chapter:35 落ちた時計の砂へと至る道程
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フィエルティア号で助言通りにトルビキア大陸の南岸の砂浜へ上陸して早々にレイヴンはハリーを連れ、ドンの元へ顔を出す為にと行動を別に歩き出す
だがその背中にカロルが自分も行動を一緒にしていいかと問うた為に引き止められた当人は不思議そうに首を傾げた
「こりゃユニオンの問題だ、来ても話にゃ混ざれないと思うぜ?」
「あの……その話とは別に聞きたい事があって……」
「あとで聖核渡す時、みんなで聞きゃいいんじゃないの」
「みんなとは……聞けない……」
「長い話じゃないんなら行くだけ行って来いよ」
「行っておいで?カロル、私たちは宿屋で待ってるから」
「ま、ダメもとで良いんなら」
「ありがとう!行ってくるよ!」
ユーリとアルシアの後押しを受け、嬉しそうな笑顔を浮かべると今度こそレイヴンはカロルも引き連れ、行動を別つ
その場に共に残され、ふと聖核の事を思い出したエステルがその事を聞けないかと提案したがそれこそ長い話であり、今はハリーのした事の処遇が優先される為に聞けないだろう
そんな話を横目に今まで黙ったままであったパティが自分達よりも早くに街の中へ入ろうとしているのを見つけ、リタがすかさず引き止める
「ちょっとあんた、どこへ行くのよ?」
「うち、この街に来たことがあるのじゃ……たぶん……」
「また多分、ね……」
「記憶がないから曖昧なのは仕方ないよ…」
「そりゃアイフリードにもゆかりのある街だしな
じいさんについて来てたとしてもおかしくないんじゃないのか?」
「ほじゃな、ちょっと辺りに話を聞きに行ってみるのじゃ」
「私も一緒に行こうか?」
「心配してくれてありがとうなのじゃ、だが大丈夫なのじゃ」
「ノードポリカやマンタイクん時みたいにならないよう気をつけろよ」
「わかってるのじゃ」
先に宿屋に入っている事を活発に走り出す背中に伝え、三人を待つ為にも宿屋へ
未だにベリウスの一件から悩み続けているエステルは休む事を渋っていたがリタに引っ張られ、休息を得る事に
ユーリも例外なく眠っていると体が揺さぶられる感覚と聞き慣れた声により、意識を浮上させるを得ず、やはりと言うか察しの通り、自分を起こしたのは…
「寝ている所悪いけど…お願いユーリ、起きて、ユーリ…ッ」
「ん?ああ……寝ちまったか」
「寝ぼすけさん、おはよう……って時間でもないか」
「ああ……おっさん……、……カロルは?」
「ユニオン本部で別れたきりなんだけどな、戻ってないのね」
「どうしたんでしょう……」
「おっさんが戻って来たんだから、ユニオンの話はまとまったんでしょ?ドンに会ってるんじゃない?」
「それがなぁ、ハリーとノードポリカの一件聞いたら、ドン、一人で出てっちまった」
「一人で?らしくねぇな、どこに行ったんだ?」
「これは俺様のカンだが……おそらく背徳の館っつー「海凶の爪」の根城に向かったんじゃないかな」
「海凶の爪」と言えば、幾度となく自分達の前に現れたイエガーを首領とする自分達の敵とも言えるギルド
そんなギルドにドン単身踏み込んだ事に危険だと悲痛な声を上げるエステルに彼らはドンに手を出さないだろうと予測の言葉で落ち着かせるレイヴンは言葉を続ける
「それが元でユニオンと正面切ってぶつかるハメになったら、商売上がったりだろうからな」
「じゃ、ドンはなんで……」
「……っつーわけで悪いけど、今ドンはこの街にいない」
「んじゃ行くか、「海凶の爪」の根城とやらに」
「おっさんのカンを信じるの?」
「リタ、そう言ってあげなくても…」
「じいさんの相手が「海凶の爪」かもってんなら放ってもおけねぇ、手を出さないとは限らねぇ連中だしな」
「……まぁいっか、待ってるのは性に合わないし」
「でもカロルだけじゃなくてパティもまだ戻ってないんだけど…どうする?」
「パティの奴も戻ってないのか、しょうがねぇ……置いてくか」
「エステルは…どうする?今は…」
悩みを胸にしている彼女を連れ回せば、出る答えも出ないだろう、その気遣いの想いを含めたアルシアからの問いにエステルは首を横に振り、一緒に行く意志を露にした
そんな彼女にアルシアに続き、リタがすかさず気遣いにも似た言葉で彼女と問いかけた彼女をを引き止めようとする
「エステル、無理しちゃダメ。あんた、今あんまり……それにアルシアだって…」
「ありがとうリタ、でも私はもう大丈夫だよ?あの時の感情は受け止めて貰ったから、無理はしてないよ」
「いえ……だいじょうぶですから、アルシアも頑張ってるんです」
「エステル……アルシア……」
「……背徳の館がどこにあるのかわかってんの?」
「おっさんが知ってるだろ、一緒に来るよな?」
「そりゃま行くけども」
「決まりだな、じゃあカロルを拾って……」
その声を掻き消したのは多くの騒音、突然の街の様子の異変に驚きを隠せないアルシア達とは逆にレイヴンは頭を抱え、原因を知っているかの様な素振り
