chapter:26 パラドックス・ルーク
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彼女が動揺しているのはさりげなくユーリが自分の手を握り走り出したから
慌てふためく人々を騎士団が落ち着かせ、避難させている中を縫いながら、宿屋付近に向かうとジュディスが待っていた
「街の外に逃げられたわ」
「……逃げ足の速い野郎だ」
「まだラピードが追ってる」
「ラピードが追いついてくれてればいいんだが」
「それにしてもどうなってるの?なんでラーギィさんが」
「どうやらはめられたっぽい?」
「らしいな、フレンの任務を妨害するためにオレ達をけしかけたんだろ」
「任務…?」
「エステルを連れ戻しにっていう感じじゃなかったみたいだよ、それなら闘技場の大会には出ようとしないと思うし…」
彼が何の任務についていたかは現時点では分からないがエステル関連ではないのは間違いないだろう、だが彼の任務はラーギィの思惑にとっては邪魔だった
だからこそ自分達を騙し、フレンに差し向けた、カウフマンですら白だと言ったラーギィの本当の狙いを知り、カロルは信じられないと言った表情で落ち込む
「箱を奪ってった時のあいつは温厚なんてもんじゃなかったわよ」
「「遺構の門」は表向きの顔ってヤツかもねぇ……」
「それにしてもあの箱を奪っていくなんて」
「『澄明の刻晶』って一体何だったんでしょう?」
「分かってるのはアルシアの魔術があの箱のせいで暴走したってことくらいかしら」
「あんなふうに自分の意志で…武醒魔導器が制御できなかったのなんて初めてだったよ…」
「ねぇ、喋ってる暇あったらワンコ追い掛けた方がいいんじゃないの?」
「そうね、行きましょう」
「この事はまた箱を取り返して考えれば良いもんね」
レイヴンに促され、アルシア達はラーギィを追い掛けているラピードの後を追い掛ける事を専念する
街の出口まで行くと街の外からラピードが無事に戻って来ているのを確認出来た
「ラピード……!」
「良かった、無事だったんだね!…?何を持っているの?」
「ねぇ、これ」
「こいつがあれば、匂いで追えるな」
どうやら姿は逃がしはしたものの服の一部を破り取って来たらしい、箱を追う手掛かりはラピードのおかげでまだ残されていた
箱を取り戻そうと活気づくリタの逆にカロルの顔は険しいまま、レイヴンもどこかいつもと違う雰囲気でいる
「ギルドは裏切りを許さない」
「うん……」
「西の山脈は旅支度のないまま、通り抜けるのは無理だと思うから追い詰められそうよ」
「ああ、取っ捕まえるぜ」
「ギルドの掟の為にも、ね」
「闘技場の方は大丈夫でしょうか?」
「気になる?」
「じゃ、エステル達はここで待ってる?」
「え?」
どんな理由があるにしろ、ラーギィの行為はギルドに対する裏切りで罰を渡さないといけない、その為にアルシア達は彼を追う
逆にギルドの一員ではないエステルやリタが着いてくる必要性はない、だがリタは箱の中身が気になる事と落とし前をつける為にラーギィを追う事をすでに決めている
「わたしは……」
「自分で決めな」
「エステルはどっちを優先したい?」
「い、行きます。騎士団を妨害しようとしたのなら、何か帝国にも関係があるかもしれないから」
「そっか、ま、闘技場の方は大丈夫だろ。フレンが上手くやるさ」
「うん、だからここはフレンに任せて行こう」
「じゃあ準備が整ったら早速追い掛けよ」
全員がラーギィを追う事を決め、準備を整え、アルシア達はラピードの鼻に任せ、ラーギィの足取りを追う
行き着いたのは山脈に面した洞窟、だが入口付近に探し人の影は見当たらない、すでにここを抜けてしまったのかと零すとカロルが否定した
「でもここはカドスの喉笛って言われてる洞窟でプテロプスって強い魔物が棲んでて危険なとこなんだって。前にナンが言ってた」
「それを知らなくて進んで行ったのかしら」
あんなひ弱そうな彼がここを進んで行けるとは到底思えない、そんな話をしているとラピードが突然駆け出し、物陰へ飛び込んだ
物音が響くそれに注目しているとラピードが探し人の首襟を掴み、アルシア達の前に出した
「あわわわ……は、離して、く、ください」
「隠れてオレたちをやり過ごすつもりだったらしいな」
「でも私達を騙せても、ラピードは騙せなかったみたいだね」
「さぁて、じっくり話を聞かせてもらわないとな」
「オレたちを闘技場に立たせてどうするつもりだったんだ」
「とにかく箱を返しなさい!」
「ししし、仕方ないですね」
「(変に物わかりが良いけど…)」
立ち上がったラーギィはそのまま箱を返すつもりかと思いきや、何処に隠れていたのか天上から赤眼…「海凶の爪」が現れ、行く手を塞ぎ、戦闘に突入する
「さっさと終わらせよう!厳かなる大地の拘束に身を委ねよ!アドプレッシャー!」
「それに限るわね!揺らめく焔、猛追!ファイアーボール!」
「リタ、アルシア、流石です!」
「あの二人の前じゃ、誰も勝てねぇな」
「っていうか怖いよ…」
先制あるのみとリタとアルシアの攻撃術が赤眼達を攻撃し、反撃を許す間もなく崩れ落ちた
