chapter:30 エトランゼは当て所もなく
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先程から一人姿が見えないと思えば、レイヴンはどうやらこの街の事を聞き込みに行っている様だった、ならばこの街の事が分かるのは彼が帰ってきてからという事になる
橋梁の辺りでレイヴンの帰りを待っていると宿屋から今まで眠っていたリタとカロルが未だに些か足をふらつかせながらも起きて来た
「結界がない、変な街……」
「砂漠の巨山部は無人地帯だって聞いたことがあるんだけどな」
「あ、リタ、カロル!こっちこっち!、?エステル、その羽根…」
「さっき砂漠で襲ってきた魔物が落としていったみたいです」
「あの魔物に羽根なんてなかったけど……」
「じゃあ何の羽根?」
「フェローの羽根ね、それ」
アウトブレーカーと戦った後に空から降って来た燃える様な色をした羽根、それがフェローのものだと判明し、皆が驚き、それを発したジュディスに目が向く
何故アウトブレーカーがフェローの羽根を持っていたのかはジュディスにも分からない、様々な疑問がその場に浮かんでいる所に聞き込みから戻って来たレイヴンとラピードが戻って来た
「おかえりなさい」
「アルシアちゃんのためとはいえ…なんで俺が調べに行かなきゃなんないの」
「私が行っちゃうとあなたとアルシアたちを置いていくことになるでしょ、それは危ないもの」
「危ないって俺様が?」
「さあ、どうかしら」
「……変なの」
「それよりも危ないってどういう意味?」
「鈍感アルシアには言っても分からないと思うな」
「どういう意味?それ」
「ま、危ないおっさんでもけっこうだけど……どうやら、ここがヨームゲンって街らしいぜ、幽霊船の日記にあったアレ」
だがここで何個かの疑問が生まれる、あの幽霊船にあった日記の日付や暦は千年も前の話、千年もの間、結界がない状態で暮らして行けるものだろうか
「街の人に『澄明の刻晶』を見せて、話を聞いてみてはどう?」
「そうですね、フェローについても何か聞けるかもしれません」
「だな」
「それじゃあ皆揃ったし、行こ!」
かくして『澄明の刻晶』を住民に見て貰い、今度は皆での聞き込みを始める事に、だが道なりにいる住民に聞き込んでも大した情報収穫はなく、発展しない
ふと水辺の袂にいた女性へ話しかけようと『澄明の刻晶』を前にした所、今までと違う反応を示した
「その箱……」
「この箱について、何かご存知なんですか!?」
「その箱は……ロンチーの持っていた……それをどこで?」
「アーセルム号って船ですよ、美しい方。知ってるのかい?」
「ええ……あなた方、アーセルム号をご存知なんですか!?」
「え、ええ、偶然海で見つけて……」
「ロンチーに会いませんでしたか?」
「む、ロンチーってどちらさん?」
「あ、私の恋人の名前です。……すみません、突然で」
女性に恋人がいると聞き、意気消沈したレイヴンはカロルへと選手交代、そんな彼に呆れながらも自分達が見たのは船だけと伝えると女性は心無しか残念そうに声色を落とした
「あなたの名前を聞いてもいいかしら?」
「あ、私はユイファンと言います」
「その名前…」
「アーセルム号の日記にあった名前ですね」
「同じ名前の子孫かの?」
「あんた、『澄明の刻晶』って知ってるか?」
「魔物を退けるものらしいんだけど」
「結界を作るために必要なものだと賢人様がおっしゃっていました。ま、まさかその箱の中に?」
「はい、わたしたち届けにきたんです」
「そう、だったんですか」
エステルの手にある紅い箱、それを見て、彼女は何処からか鍵を取り出す、そう、今までどうやっても開かなかったこの箱の鍵
彼女はエステルから箱を受けとると初めて箱の中身を明らかにする、中にあったのは人の頭程の大きさの澄んだ白い結晶の塊
「うわぁ……これがもしかして『澄明の刻晶』?」
「みたいね……」
「ピカピカキラキラ、海面で輝く夜光虫よりもキレイなお宝なのじゃ」
「で、さっき言ってた賢人様って誰のことよ?」
「賢人様は砂漠の向こうからいらしたクリティア族の偉いお方です」
「クリティア族の……?」
「結界を作るってことは魔導器を作るってことよね」
「ブラス……ティ……ア?さ、さあ……」
「(魔導器を知らない…?)」
「でも今の技術じゃ、魔導器作れないでしょ?」
「それを作る奴がいるの、見たでしょ。エフミドやカルボクラムで
その賢人様とやらがあのメチャクチャな術式の魔導器作った奴じゃないでしょうね」
カロルとリタは違和感に気付かずにユイファンへ自分の内に出来た疑問をぶつける、だがアルシアは彼女に会うまでにも見た魔導器を知らない住民の違和感に首を傾げていた