どうやらその声混じりの騒音が聞こえるのは自分達で入って来た入口の橋の方からの様子、そこに辿り着くと住民達の人だかりが入口を封鎖している―ただごとではないのは見て取れた
だがその背中にカロルが自分も行動を一緒にしていいかと問うた為に引き止められた当人は不思議そうに首を傾げた
「こりゃユニオンの問題だ、来ても話にゃ混ざれないと思うぜ?」
「あの……その話とは別に聞きたい事があって……」
「あとで聖核渡す時、みんなで聞きゃいいんじゃないの」
「みんなとは……聞けない……」
「長い話じゃないんなら行くだけ行って来いよ」
「行っておいで?カロル、私たちは宿屋で待ってるから」
「ま、ダメもとで良いんなら」
「ありがとう!行ってくるよ!」
ユーリとアルシアの後押しを受け、嬉しそうな笑顔を浮かべると今度こそレイヴンはカロルも引き連れ、行動を別つ
その場に共に残され、ふと聖核の事を思い出したエステルがその事を聞けないかと提案したがそれこそ長い話であり、今はハリーのした事の処遇が優先される為に聞けないだろう
そんな話を横目に今まで黙ったままであったパティが自分達よりも早くに街の中へ入ろうとしているのを見つけ、リタがすかさず引き止める
「ちょっとあんた、どこへ行くのよ?」
「うち、この街に来たことがあるのじゃ……たぶん……」
「また多分、ね……」
「記憶がないから曖昧なのは仕方ないよ…」
「そりゃアイフリードにもゆかりのある街だしな
じいさんについて来てたとしてもおかしくないんじゃないのか?」
「ほじゃな、ちょっと辺りに話を聞きに行ってみるのじゃ」
「私も一緒に行こうか?」
「心配してくれてありがとうなのじゃ、だが大丈夫なのじゃ」
「ノードポリカやマンタイクん時みたいにならないよう気をつけろよ」
「わかってるのじゃ」
先に宿屋に入っている事を活発に走り出す背中に伝え、三人を待つ為にも宿屋へ
未だにベリウスの一件から悩み続けているエステルは休む事を渋っていたがリタに引っ張られ、休息を得る事に
ユーリも例外なく眠っていると体が揺さぶられる感覚と聞き慣れた声により、意識を浮上させるを得ず、やはりと言うか察しの通り、自分を起こしたのは…
「寝ている所悪いけど…お願いユーリ、起きて、ユーリ…ッ」
「ん?ああ……寝ちまったか」
「寝ぼすけさん、おはよう……って時間でもないか」
「ああ……おっさん……、……カロルは?」
「ユニオン本部で別れたきりなんだけどな、戻ってないのね」
「どうしたんでしょう……」
「おっさんが戻って来たんだから、ユニオンの話はまとまったんでしょ?ドンに会ってるんじゃない?」
「それがなぁ、ハリーとノードポリカの一件聞いたら、ドン、一人で出てっちまった」
「一人で?らしくねぇな、どこに行ったんだ?」
「これは俺様のカンだが……おそらく背徳の館っつー「海凶の爪」の根城に向かったんじゃないかな」
「海凶の爪」と言えば、幾度となく自分達の前に現れたイエガーを首領とする自分達の敵とも言えるギルド
そんなギルドにドン単身踏み込んだ事に危険だと悲痛な声を上げるエステルに彼らはドンに手を出さないだろうと予測の言葉で落ち着かせるレイヴンは言葉を続ける
「それが元でユニオンと正面切ってぶつかるハメになったら、商売上がったりだろうからな」
「じゃ、ドンはなんで……」
「……っつーわけで悪いけど、今ドンはこの街にいない」
「んじゃ行くか、「海凶の爪」の根城とやらに」
「おっさんのカンを信じるの?」
「リタ、そう言ってあげなくても…」
「じいさんの相手が「海凶の爪」かもってんなら放ってもおけねぇ、手を出さないとは限らねぇ連中だしな」
「……まぁいっか、待ってるのは性に合わないし」
「でもカロルだけじゃなくてパティもまだ戻ってないんだけど…どうする?」
「パティの奴も戻ってないのか、しょうがねぇ……置いてくか」
「エステルは…どうする?今は…」
悩みを胸にしている彼女を連れ回せば、出る答えも出ないだろう、その気遣いの想いを含めたアルシアからの問いにエステルは首を横に振り、一緒に行く意志を露にした
そんな彼女にアルシアに続き、リタがすかさず気遣いにも似た言葉で彼女と問いかけた彼女をを引き止めようとする
「エステル、無理しちゃダメ。あんた、今あんまり……それにアルシアだって…」
「ありがとうリタ、でも私はもう大丈夫だよ?あの時の感情は受け止めて貰ったから、無理はしてないよ」
「いえ……だいじょうぶですから、アルシアも頑張ってるんです」
「エステル……アルシア……」
「……背徳の館がどこにあるのかわかってんの?」
「おっさんが知ってるだろ、一緒に来るよな?」
「そりゃま行くけども」
「決まりだな、じゃあカロルを拾って……」
その声を掻き消したのは多くの騒音、突然の街の様子の異変に驚きを隠せないアルシア達とは逆にレイヴンは頭を抱え、原因を知っているかの様な素振り
どうやらその声混じりの騒音が聞こえるのは自分達で入って来た入口の橋の方からの様子、そこに辿り着くと住民達の人だかりが入口を封鎖している―ただごとではないのは見て取れた