戦闘が終わり、障害がなくなったのは良いがラーギィは再び逃げてしまった様子、だがこれで一つの結論が出た
慌てふためく人々を騎士団が落ち着かせ、避難させている中を縫いながら、宿屋付近に向かうとジュディスが待っていた
「街の外に逃げられたわ」
「……逃げ足の速い野郎だ」
「まだラピードが追ってる」
「ラピードが追いついてくれてればいいんだが」
「それにしてもどうなってるの?なんでラーギィさんが」
「どうやらはめられたっぽい?」
「らしいな、フレンの任務を妨害するためにオレ達をけしかけたんだろ」
「任務…?」
「エステルを連れ戻しにっていう感じじゃなかったみたいだよ、それなら闘技場の大会には出ようとしないと思うし…」
彼が何の任務についていたかは現時点では分からないがエステル関連ではないのは間違いないだろう、だが彼の任務はラーギィの思惑にとっては邪魔だった
だからこそ自分達を騙し、フレンに差し向けた、カウフマンですら白だと言ったラーギィの本当の狙いを知り、カロルは信じられないと言った表情で落ち込む
「箱を奪ってった時のあいつは温厚なんてもんじゃなかったわよ」
「「遺構の門」は表向きの顔ってヤツかもねぇ……」
「それにしてもあの箱を奪っていくなんて」
「『澄明の刻晶』って一体何だったんでしょう?」
「分かってるのはアルシアの魔術があの箱のせいで暴走したってことくらいかしら」
「あんなふうに自分の意志で…武醒魔導器が制御できなかったのなんて初めてだったよ…」
「ねぇ、喋ってる暇あったらワンコ追い掛けた方がいいんじゃないの?」
「そうね、行きましょう」
「この事はまた箱を取り返して考えれば良いもんね」
レイヴンに促され、アルシア達はラーギィを追い掛けているラピードの後を追い掛ける事を専念する
街の出口まで行くと街の外からラピードが無事に戻って来ているのを確認出来た
「ラピード……!」
「良かった、無事だったんだね!…?何を持っているの?」
「ねぇ、これ」
「こいつがあれば、匂いで追えるな」
どうやら姿は逃がしはしたものの服の一部を破り取って来たらしい、箱を追う手掛かりはラピードのおかげでまだ残されていた
箱を取り戻そうと活気づくリタの逆にカロルの顔は険しいまま、レイヴンもどこかいつもと違う雰囲気でいる
「ギルドは裏切りを許さない」
「うん……」
「西の山脈は旅支度のないまま、通り抜けるのは無理だと思うから追い詰められそうよ」
「ああ、取っ捕まえるぜ」
「ギルドの掟の為にも、ね」
「闘技場の方は大丈夫でしょうか?」
「気になる?」
「じゃ、エステル達はここで待ってる?」
「え?」
どんな理由があるにしろ、ラーギィの行為はギルドに対する裏切りで罰を渡さないといけない、その為にアルシア達は彼を追う
逆にギルドの一員ではないエステルやリタが着いてくる必要性はない、だがリタは箱の中身が気になる事と落とし前をつける為にラーギィを追う事をすでに決めている
「わたしは……」
「自分で決めな」
「エステルはどっちを優先したい?」
「い、行きます。騎士団を妨害しようとしたのなら、何か帝国にも関係があるかもしれないから」
「そっか、ま、闘技場の方は大丈夫だろ。フレンが上手くやるさ」
「うん、だからここはフレンに任せて行こう」
「じゃあ準備が整ったら早速追い掛けよ」
全員がラーギィを追う事を決め、準備を整え、アルシア達はラピードの鼻に任せ、ラーギィの足取りを追う
行き着いたのは山脈に面した洞窟、だが入口付近に探し人の影は見当たらない、すでにここを抜けてしまったのかと零すとカロルが否定した
「でもここはカドスの喉笛って言われてる洞窟でプテロプスって強い魔物が棲んでて危険なとこなんだって。前にナンが言ってた」
「それを知らなくて進んで行ったのかしら」
あんなひ弱そうな彼がここを進んで行けるとは到底思えない、そんな話をしているとラピードが突然駆け出し、物陰へ飛び込んだ
物音が響くそれに注目しているとラピードが探し人の首襟を掴み、アルシア達の前に出した
「あわわわ……は、離して、く、ください」
「隠れてオレたちをやり過ごすつもりだったらしいな」
「でも私達を騙せても、ラピードは騙せなかったみたいだね」
「さぁて、じっくり話を聞かせてもらわないとな」
「オレたちを闘技場に立たせてどうするつもりだったんだ」
「とにかく箱を返しなさい!」
「ししし、仕方ないですね」
「(変に物わかりが良いけど…)」
立ち上がったラーギィはそのまま箱を返すつもりかと思いきや、何処に隠れていたのか天上から赤眼…「海凶の爪」が現れ、行く手を塞ぎ、戦闘に突入する
「さっさと終わらせよう!厳かなる大地の拘束に身を委ねよ!アドプレッシャー!」
「それに限るわね!揺らめく焔、猛追!ファイアーボール!」
「リタ、アルシア、流石です!」
「あの二人の前じゃ、誰も勝てねぇな」
「っていうか怖いよ…」
先制あるのみとリタとアルシアの攻撃術が赤眼達を攻撃し、反撃を許す間もなく崩れ落ちた
戦闘が終わり、障害がなくなったのは良いがラーギィは再び逃げてしまった様子、だがこれで一つの結論が出た