chapter:29 高らかな声と凛とした背中を携え
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最年少であるカロルは直ぐに体内の水分が飛んでしまい、水を飲んでいる間に水筒を枯らしてしまった様だ、そんなカロルへと気遣い、アルシアが自分の水筒を…
としたが狙った様にユーリがその役目を奪った、彼なりのアルシアへの気遣いだったのだろう
「あ~!」
「えっど、どうしたの、カロル?」
「お?ついにひとり壊れた?」
「水っ!」
カロルが何かを見つけた様にその場所へと先程の具合はどこへやら、一目散に走り出した
その先にあるものを目を凝らして見てみるとどうやら砂漠のオアシスの様だ、そうと分かれば、リタもカロルと同じくオアシスへ駆け出す
「あ、ちょっと気をつけて、砂に足を取られたら危ないですよ!」
「なんだよ……まだ元気じゃねぇか」
「ふふ、この分じゃまだ大丈夫そうだね」
「おっさんも行くか!アルシアちゃんも早くおいでね~」
「みんなして力の出し惜しみしやがって」
「ユーリもジュディスも早く行こ!」
「ああ」
「ええ、そうね」
「アルシア、そんなに走って転けたら火傷すんぞ」
その場に残され、皆の抜け目のない様子に苦笑しているユーリとジュディスを呼び、アルシアも嬉しそうに手招きしながら走り出す
さながら湯船に浸かる様にリタやカロルはその表情を和らげ、半身や足等を冷水に浸していた
「生き返った……」
「ほんと、もうダメかと思った」
「おお、おお、これからの未来をしょって立つ若者が情けないね」
「うっさい」
「でも本当に不幸中の幸い、地獄で仏だったね、涼しいー♪」
「アルシアちゃんが嬉しいなら、おっさんも嬉しいわよ~」
「何このアルシアとあたし達との差」
「このまま進むのも危険だよね……」
「でもここで引き返したら、あの子達悲しむわね、きっと」
ここまで来る間にくまなくアルフ達の両親の姿を探したが、それらしき人影はなく、寧ろ魔物で辺りは埋め尽くされていた
このオアシスに辿り着き、体力も回復した今なら、帰る事も可能だろう、だがそれはギルドの掟に反する
「とりあえず力の続く限り、行くわよ」
「あわよくばフェローだって見つかるかもしれないですから」
「最初に聞いた声が砂漠からなら…その可能性も高いもんね」
「だな、水場も見つけたし、もうしばらくは捜索できるだろ」
「毒を食らわば、皿までってことね」
「そっか、そうだよね」
「そんなことよりアルシア、カロル、ちゃんと水筒に水入れたか?」
「私は話している間に」
「はい、汲んどいたわ、はいリタも」
「さっすがジュディス!」
「あ、ありがと……う……」
話に参加してこないと思えば、ジュディスは再び気を利かせ、いつの間にかリタとカロルの分の水を水筒に汲んでいた様だ
しかもオアシスの陰になった部分の水、最初に汲んでいた水よりも冷たいものを選んで、
「他は平気だな」
「うん」「ワン!」「はい」
「んじゃ先へ行きますか」
「皆、もう一息頑張ろうね」
「アルシアももう一息が無理な数にならない様にな?」
「分かってるって!」
水も汲み終わり、ユーリからの忠告を受け、アルシア達は再びオアシスの先の砂漠地帯へと踏み入れる
暫く歩いている先に砂漠の中にぽつんとした暗色が目立つ、しかもそれは微かに振動していた、生き物…なのだろうか
「おっ……?」
「何やってんだ、おっさん」
「いやほら、そこなんか変な生き物がいるなーって」
「ん……?なんだ!?」
「お、お化け?!で、でも昼間にお化けって出るの…?こ、こっち来たよ?!」
「うわあああっ!!」
「あ、ユーリ、危ない!って…あれ?」
こちらの声に反応したかの様に砂漠の中の暗色は動きを活発化させ、驚くカロルとアルシアの前を通り過ぎるとユーリの足を掴んだ
魔物じゃないかと身構えたアルシアだが、ユーリの足を掴んでいるソレに見覚えがあった、否あり過ぎた
「ユーリなのじゃ!」
「び、びっくりした……」
「パ、パティ、どうしてまたこんな所に…」
「そりゃオレの台詞だ、まさか砂ん中で宝探しか?」
「ご名答なのじゃ」
