chapter:36 誓約の上にて紅涙の反照に彼は伏す
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館内部へ入ると見上げた先で既にドンとイエガーが対峙していた
「じいさん!」
「あれが……ドン……?」
「早く行かないと!」
ダングレストでレイヴンはイエガー達「海凶の爪」はドンに手は出さないだろうと言っていたが、どうやらその勘は館までしか当たらなかった様だ
ドンがイエガーに遅れを取るとは思えないが2階へと走るアルシア達の前にゴーシュとドロワット、そして赤目の男達が立ち塞がる
「通さない」
「おっさん、「海凶の爪」は手を出さないって言ってなかったっけ?」
「仕掛けたのはドンの方よん」
「なんだと?それじゃじいさん、やっぱり……」
「何しにきやがった!バカやろうが!若いのまで連れてきやがって」
「エクセレントな演出、感謝感激、サンキューよ!」
怒声を響かせたドンとは逆にアルシア達の来訪を面白がるイエガーは止めていた刃を再び交わらせ始めてしまう
「一体どういうことなのよ!」
「ちっ!邪魔なんだよ!三散華・追蓮!ふっ!落ちろっ!」
「かかってくるのじゃ!外さん!運命はいつも優しき者の味方」
「邪悪なる魂魄、光の禊にて滅さん!グランシャリオ!っこんなに魔術を受けてるのに倒れないんですっ?きゃあ!」
パティの魔術が引き当てたのはヴァイオレイトペイン、魔法陣から吹き上がった闇が相手を一気に襲いかかり飲み込んで行く
その後を引き継ぐ様にエステルが放った魔術が相手の辺りで爆散するが相手の防御力にも目を見張るものがあり、詠唱後に防御が薄いエステルが被弾してしまった
「痛み拭う守護陣、展開せよ、ヒールストリーム!エステル、大丈夫っ?」
「はい、大丈夫です…!、!アルシア危ない!」
「っく!バカにしないでよね…!天羽、落刃っ!」
「流石アルシアだ!オレもボヤボヤしてらんねえな」
エステル同様に詠唱後の隙を狙ってくる相手の刃を間一髪で受け止め、アルシアは回し蹴りから剣技に繋げてしまう
「聖なる月光よ、零に戻す理を!閃空裂破!爆雷陣!!」
「揺蕩う闇の微笑…スプレッドゼロ!」
「いつも心はピンク色、喰らえ恋心!アリーヴェデルチ!」
アルシアの機転から繋がった剣技は相手を引き止めるには十分でその時間内に術式を構成し終わったリタとレイヴンの魔術が残った相手を全て倒し終えてしまった
今の戦闘で道を阻んでいただけのゴーシュとドロワットは戦う事もせず、階段の中腹まで昇るといつぞやの煙幕弾で姿を眩ませて消えた
「ドンは……?」
「イエガーを追って奥に!」
「今の双子が加勢に入りでもしたら…ドンが危ない!」
「追うぞ!」
階段を上った先の二階の奥に向かうにつれ、ドンにやられたであろう赤目の男達が床に伏しており、道標の様に最奥の扉に続いていた
躊躇う事なく扉の先へ足を踏み入れるとドンとイエガーが静寂の中に対峙しており、その対峙を邪魔せぬ様にゴーシュとドロワットがアルシア達の前に立ちふさがった
「まさかユーがこんな強引なプランでくるとは……」
「てめぇに生きてられると世の中ややこしくてしょうがねえんでな」
「ユー自らがユニオンの掟に反して私闘なんてすると他の5大ギルドも黙ってナッスィン」
「覚悟の上よ、だが夜が明けちまった。てめぇの力量を計り損ねてたみたいだな、時間切れだ
もうダングレストに戻らねぇとバカ共がケンカ始めちまう」
「ふ、ふん。今更ユーが戻っても衝突はさけられないでしょう」
「タダじゃあな、払う代償は用意してある」
「代償……か……」
「(一体何を…?)」
「こっちの落とし前がまだだぜ、イエガー」
館内に入ってからは窓を気にしなかったがドンの視線の先では朝日の眩い光が朝の到来を告げていた、引き際を決めていた彼は武器を降ろす
流石のイエガーも彼と自分の力の差を知っていたのか、武器を降ろした事に安堵し一瞬言葉を詰まらせた、そんな彼が告げた言葉に返答したドンの言う「代償」がアルシアは気になった
それはユーリも同じ様だったが敢えてそこを深追いせず、イエガーに視線を向けたがその相手は不適な笑みを浮かべながら後退する
「さすがに旗色悪いでーす、グッバイでーす!」
「あ、待て!」
逃がすまいとイエガーを追おうとする足はゴーシュとドロワットがいた事により、タイミングがずれ、その二人とイエガーは豪快にも割った窓から飛び降りて逃げてしまった
「ちっホント逃げ足の速い」
「まさか窓から逃げるなんて思わなかったよ…」
「おまえらは何だ、雁首そろえてこんなところまで来ちまいやがって。ん?そこのチビッこいの」
「チビッこいのではないのじゃ、パティなのじゃ」
「すまねぇな、パティか。ちょっと面ぁコッチに見せてみろ」
素直に歩み寄ってきた彼女を間近でまじまじと見つめる瞳は微かに驚きを満ち、言葉にも驚いたと呟き現したのだった
