chapter:25 歓声すらも双星には届かず
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「あの星には古い伝承があるんです」
「その昔、世界を滅亡に追い込む災厄が起こりました、人々は災厄に立ち向かい、多くの命が失われました
皆が倒れ、力尽きたとき、ある兄妹が現れました。その兄妹は力を合わせ、災厄と戦い、世界を救いました
妹は"満月の子"と呼ばれ、戦いのあとも大地に残りました
兄は"凛々の明星"と呼ばれ、空から世界を見守ることにしました」」
皆が倒れ、力尽きたとき、ある兄妹が現れました。その兄妹は力を合わせ、災厄と戦い、世界を救いました
妹は"満月の子"と呼ばれ、戦いのあとも大地に残りました
兄は"凛々の明星"と呼ばれ、空から世界を見守ることにしました」」
「おしまい」
「恐れ多い名前をギルドにつけちまったな」
「本当にねーでもこれから信頼を得て、あの星みたいに有名になって、沢山の人の助けになりたいな」
「あの輝きに負けないくらい、立派なギルドにしてくださいね」
「ああ……今度カロルにも聞かせてやらないとな、名前負けして格好悪くならないように
オレ帰るわ、お前たちもリタ辺りが心配する前に帰ってこいよ」
「はい」
「うんっ」
ユーリが背を向け、歩き出した後に宿屋へエステルと共に戻る、幸いにもリタは起きておらず眠り込んでいた
朝方に港に向かうと刃傷沙汰が起こっていて、その中心ではラーギィが落ち着かせようと口を挟んだ為に殺気が彼に向かう前にユーリがそれを弾く
怪我人を出す前に刃傷沙汰を終わらせるとラーギィはカウフマンといたアルシア達を覚えていた様でそれを見込み、頼みがあると打ち出す
だがこの場で話すのは忍びないらしく、闘技場で話を聞く事に
「人に聞かれたくない話か……なんかヤバそうだねぇ」
「でも「遺構の門」に顔が通れば、ギルドでの名もあがるし……」
「欲張るとひとつひとつが疎かになるわよ、今の私たちの仕事は……」
「フェロー探索とエステルとアルシアの護衛だからな」
「そうだね……うん、気をつける」
「でも話を聞いてみるだけでもどう?」
「それで受けるかどうか決めても遅くないのでは?」
「そうだな……」
「しょうもない話だったら断るわよ、あたしたち、それどころじゃないんだから」
「とりあえず闘技場に行ってみるか、話だけでも聞きに」
闘技場に戻ってみると受付カウンターの傍にラーギィは佇んでおり、彼に話し掛けると整備が整っていない、人に聞かれたくない話にはもってこいの場所に連れられた
「受けるかどうかはまだ決めてないぜ、話を聞いてからだ」
「港では話せないお話というのは?」
「じ、実は「戦士の殿堂」をの、乗っ取ろうとしてる男を倒していただきたいんです」
「乗っ取り……!?この街を!?」
「いきなり物騒な話ね、それ」
「でも何であんたがそれを止めようとしてんの?別のギルドの事だし、放っとけばいいじゃない」
リタの言い分は最もだが、この闘技場はとても古く、遺跡に相当するものらしく、その調査をさせて貰っている恩があるのでラーギィが立ち上がった様だ
「も、もし別の人間が上に立って、こ、この街との縁が切れたら《始祖の隸長》に申し訳ないです」
「《始祖の隸長》ってなに?」
「あ、すみません……ご、ご存じないですか。こ、この街を作った古い一族で我がギルドとこの街の渡りをつけてくれたと聞いています」
「ふーん、古い一族……ね」
「それって……クリティア族のこと?」
「…違うみたいだよ?」
「んで、どこの誰なのよ、その物騒なヤツって」
「と、闘技場のチャンピオンです」
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