこにあるのか……そしてどうすればそこへ辿り着けるのか、ね」
「辿り着いても何もありゃしない、それなのに何しに行くつもりなのさ」
「あら、クリティア族が同胞の街に興味を持ったってのは行く理由にならない?」
「理由にならなくもない、でも私は知らないんだな、これが」
「あなたの名前を聞いたことがあるわ、トート。人間の世界に残るクリティア族をミョルゾへいざなう導き手
人間……彼らと一緒だから教えてくれないの?」
ジュディスからの素朴な問いかけにクリティア族以外にはミョルゾへの道を教えない事が彼、導き手の掟だと告げ、自身が導き手でありミョルゾへの道を知っている事を肯定した
だが今は種族同士で壁を作り合っている場合ではない、それを知っているジュディスは人間やクリティア族で物事を判断するのではなく信用出来るか否かだと諭す
同胞であるジュディスに信用に足ると言わせたアルシア達へと再び彼は問う、何故ミョルゾを求めるのかと、それは彼らの真意を確かめるかの様な言葉
「世界が色々とマズイ方向に向かってる、魔導器のせいでな
過去に何があったか、どうすれば止められるか、それを知るために行く。クリティアを含む、すべての人のため……ってところでどうだ?」
「……いいだろう、そこであんたたちが答えを見つけられるかどうか保証はできないが教えよう、まずミョルゾへ行くためにはその道標となる鐘が必要だ」
「鐘?」
「そう、ヒピオニア大陸の南の洞窟に隠されている」
「ヒピオニア大陸って言っても……広いよね?」
「その洞窟に目印とかないのかな?」
「洞窟は赤い花の咲く岸辺にある、それを目印にすればたどり着けるよ
それからその洞窟の奥にある扉は我らクリティアにしか開くことができないから」
「どういうこと……?」
「大丈夫よ、そこはわたしがなんとかするわ」
「それで?その鐘をどうすればいいんだ?」
「まぁ焦らないでくれ、人間はせっかちでいけないな。鐘を手に入れたらエゴソーの森へ行くんだ」
カロルにも聞き覚えがあるらしいその森はジュディスが言うにはクリティア族にとって神聖なる場所、彼女は予測していたのかそこがミョルゾへ続く扉である事に納得していた
その森で鐘を使えば、ミョルゾへ続く扉が開くと言うのだがその前に問題を一つクリアしなくてはいけない事を告げられた
「今、エゴソーの森は謎の集団によって踏み荒らされてる
連中は大勢で乗り込んだ上に妙な魔導器まで持ち込んでる。目的がなんなのか分からないけどとても気がかりだよ」
「ミョルゾへ行きたいなら、その連中をなんとかしろってことか」
「そういうこと、私たちの聖地をそっとしておいてもらいたいんだ」
「なるほど、つまり鐘を手に入れて、その聖地ってところで謎の集団ぶっ飛ばして鐘を鳴らせば扉は開くってことなんだな」
「そういうことだね」
「ミョルゾへの道を教えて貰った恩、その集団を倒して静かにする事で返させてもらうよ」
「わかったわ……ありがとう」
「あなたの前途に幸多からんことを」
お互いが歩む道に幸運がある事を祈り、アルシア達はエステル達が待つリタの住居である小屋へと戻る
人探しを終え、有力な情報を手に入れてきた彼女達をまず出迎えたのはエステルの一言だった
「何かわかりました?」
「エゴソーの森ってところに手がかりがあるみたいだぜ」
「ここから南の大陸ヒピオニアの西の方だったと思うよ」
「その森にミョルゾってのがあるの?」
「扉があるのよ」
「はぁ?扉?何それ?」
話が大雑把すぎるのかリタは会話の中から情報を汲めずに訝しげな表情を浮かべ、そんな彼女に扉とはミョルゾに通じる扉だと告げる
「……その扉を開ける鐘がヒピオニア大陸の赤い花が咲く岸辺の洞窟に隠されてるんだって」
「とりあえず行ってみた方が早い」
「その前に……休ませて……」
「一休みしてから出発かしら?」
「カロル、頑張ったもんね。リタ、少しだけ部屋借りても良いかな?」
「だってさ」
「しょうがないなぁ」
足を棒にまでしてまで人探しを行ったカロルは限界だったのだろう、その場に座り込んでしまい疲労の表情を浮かべてしまった、これには流石のリタも鞭は打てない
探索の前に休息を取る事が決まったものの今まで会話に参加せずに床に座り込んだままのパティがおもむろに立ち上がる、どうやらまだ元気が有り余っている様だ
「それじゃあ、その間にうちはお宝の手がかりがないか街を散策するのじゃあ」
「おいおい、休んどいた方が……って行っちまったよ……」
「とにかく一休みしたら、そのヒピオニア大陸の洞窟ってやつ探してみようぜ」
「あ、じゃあリタ、皆にお茶煎れていいかな?」
「良いけど…アルシア疲れてないの?ゆっくりしてて良いわよ」
「大丈夫!」
「オレも手伝うわ」
「ありがとう、ユーリ」
「わたしも何か手伝います!」
疲労の表情を見せる皆の為にと立ち上がったアルシアとそれを手伝うユーリに負けないとばかりに声をあげたエステルに彼女はまたありがとうと笑顔を浮かべた
その後帰ってこないパティを迎えに小屋を出ると彼女は中央広場で立ち尽くしていた、目的の『麗しの星』の手がかりは見つからなかったと言う
この街は魔導器の研究所なので当たり前と言えば当たり前の結果である
街の人々が集まる中央広場でただ一人雰囲気が違う者をジュディスが逸早く見つけるとクリティア族の彼の方に歩み寄る、お互いに挨拶を済ませ、名前を交換、男性の名前はトートと名乗った
