chapter:26 パラドックス・ルーク
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「「遺構の門」と「海凶の爪」はつながってたってところか」
「手伝うふりして、研究所のものかすめ取って横流ししてたのね……許せない……あいつら……」
「正しいギルドで有名な「遺構の門」がそんな悪さするなんて……」
落ちこむカロルを横目にジュディスは真っ先にラーギィを追おうとするがカロルにストップをかけられ、不思議そうに首を傾げた
彼はナンから聞かされた魔物がいるから、とこの先に行くのを吉とは思わず、それに賛同する者ももう一人
「なぁ、もう止めとこうぜ。俺様、ベリウスに手紙渡す仕事まだなのにノードポリカから離れちゃったら、またドンにしんどい仕事回されちまう」
「あたしは追い掛けるわよ、あんなヤツに遺跡から出た大切な魔導器を好き勝手にさせないわ!あの箱も返して貰う!」
「わたしも……行きます!」
「何言ってんの!あんたはアルシアと待ってなさい」
「待ちません、ですよね!アルシア!」
「えーっと…でもこのままラーギィを野放しにして、キュモールとかに魔導器が渡ったら大変だもんね…」
「はっは、こりゃ「凛々の明星」としてはついて行かざるを得ないぜ」
「……そうだね、エステルとアルシアの護衛がボクたちの仕事だもんね」
「みんなで行けば、きっとなんとかなるわ」
言い出せば聞かないのがエステルで少なからず、この件に関しては尾を引いているアルシアに気付き、ユーリも「凛々の明星」を引っ張る
ジュディスの言葉に引っ張られる様に奥へと進み出すがレイヴンはしんどいのか行くのを嫌がる、それを引き止めもせずに進めば、引き止めて欲しかったらしく、彼も結局着いてくる事に
入口付近のエリアを探索し、次のエリアへと向かうと下の方から声が聞こえてくる
「……なんか聞こえなかった?」
「ここなのじゃ」
「お、お化け嫌ぁぁ!」
「うおっ?!」
「うわあっ……!……ってパティ……?」
「おっ……また会ったの」
「え、パティ?…ご、ごめん、ユーリ」
「イヤ、良いけどよ」
声の主はノードポリカから出て行ったと思われたパティ、そしてその声がパティとは思わずに幽霊だと認識したアルシアは思わず近くにいたユーリに抱きついてしまった
気まずさが漂いながらもパティの目的はまだアイフリードの宝だと彼が聞けば、パティは簡単に頷く
「ねぇ、そのお宝ってどんなものなの?」
「聞いて驚け、それは『麗しの星』なのじゃ!」
「『麗しの星』…?」
「……何それ?」
「え……えっと、さあ……」
「博識なエステルも知らないなんて……」
聞くにも驚けずにアルシアは胸を張るパティに視線を集中させる、どうやら彼女も誰も知らないとは思っておらず、黙り込んでしまう
そういう訳でかパティは自身が探している『麗しの星』を説明してくれる事に、その『麗しの星』とはアイフリードの宝の中でも何よりも貴重なものだという、だが見つかるには至っていない
「……ねぇ、ノードポリカで聞いたパティがアイフリードの孫って……本当?」
「なによ、そうなの、お嬢ちゃん?盟友に孫がいたと知ったらドン、どんな顔するかね」
「そういえば、ドンとアイフリードはユニオン結成以来のお友達なんでしたよね」
「でもさ……嘘でしょ?アイフリードの孫なんて。だってそんな話、一度も聞いたことないし」
「本当、なのじゃ!……たぶん……」
「たぶん……?どういうことです」
「たぶんというのは推測のことなのじゃ」
「そういう事じゃなくてね…?」
「エステルは、なんで、自分のおじいさんのことを推測で話してるか、って聞いてるのよ」
「あう、それはうちが記憶喪失だから、なのじゃ」
あっさりと自分が記憶喪失だと言ったパティの逆に打ち明けられたカロルやリタは衝撃を受けた、記憶がないから、自分が本当にアイフリードの孫なのか分からない、そういう事らしい
だが絶対に自分はアイフリードの孫だと言った後に多分をつけるのでリタがどっちかを問いただす
「つまり記憶を取り戻すために、じいさんかもしれないアイフリードに会いたい
そのアイフリードを探し出すために『麗しの星』っていうお宝を探して回っているってことか?」
「のじゃ、いつの日か祖父ちゃんに会えるのじゃ」
「でも……」
「そんなことより、紅の小箱、追い掛けなくていいのかしら?」
「あ、そうだった……!」
「急がないと洞窟抜けられちゃうね…!」
ジュディスに諭され、アルシア達は再びラーギィの後を追い掛けるがその後ろに何故かパティも一緒に着いて来ているのに気付き、立ち止まる
「あんた、何でついてきてんのよ」
「うちもこっちへ行くつもりだったのじゃ」
「パティみたいな小さな子が一人だと危ないし、一緒に行こう?」
「それがいいのじゃ、アルシアは優しいのぅ」
「……買い物に行くのとはわけが違うんだぞ?」
「承知の上なのじゃ、何かあったら力になるぞ」
「まあ頼もしい」
パラドックス・ルーク
(終盤にて昇格し、それは真の姿を現す)