良くこの熱い砂の中で脱水症状、否死ななかったものだと感心するが、最初の姿を見る限りはもしや瀕死寸前だったのではないだろうか…
魔物ではない事が分かり、パティを砂の中から引き上げると彼女は宝箱を持って出て来た
としたが狙った様にユーリがその役目を奪った、彼なりのアルシアへの気遣いだったのだろう
「あ~!」
「えっど、どうしたの、カロル?」
「お?ついにひとり壊れた?」
「水っ!」
カロルが何かを見つけた様にその場所へと先程の具合はどこへやら、一目散に走り出した
その先にあるものを目を凝らして見てみるとどうやら砂漠のオアシスの様だ、そうと分かれば、リタもカロルと同じくオアシスへ駆け出す
「あ、ちょっと気をつけて、砂に足を取られたら危ないですよ!」
「なんだよ……まだ元気じゃねぇか」
「ふふ、この分じゃまだ大丈夫そうだね」
「おっさんも行くか!アルシアちゃんも早くおいでね~」
「みんなして力の出し惜しみしやがって」
「ユーリもジュディスも早く行こ!」
「ああ」
「ええ、そうね」
「アルシア、そんなに走って転けたら火傷すんぞ」
その場に残され、皆の抜け目のない様子に苦笑しているユーリとジュディスを呼び、アルシアも嬉しそうに手招きしながら走り出す
さながら湯船に浸かる様にリタやカロルはその表情を和らげ、半身や足等を冷水に浸していた
「生き返った……」
「ほんと、もうダメかと思った」
「おお、おお、これからの未来をしょって立つ若者が情けないね」
「うっさい」
「でも本当に不幸中の幸い、地獄で仏だったね、涼しいー♪」
「アルシアちゃんが嬉しいなら、おっさんも嬉しいわよ~」
「何このアルシアとあたし達との差」
「このまま進むのも危険だよね……」
「でもここで引き返したら、あの子達悲しむわね、きっと」
ここまで来る間にくまなくアルフ達の両親の姿を探したが、それらしき人影はなく、寧ろ魔物で辺りは埋め尽くされていた
このオアシスに辿り着き、体力も回復した今なら、帰る事も可能だろう、だがそれはギルドの掟に反する
「とりあえず力の続く限り、行くわよ」
「あわよくばフェローだって見つかるかもしれないですから」
「最初に聞いた声が砂漠からなら…その可能性も高いもんね」
「だな、水場も見つけたし、もうしばらくは捜索できるだろ」
「毒を食らわば、皿までってことね」
「そっか、そうだよね」
「そんなことよりアルシア、カロル、ちゃんと水筒に水入れたか?」
「私は話している間に」
「はい、汲んどいたわ、はいリタも」
「さっすがジュディス!」
「あ、ありがと……う……」
話に参加してこないと思えば、ジュディスは再び気を利かせ、いつの間にかリタとカロルの分の水を水筒に汲んでいた様だ
しかもオアシスの陰になった部分の水、最初に汲んでいた水よりも冷たいものを選んで、
「他は平気だな」
「うん」「ワン!」「はい」
「んじゃ先へ行きますか」
「皆、もう一息頑張ろうね」
「アルシアももう一息が無理な数にならない様にな?」
「分かってるって!」
水も汲み終わり、ユーリからの忠告を受け、アルシア達は再びオアシスの先の砂漠地帯へと踏み入れる
暫く歩いている先に砂漠の中にぽつんとした暗色が目立つ、しかもそれは微かに振動していた、生き物…なのだろうか
「おっ……?」
「何やってんだ、おっさん」
「いやほら、そこなんか変な生き物がいるなーって」
「ん……?なんだ!?」
「お、お化け?!で、でも昼間にお化けって出るの…?こ、こっち来たよ?!」
「うわあああっ!!」
「あ、ユーリ、危ない!って…あれ?」
こちらの声に反応したかの様に砂漠の中の暗色は動きを活発化させ、驚くカロルとアルシアの前を通り過ぎるとユーリの足を掴んだ
魔物じゃないかと身構えたアルシアだが、ユーリの足を掴んでいるソレに見覚えがあった、否あり過ぎた
「ユーリなのじゃ!」
「び、びっくりした……」
「パ、パティ、どうしてまたこんな所に…」
「そりゃオレの台詞だ、まさか砂ん中で宝探しか?」
「ご名答なのじゃ」
良くこの熱い砂の中で脱水症状、否死ななかったものだと感心するが、最初の姿を見る限りはもしや瀕死寸前だったのではないだろうか…
魔物ではない事が分かり、パティを砂の中から引き上げると彼女は宝箱を持って出て来た