「あなた、ミョルゾについて何か知っていることはない?私たち、ミョルゾへ行きたいの
ミョルゾがどこにあるのか……そしてどうすればそこへ辿り着けるのか、ね」
「辿り着いても何もありゃしない、それなのに何しに行くつもりなのさ」
「あら、クリティア族が同胞の街に興味を持ったってのは行く理由にならない?」
「理由にならなくもない、でも私は知らないんだな、これが」
「あなたの名前を聞いたことがあるわ、トート。人間の世界に残るクリティア族をミョルゾへいざなう導き手
人間……彼らと一緒だから教えてくれないの?」
ジュディスからの素朴な問いかけにクリティア族以外にはミョルゾへの道を教えない事が彼、導き手の掟だと告げ、自身が導き手でありミョルゾへの道を知っている事を肯定した
だが今は種族同士で壁を作り合っている場合ではない、それを知っているジュディスは人間やクリティア族で物事を判断するのではなく信用出来るか否かだと諭す
同胞であるジュディスに信用に足ると言わせたアルシア達へと再び彼は問う、何故ミョルゾを求めるのかと、それは彼らの真意を確かめるかの様な言葉
「世界が色々とマズイ方向に向かってる、魔導器のせいでな
過去に何があったか、どうすれば止められるか、それを知るために行く。クリティアを含む、すべての人のため……ってところでどうだ?」
「……いいだろう、そこであんたたちが答えを見つけられるかどうか保証はできないが教えよう、まずミョルゾへ行くためにはその道標となる鐘が必要だ」
「鐘?」
「そう、ヒピオニア大陸の南の洞窟に隠されている」
「ヒピオニア大陸って言っても……広いよね?」
「その洞窟に目印とかないのかな?」
「洞窟は赤い花の咲く岸辺にある、それを目印にすればたどり着けるよ
それからその洞窟の奥にある扉は我らクリティアにしか開くことができないから」
「どういうこと……?」
「大丈夫よ、そこはわたしがなんとかするわ」
「それで?その鐘をどうすればいいんだ?」
「まぁ焦らないでくれ、人間はせっかちでいけないな。鐘を手に入れたらエゴソーの森へ行くんだ」
カロルにも聞き覚えがあるらしいその森はジュディスが言うにはクリティア族にとって神聖なる場所、彼女は予測していたのかそこがミョルゾへ続く扉である事に納得していた
その森で鐘を使えば、ミョルゾへ続く扉が開くと言うのだがその前に問題を一つクリアしなくてはいけない事を告げられた
「今、エゴソーの森は謎の集団によって踏み荒らされてる
連中は大勢で乗り込んだ上に妙な魔導器まで持ち込んでる。目的がなんなのか分からないけどとても気がかりだよ」
「ミョルゾへ行きたいなら、その連中をなんとかしろってことか」
「そういうこと、私たちの聖地をそっとしておいてもらいたいんだ」
「なるほど、つまり鐘を手に入れて、その聖地ってところで謎の集団ぶっ飛ばして鐘を鳴らせば扉は開くってことなんだな」
「そういうことだね」
「ミョルゾへの道を教えて貰った恩、その集団を倒して静かにする事で返させてもらうよ」
「わかったわ……ありがとう」
「あなたの前途に幸多からんことを」
お互いが歩む道に幸運がある事を祈り、アルシア達はエステル達が待つリタの住居である小屋へと戻る
人探しを終え、有力な情報を手に入れてきた彼女達をまず出迎えたのはエステルの一言だった
「何かわかりました?」
「エゴソーの森ってところに手がかりがあるみたいだぜ」
「ここから南の大陸ヒピオニアの西の方だったと思うよ」
「その森にミョルゾってのがあるの?」
「扉があるのよ」
「はぁ?扉?何それ?」
話が大雑把すぎるのかリタは会話の中から情報を汲めずに訝しげな表情を浮かべ、そんな彼女に扉とはミョルゾに通じる扉だと告げる
「……その扉を開ける鐘がヒピオニア大陸の赤い花が咲く岸辺の洞窟に隠されてるんだって」
「とりあえず行ってみた方が早い」
「その前に……休ませて……」
「一休みしてから出発かしら?」
「カロル、頑張ったもんね。リタ、少しだけ部屋借りても良いかな?」
「だってさ」
「しょうがないなぁ」
足を棒にまでしてまで人探しを行ったカロルは限界だったのだろう、その場に座り込んでしまい疲労の表情を浮かべてしまった、これには流石のリタも鞭は打てない
探索の前に休息を取る事が決まったものの今まで会話に参加せずに床に座り込んだままのパティがおもむろに立ち上がる、どうやらまだ元気が有り余っている様だ
「それじゃあ、その間にうちはお宝の手がかりがないか街を散策するのじゃあ」
「おいおい、休んどいた方が……って行っちまったよ……」
「とにかく一休みしたら、そのヒピオニア大陸の洞窟ってやつ探してみようぜ」
「あ、じゃあリタ、皆にお茶煎れていいかな?」
「良いけど…アルシア疲れてないの?ゆっくりしてて良いわよ」
「大丈夫!」
「オレも手伝うわ」
「ありがとう、ユーリ」
「わたしも何か手伝います!」
疲労の表情を見せる皆の為にと立ち上がったアルシアとそれを手伝うユーリに負けないとばかりに声をあげたエステルに彼女はまたありがとうと笑顔を浮かべた
その後帰ってこないパティを迎えに小屋を出ると彼女は中央広場で立ち尽くしていた、目的の『麗しの星』の手がかりは見つからなかったと言う
この街は魔導器の研究所なので当たり前と言えば当たり前の結果である