chapter:32 カウントダウンの猶予は後、
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マンタイクを出立し、再びカドスの喉笛へと向かうアルシア達の隣を一人の旅商人が通り過ぎる、エステルが挨拶を交わしただけかと思ったが、意外にも青年からも言葉が帰ってきた
今正に向かおうとした目的地に向かう事を問いかけられ、肯定すると何とカドスの喉笛を含めた山を越えるルートは現在騎士団に封鎖されているという
「封鎖……?なんでそんなこと……」
「事情は知りません、でもノードポリカは危険なんだとか」
「どうしましょう……新月までにノードポリカへ行かなきゃならないのに」
「どうにかならないかな?」
「と言ってもねぇ、免状を持っている私でも通してもらえなかったからなあ」
「お兄さん、「幸福の市場」の人?」
「ああ」
「免状がどうかしたのか?」
カロルが言うには「幸福の市場」は帝国から免状が発行されており、それによって国内を自由に行き来出来る筈なのだが、今回は異例で騎士団に止められてしまったのだという
騎士団に止められてしまっては仕方ないと諦めた青年はマンタイクに戻って行った、免状を持つ者でも山を越えさせて貰えないのではアルシア達も尚の事通してはくれないだろう
「うちらもマンタイクに戻って、のんびり待つか?」
「うーん、どうすっかねぇ」
「フレンが封鎖を指示しているのでしょうか?」
「どうだろうな」
「そんな話は昨日言ってなかった気がするけど…」
「どっちにしろ、ここで足止め食うわけにゃいかねぇだろ」
「新月過ぎちゃったら、どうしようもないものね」
「でも頼み込んで通してもらえる状況じゃなさそうだよ」
「騎士団だからねー…そう簡単には行かないだろうね」
「ま、実際状況見てから入り方を考えるとして……問題は中に入ってからね」
「中に入ってからってどういうことです?」
「封鎖されてるってことは容易に外には出られないって状況よね、それは想定しておいた方がいいってこと」
内部に入ってからでは道具の補充も満足に出来ない為に一度マンタイクにという案も出たが、無理をしなければ大丈夫だろうという事で向かっていた足をそのまま進める
やはり入口付近には騎士団が点在し、内部に入ろうとする者がいないかを見張っている、そしてその点在する騎士の中には見覚えのある女性、ソディアがいた
「あの人がいるって事はやっぱり…」
「フレン隊です……」
「封鎖っていうのはあれ?」
「やっぱりフレン隊がやってたんだね……でも……あの魔物は何?」
「騎士団で飼い慣らしたってとこかね」
「なんかフレンに似合わねえ部隊になってんな……まったくフレンのやつ、何やってやがんだ……」
「フレンは一体何でこんな事を命じられてやってるんだろう…」
「これだけ大掛かりな作戦なら、やっぱ人魔戦争の黒幕って話と関係あるのかもねぇ」
「この検問、どうしよっか……」
下手をすれば騎士団だけでなく、あの魔物も一緒に襲いかかってくるかもしれない、下手な手を打てずにその場に足を縫い付けられてしまっているアルシア達
その背後で何かを思いついたのであろうパティがレイヴンに何かを耳打ちしている、彼女に耳打ちされた言葉に何やら興奮しながらも乗り気の様子
「…二人とも?」
「何話してるんでしょう?」
「……おっさん、あんまり大きな声出すな……」
「ゴメンゴメン、面白いじゃない」
「おじ様?」
「こういうのはどうよ?」
不意にレイヴンは変形弓を取り出し、狙いを定めると目の前の魔物目掛け矢を引く、命中した箇所からは炎爆が起こり、今まで落ち着いていた魔物が暴れ出す
魔物が暴れ出した事で騎士達は宥める事を最優先にし、こちらの出口を見る目を疎かにし、包囲網に穴が開く
「今よ、行きましょ」
「おいおい、おっさんを置いてくなよ!」
「おじ様、早く!」
「はいはーい!」
「なんだ、貴様ら!待て!」
「ユーリ・ローウェル!アルシア・メリアーシェ!」
「ほんじゃ、がんばって~!」