『澄明の刻晶』は結界を作る為に必要だと賢人様に聞かされ、ロンチーは『澄明の刻晶』を求めて旅に出たらしい、そしてユイファンが言うには彼が旅出ってから、"まだ"三年しか経っていない
橋梁の辺りでレイヴンの帰りを待っていると宿屋から今まで眠っていたリタとカロルが未だに些か足をふらつかせながらも起きて来た
「結界がない、変な街……」
「砂漠の巨山部は無人地帯だって聞いたことがあるんだけどな」
「あ、リタ、カロル!こっちこっち!、?エステル、その羽根…」
「さっき砂漠で襲ってきた魔物が落としていったみたいです」
「あの魔物に羽根なんてなかったけど……」
「じゃあ何の羽根?」
「フェローの羽根ね、それ」
アウトブレーカーと戦った後に空から降って来た燃える様な色をした羽根、それがフェローのものだと判明し、皆が驚き、それを発したジュディスに目が向く
何故アウトブレーカーがフェローの羽根を持っていたのかはジュディスにも分からない、様々な疑問がその場に浮かんでいる所に聞き込みから戻って来たレイヴンとラピードが戻って来た
「おかえりなさい」
「アルシアちゃんのためとはいえ…なんで俺が調べに行かなきゃなんないの」
「私が行っちゃうとあなたとアルシアたちを置いていくことになるでしょ、それは危ないもの」
「危ないって俺様が?」
「さあ、どうかしら」
「……変なの」
「それよりも危ないってどういう意味?」
「鈍感アルシアには言っても分からないと思うな」
「どういう意味?それ」
「ま、危ないおっさんでもけっこうだけど……どうやら、ここがヨームゲンって街らしいぜ、幽霊船の日記にあったアレ」
だがここで何個かの疑問が生まれる、あの幽霊船にあった日記の日付や暦は千年も前の話、千年もの間、結界がない状態で暮らして行けるものだろうか
「街の人に『澄明の刻晶』を見せて、話を聞いてみてはどう?」
「そうですね、フェローについても何か聞けるかもしれません」
「だな」
「それじゃあ皆揃ったし、行こ!」
かくして『澄明の刻晶』を住民に見て貰い、今度は皆での聞き込みを始める事に、だが道なりにいる住民に聞き込んでも大した情報収穫はなく、発展しない
ふと水辺の袂にいた女性へ話しかけようと『澄明の刻晶』を前にした所、今までと違う反応を示した
「その箱……」
「この箱について、何かご存知なんですか!?」
「その箱は……ロンチーの持っていた……それをどこで?」
「アーセルム号って船ですよ、美しい方。知ってるのかい?」
「ええ……あなた方、アーセルム号をご存知なんですか!?」
「え、ええ、偶然海で見つけて……」
「ロンチーに会いませんでしたか?」
「む、ロンチーってどちらさん?」
「あ、私の恋人の名前です。……すみません、突然で」
女性に恋人がいると聞き、意気消沈したレイヴンはカロルへと選手交代、そんな彼に呆れながらも自分達が見たのは船だけと伝えると女性は心無しか残念そうに声色を落とした
「あなたの名前を聞いてもいいかしら?」
「あ、私はユイファンと言います」
「その名前…」
「アーセルム号の日記にあった名前ですね」
「同じ名前の子孫かの?」
「あんた、『澄明の刻晶』って知ってるか?」
「魔物を退けるものらしいんだけど」
「結界を作るために必要なものだと賢人様がおっしゃっていました。ま、まさかその箱の中に?」
「はい、わたしたち届けにきたんです」
「そう、だったんですか」
エステルの手にある紅い箱、それを見て、彼女は何処からか鍵を取り出す、そう、今までどうやっても開かなかったこの箱の鍵
彼女はエステルから箱を受けとると初めて箱の中身を明らかにする、中にあったのは人の頭程の大きさの澄んだ白い結晶の塊
「うわぁ……これがもしかして『澄明の刻晶』?」
「みたいね……」
「ピカピカキラキラ、海面で輝く夜光虫よりもキレイなお宝なのじゃ」
「で、さっき言ってた賢人様って誰のことよ?」
「賢人様は砂漠の向こうからいらしたクリティア族の偉いお方です」
「クリティア族の……?」
「結界を作るってことは魔導器を作るってことよね」
「ブラス……ティ……ア?さ、さあ……」
「(魔導器を知らない…?)」
「でも今の技術じゃ、魔導器作れないでしょ?」
「それを作る奴がいるの、見たでしょ。エフミドやカルボクラムで
その賢人様とやらがあのメチャクチャな術式の魔導器作った奴じゃないでしょうね」
カロルとリタは違和感に気付かずにユイファンへ自分の内に出来た疑問をぶつける、だがアルシアは彼女に会うまでにも見た魔導器を知らない住民の違和感に首を傾げていた
『澄明の刻晶』は結界を作る為に必要だと賢人様に聞かされ、ロンチーは『澄明の刻晶』を求めて旅に出たらしい、そしてユイファンが言うには彼が旅出ってから、"まだ"三年しか経っていない