chapter:39 星座の様に一つとして欠けられない
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それが私の答えだと言って笑顔を浮かべるアルシアの答えに今度はレイヴンが言葉を失う番だった
まだ成人もしていない少女の答えはあまりにも…大人が考えつく様なそれとは違ったから、この少女は涙に明け暮れず、そこで立ち止まるという選択を取らなかった
「…おじ様?」
「!あ、嫌…本当にアルシアちゃんは強いなぁと思ってね、そこに惚れちゃうわ、おっさん」
「も、もうっからかわないでってば!」
「え~おっさん、本気なのにぃ」
ぶーと口を尖らせるレイヴンに再び苦笑を浮かべたが流石のアルシアも疲れが溜まっていたのと翌日の為にも早めの就寝を取る事にしたのだった
気がつけば、あっという間の翌日、船へと出るとそこにはもうジュディス以外の仲間達が集まっていた
「ユーリ、皆、おはよ!」
「ああ良く寝てたな。アルシア」
「みたいだね、自分でもビックリしちゃった」
「きれいな朝……でも今こうしている間にもエアルは乱れ、世界は蝕まれているかもしれないんですね」
「……」
エアルが乱れ、世界が蝕まれる要因は《ヘルメス式魔導器》、魔導器を愛するリタにとっては返答もしたくない話題なのだろう
口を噤むリタ、そして独り言として昇華されつつあるエステルの言葉を第三者が掴んだ
「そうよ」
「ジュディ姐!」
「もう大丈夫なのね、ジュディスちゃん」
目を覚ましたジュディスの顔色は倒れる寸前に比べ回復した様に見える、そんな彼女の回復に嬉しそうに言葉を放つパティとレイヴンに顔を見せるとエステルの言葉から話を発展させる
「本来エアルが多少乱れたところで世界には影響はないわ、エアルのバランスを取るために常にエアルの流れを感じているものがいるから
それがフェローやバウルたち、始祖の隸長」
「始祖の隸長がエアルの調整役……」
「長い間、始祖の隸長はエアルを調整し続けてきた、だけど近頃エアルの増加が彼らのエアル調整の力を上回ってきている」
「その原因が《ヘルメス式魔導器》か」
「だからジュディは《ヘルメス式魔導器》を壊してまわってたんだな」
その問いかけにジュディスは険しい表情を浮かべながらも確かに頷く、それが自分の役目だからと、自分を救ってくれたバウルと歩む道だと
幾ら魔導器を愛して止まないと言えども問題は世界レベル、リタは彼女の言葉に何の反論もしなかった
「最近は聖核を求めて始祖の隸長に挑む人さえいる、始祖の隸長はその役目を果たすことがより難しくなっているわ」
「「魔狩りの剣」や騎士団の事…だね」
「どいつもこいつも聖核を狙う理由は何なんだ?」
「私にはわからないわ、聖核とは始祖の隸長が体内に取り込んだエアルを長い年月をあけて凝縮し始祖の隸長が命を落としたときに結晶となって生まれるもの
私が知っているのはこれぐらい、フェローならもっと詳しいと思うけれど」
「……聖核は高密度エアルの結晶……それが本当なら、もし聖核のエネルギーをうまく引き出すことができれば凄まじいパワーを得ることができるわよ、きっと」
「そんな方法があるんです?」
「少なくともあたしは知らない」
「でもそれができるなら、欲しがる奴は沢山いそうじゃの」
「誰かが悪巧みしてるのは間違いなさそうねぇ」
「大きな力を持つ聖核は…人の世に混乱を齎す…」
アルシアの頭に思い浮かべたのはヨームゲンで自分が今呟いた言葉を告げたデューク、彼もまた聖核の本質を知っているのだろうか
始祖の隸長の役目、そしてジュディスが歩んで来た道の理由は大方判明した、それでも彼女への不満は微かに残る
「でも……どうして最初に話してくれなかったの?」
「まったくだ、話してくれればこんなややこしいことにはならなかった。ちがうか?」
「その事を知っていれば、力をあわせる事も出来た筈だよ」
「……知っても……あなたたちには無理なことがあるから」
「どういう事?」
「……あの時、私たちがヘリオードへ向かったのはバウルがエアルの乱れと収束を感じたから、エアルの乱れがあるところに《ヘルメス式魔導器》はある……
そして何故エアルが始祖の隸長、魔導器がいない場所に収束しているか知る必要があったの、でもそこにいたのは魔導器ではなく人間だった、そんなこと今までなかったのに」