騎士達の前を通り過ぎ、姿は認識された様だがそれだけに止まり、アルシア達は容易くカドスの喉笛内部に侵入する事が出来た
そして気になるのはやはりこの人の動向だろう
今正に向かおうとした目的地に向かう事を問いかけられ、肯定すると何とカドスの喉笛を含めた山を越えるルートは現在騎士団に封鎖されているという
「封鎖……?なんでそんなこと……」
「事情は知りません、でもノードポリカは危険なんだとか」
「どうしましょう……新月までにノードポリカへ行かなきゃならないのに」
「どうにかならないかな?」
「と言ってもねぇ、免状を持っている私でも通してもらえなかったからなあ」
「お兄さん、「幸福の市場」の人?」
「ああ」
「免状がどうかしたのか?」
カロルが言うには「幸福の市場」は帝国から免状が発行されており、それによって国内を自由に行き来出来る筈なのだが、今回は異例で騎士団に止められてしまったのだという
騎士団に止められてしまっては仕方ないと諦めた青年はマンタイクに戻って行った、免状を持つ者でも山を越えさせて貰えないのではアルシア達も尚の事通してはくれないだろう
「うちらもマンタイクに戻って、のんびり待つか?」
「うーん、どうすっかねぇ」
「フレンが封鎖を指示しているのでしょうか?」
「どうだろうな」
「そんな話は昨日言ってなかった気がするけど…」
「どっちにしろ、ここで足止め食うわけにゃいかねぇだろ」
「新月過ぎちゃったら、どうしようもないものね」
「でも頼み込んで通してもらえる状況じゃなさそうだよ」
「騎士団だからねー…そう簡単には行かないだろうね」
「ま、実際状況見てから入り方を考えるとして……問題は中に入ってからね」
「中に入ってからってどういうことです?」
「封鎖されてるってことは容易に外には出られないって状況よね、それは想定しておいた方がいいってこと」
内部に入ってからでは道具の補充も満足に出来ない為に一度マンタイクにという案も出たが、無理をしなければ大丈夫だろうという事で向かっていた足をそのまま進める
やはり入口付近には騎士団が点在し、内部に入ろうとする者がいないかを見張っている、そしてその点在する騎士の中には見覚えのある女性、ソディアがいた
「あの人がいるって事はやっぱり…」
「フレン隊です……」
「封鎖っていうのはあれ?」
「やっぱりフレン隊がやってたんだね……でも……あの魔物は何?」
「騎士団で飼い慣らしたってとこかね」
「なんかフレンに似合わねえ部隊になってんな……まったくフレンのやつ、何やってやがんだ……」
「フレンは一体何でこんな事を命じられてやってるんだろう…」
「これだけ大掛かりな作戦なら、やっぱ人魔戦争の黒幕って話と関係あるのかもねぇ」
「この検問、どうしよっか……」
下手をすれば騎士団だけでなく、あの魔物も一緒に襲いかかってくるかもしれない、下手な手を打てずにその場に足を縫い付けられてしまっているアルシア達
その背後で何かを思いついたのであろうパティがレイヴンに何かを耳打ちしている、彼女に耳打ちされた言葉に何やら興奮しながらも乗り気の様子
「…二人とも?」
「何話してるんでしょう?」
「……おっさん、あんまり大きな声出すな……」
「ゴメンゴメン、面白いじゃない」
「おじ様?」
「こういうのはどうよ?」
不意にレイヴンは変形弓を取り出し、狙いを定めると目の前の魔物目掛け矢を引く、命中した箇所からは炎爆が起こり、今まで落ち着いていた魔物が暴れ出す
魔物が暴れ出した事で騎士達は宥める事を最優先にし、こちらの出口を見る目を疎かにし、包囲網に穴が開く
「今よ、行きましょ」
「おいおい、おっさんを置いてくなよ!」
「おじ様、早く!」
「はいはーい!」
「なんだ、貴様ら!待て!」
「ユーリ・ローウェル!アルシア・メリアーシェ!」
「ほんじゃ、がんばって~!」
騎士達の前を通り過ぎ、姿は認識された様だがそれだけに止まり、アルシア達は容易くカドスの喉笛内部に侵入する事が出来た
そして気になるのはやはりこの人の動向だろう