chapter:26 パラドックス・ルーク
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「怒りを矛先に変え、前途を阻む障害を貫け…ロックブレイク!」
「まだ足りないぜ…」
「聖なる槍よ、敵を貫け…ホーリィランス!」
「喰らえ、竜刃翔!」
「空破特攻!」
「ちょこまか逃げないで遊びましょ?天月旋!」
「ぐぁっ!」
「鋭き風、流離し男の友、エアスラスト!」
「散るが誉れ、その命を糧に咲き誇る花よ…咲き乱れろ!グランドフルール!」
「もっとくれよ、!」
「やった!」
エステル、リタ、レイヴン、そして最後のアルシアの魔術を過剰に吸収した為にザギの左腕の魔導器は耐えられずに自滅してしまった
これで魔術も通り、後は畳み掛けるだけだ
「ぶっ殺す!」
「そろそろ終わらせるぜ!幻狼斬!爪竜連牙!はぁっ!」
「ユーリィィ!」
「剛招来!もう幕引きの頃合いだよね、連殺剣!!」
「女ぁ!」
「月閃光!アルシア、お願いするわ!」
「今回は出血大サービス、こんな大事を仕出かした貴方に特別に名前を教えてあげる!
轟け火焔の帝の咆哮、憤怒の爆炎となりて焼き尽くさん!バーンストライク!」
「むっ……ぐわあっ!!」
「…私の名前はアルシア・メリアーシェ、次に女って呼んだら、貴方の記憶力を疑わせて貰うからね」
近接戦闘ではトップを誇る三人の攻撃を一斉に受け、ザギはその場に膝を付き、武器をも落とした
だが様子が可笑しい、その異変は左腕の魔導器からだった、左腕からは抑えきれていないエアルが溢れ出し、暴発している
「制御しきれてない!あんな無茶な使い方するから!」
「魔導器風情がオレに逆らう気か!」
そうザギが叫ぶと同時に魔導器から溢れ出したエアルが闘技場のある箇所を破壊し、その中からは大量の魔物が溢れ出して来た
「ま、魔物!」
「どうしてこんな所に!?」
「見世物のために捕まえてあった魔物だ!多分今ので魔物を閉じ込めていた結界魔導器が壊れたんだ!」
「ぐわあああっ……!」
「逃がさないわ……!」
「きゃっ!」
「エステル?!っファーストエイド!」
「あ、ありがとうございます、アルシア…ッ」
逃げ出すザギを逃がすまいと追うジュディスの前に魔物から不意打ちを受けたエステルが倒れ込み、その彼女をアルシアが治癒術で癒す
見れば周りは溢れかえった魔物の群れで包まれている、このまま放置すれば怪我人や下手をすれば死者も出る可能性がある
「ちっ魔物の掃除が先だな」
「…………」
考え込むジュディスは一瞬遅れを取るが直ぐにアルシア達と共に付近の魔物の群れと戦闘をこなす
だが幾度も幾度も戦えど、魔物の群れが減る様子はなく、こちらの体力や魔力もいつまで保つかは分からない
「こりゃ、ちょいとしんどいねぇ」
「口じゃなくて、手動かして」
「皆離れて、一気に行く!雷帝仕る軍旗、悪しき蛮行へ降落す正義の鋭鋒となれ!レインミーティア!…?!」
「な、なに?」
「ちょっと……どういうこと!?」
アルシアが詠唱を始めると同時に彼女の体は光り輝き、その魔術は先程の戦闘で放出された力とは比べ物にならない程に強力
使用した本人も何が何だか分からない状態でいるとリタはエステルが持っていた箱を目に映す、あの中には『澄明の刻晶』が入っている筈だが…
「この箱のせい……?」
「じゃあ『澄明の刻晶』って魔術の攻撃力増幅の力もあるの…?」
そう呟いていると騒動に応じ、誰かがエステルの持っていたその箱一瞬の間に奪い去って行った
その後ろ姿は間違いない、自分達にこの大会に出場し、チャンピオンだったフレンとユーリを戦わせた張本人ラーギィ
「あいつ!」
「あ…ジュディス!」
「騎士団に告ぐ!ソディアは小隊を指揮し、散った魔物の討伐に当たれ!」
「フレン…!」
「客を避難させるのが先だろ」
「残りは私と観客の護衛だ!魔物は一匹たりとも逃がすな!」
「ま、フレンなら考えてるか。ちゃんと隊長らしさも板についてんじゃねぇか、アルシア大丈夫か?」
「うん大丈夫だよ、どうするの?」
「オレたちは行くぞ」
「ジュディスと犬っころが先に行ったわよ」
「ああ、アルシア離れない様にしろよ!」
「え、あ、うんっ」
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