話を聞く限り、ジュディスは最初からエステルとアルシアを狙いにヘリオードに現れた訳ではなかったと知ったユーリにジュディスは再び一つ頷き、言葉を続ける
まだ成人もしていない少女の答えはあまりにも…大人が考えつく様なそれとは違ったから、この少女は涙に明け暮れず、そこで立ち止まるという選択を取らなかった
「…おじ様?」
「!あ、嫌…本当にアルシアちゃんは強いなぁと思ってね、そこに惚れちゃうわ、おっさん」
「も、もうっからかわないでってば!」
「え~おっさん、本気なのにぃ」
ぶーと口を尖らせるレイヴンに再び苦笑を浮かべたが流石のアルシアも疲れが溜まっていたのと翌日の為にも早めの就寝を取る事にしたのだった
気がつけば、あっという間の翌日、船へと出るとそこにはもうジュディス以外の仲間達が集まっていた
「ユーリ、皆、おはよ!」
「ああ良く寝てたな。アルシア」
「みたいだね、自分でもビックリしちゃった」
「きれいな朝……でも今こうしている間にもエアルは乱れ、世界は蝕まれているかもしれないんですね」
「……」
エアルが乱れ、世界が蝕まれる要因は《ヘルメス式魔導器》、魔導器を愛するリタにとっては返答もしたくない話題なのだろう
口を噤むリタ、そして独り言として昇華されつつあるエステルの言葉を第三者が掴んだ
「そうよ」
「ジュディ姐!」
「もう大丈夫なのね、ジュディスちゃん」
目を覚ましたジュディスの顔色は倒れる寸前に比べ回復した様に見える、そんな彼女の回復に嬉しそうに言葉を放つパティとレイヴンに顔を見せるとエステルの言葉から話を発展させる
「本来エアルが多少乱れたところで世界には影響はないわ、エアルのバランスを取るために常にエアルの流れを感じているものがいるから
それがフェローやバウルたち、始祖の隸長」
「始祖の隸長がエアルの調整役……」
「長い間、始祖の隸長はエアルを調整し続けてきた、だけど近頃エアルの増加が彼らのエアル調整の力を上回ってきている」
「その原因が《ヘルメス式魔導器》か」
「だからジュディは《ヘルメス式魔導器》を壊してまわってたんだな」
その問いかけにジュディスは険しい表情を浮かべながらも確かに頷く、それが自分の役目だからと、自分を救ってくれたバウルと歩む道だと
幾ら魔導器を愛して止まないと言えども問題は世界レベル、リタは彼女の言葉に何の反論もしなかった
「最近は聖核を求めて始祖の隸長に挑む人さえいる、始祖の隸長はその役目を果たすことがより難しくなっているわ」
「「魔狩りの剣」や騎士団の事…だね」
「どいつもこいつも聖核を狙う理由は何なんだ?」
「私にはわからないわ、聖核とは始祖の隸長が体内に取り込んだエアルを長い年月をあけて凝縮し始祖の隸長が命を落としたときに結晶となって生まれるもの
私が知っているのはこれぐらい、フェローならもっと詳しいと思うけれど」
「……聖核は高密度エアルの結晶……それが本当なら、もし聖核のエネルギーをうまく引き出すことができれば凄まじいパワーを得ることができるわよ、きっと」
「そんな方法があるんです?」
「少なくともあたしは知らない」
「でもそれができるなら、欲しがる奴は沢山いそうじゃの」
「誰かが悪巧みしてるのは間違いなさそうねぇ」
「大きな力を持つ聖核は…人の世に混乱を齎す…」
アルシアの頭に思い浮かべたのはヨームゲンで自分が今呟いた言葉を告げたデューク、彼もまた聖核の本質を知っているのだろうか
始祖の隸長の役目、そしてジュディスが歩んで来た道の理由は大方判明した、それでも彼女への不満は微かに残る
「でも……どうして最初に話してくれなかったの?」
「まったくだ、話してくれればこんなややこしいことにはならなかった。ちがうか?」
「その事を知っていれば、力をあわせる事も出来た筈だよ」
「……知っても……あなたたちには無理なことがあるから」
「どういう事?」
「……あの時、私たちがヘリオードへ向かったのはバウルがエアルの乱れと収束を感じたから、エアルの乱れがあるところに《ヘルメス式魔導器》はある……
そして何故エアルが始祖の隸長、魔導器がいない場所に収束しているか知る必要があったの、でもそこにいたのは魔導器ではなく人間だった、そんなこと今までなかったのに」
話を聞く限り、ジュディスは最初からエステルとアルシアを狙いにヘリオードに現れた訳ではなかったと知ったユーリにジュディスは再び一つ頷き、言葉を続ける