不思議そうにドンを見つめるパティを見て、ドンは彼女が追い求める人物の名を呆然と口にする
「じいさん!」
「あれが……ドン……?」
「早く行かないと!」
ダングレストでレイヴンはイエガー達「海凶の爪」はドンに手は出さないだろうと言っていたが、どうやらその勘は館までしか当たらなかった様だ
ドンがイエガーに遅れを取るとは思えないが2階へと走るアルシア達の前にゴーシュとドロワット、そして赤目の男達が立ち塞がる
「通さない」
「おっさん、「海凶の爪」は手を出さないって言ってなかったっけ?」
「仕掛けたのはドンの方よん」
「なんだと?それじゃじいさん、やっぱり……」
「何しにきやがった!バカやろうが!若いのまで連れてきやがって」
「エクセレントな演出、感謝感激、サンキューよ!」
怒声を響かせたドンとは逆にアルシア達の来訪を面白がるイエガーは止めていた刃を再び交わらせ始めてしまう
「一体どういうことなのよ!」
「ちっ!邪魔なんだよ!三散華・追蓮!ふっ!落ちろっ!」
「かかってくるのじゃ!外さん!運命はいつも優しき者の味方」
「邪悪なる魂魄、光の禊にて滅さん!グランシャリオ!っこんなに魔術を受けてるのに倒れないんですっ?きゃあ!」
パティの魔術が引き当てたのはヴァイオレイトペイン、魔法陣から吹き上がった闇が相手を一気に襲いかかり飲み込んで行く
その後を引き継ぐ様にエステルが放った魔術が相手の辺りで爆散するが相手の防御力にも目を見張るものがあり、詠唱後に防御が薄いエステルが被弾してしまった
「痛み拭う守護陣、展開せよ、ヒールストリーム!エステル、大丈夫っ?」
「はい、大丈夫です…!、!アルシア危ない!」
「っく!バカにしないでよね…!天羽、落刃っ!」
「流石アルシアだ!オレもボヤボヤしてらんねえな」
エステル同様に詠唱後の隙を狙ってくる相手の刃を間一髪で受け止め、アルシアは回し蹴りから剣技に繋げてしまう
「聖なる月光よ、零に戻す理を!閃空裂破!爆雷陣!!」
「揺蕩う闇の微笑…スプレッドゼロ!」
「いつも心はピンク色、喰らえ恋心!アリーヴェデルチ!」
アルシアの機転から繋がった剣技は相手を引き止めるには十分でその時間内に術式を構成し終わったリタとレイヴンの魔術が残った相手を全て倒し終えてしまった
今の戦闘で道を阻んでいただけのゴーシュとドロワットは戦う事もせず、階段の中腹まで昇るといつぞやの煙幕弾で姿を眩ませて消えた
「ドンは……?」
「イエガーを追って奥に!」
「今の双子が加勢に入りでもしたら…ドンが危ない!」
「追うぞ!」
階段を上った先の二階の奥に向かうにつれ、ドンにやられたであろう赤目の男達が床に伏しており、道標の様に最奥の扉に続いていた
躊躇う事なく扉の先へ足を踏み入れるとドンとイエガーが静寂の中に対峙しており、その対峙を邪魔せぬ様にゴーシュとドロワットがアルシア達の前に立ちふさがった
「まさかユーがこんな強引なプランでくるとは……」
「てめぇに生きてられると世の中ややこしくてしょうがねえんでな」
「ユー自らがユニオンの掟に反して私闘なんてすると他の5大ギルドも黙ってナッスィン」
「覚悟の上よ、だが夜が明けちまった。てめぇの力量を計り損ねてたみたいだな、時間切れだ
もうダングレストに戻らねぇとバカ共がケンカ始めちまう」
「ふ、ふん。今更ユーが戻っても衝突はさけられないでしょう」
「タダじゃあな、払う代償は用意してある」
「代償……か……」
「(一体何を…?)」
「こっちの落とし前がまだだぜ、イエガー」
館内に入ってからは窓を気にしなかったがドンの視線の先では朝日の眩い光が朝の到来を告げていた、引き際を決めていた彼は武器を降ろす
流石のイエガーも彼と自分の力の差を知っていたのか、武器を降ろした事に安堵し一瞬言葉を詰まらせた、そんな彼が告げた言葉に返答したドンの言う「代償」がアルシアは気になった
それはユーリも同じ様だったが敢えてそこを深追いせず、イエガーに視線を向けたがその相手は不適な笑みを浮かべながら後退する
「さすがに旗色悪いでーす、グッバイでーす!」
「あ、待て!」
逃がすまいとイエガーを追おうとする足はゴーシュとドロワットがいた事により、タイミングがずれ、その二人とイエガーは豪快にも割った窓から飛び降りて逃げてしまった
「ちっホント逃げ足の速い」
「まさか窓から逃げるなんて思わなかったよ…」
「おまえらは何だ、雁首そろえてこんなところまで来ちまいやがって。ん?そこのチビッこいの」
「チビッこいのではないのじゃ、パティなのじゃ」
「すまねぇな、パティか。ちょっと面ぁコッチに見せてみろ」
素直に歩み寄ってきた彼女を間近でまじまじと見つめる瞳は微かに驚きを満ち、言葉にも驚いたと呟き現したのだった
不思議そうにドンを見つめるパティを見て、ドンは彼女が追い求める人物の名を呆然と口にする