chapter:24 揺蕩うは柩かパンドラの箱か
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「や、やっぱり何か出そうな雰囲気…」
「こういう時に後ろから不意をつかれる事もあるから、気をつけなきゃいけないわね」
「ジ、ジュディス、そんな事…「アルシアの後ろに変な影が…」ひぃっ!」
「冗談だよ冗談、相変わらず面白い反応するよな」
「青年って意外にアルシアちゃん苛めて、楽しんでない?」
「気になる子ほど意地悪したくなっちゃうんじゃないかしら」
ユーリからからかわれ、いつもの威勢はどこへやら、アルシアは床を踏みしめる音にも怖がる様になってしまっている
それでも戦闘はちゃんとしたものでまるでからかわれた八つ当たりに魔物を倒して行った
「でもここの魔物が鏡にだけ映るって少しだけ厄介だよね…」
「確かにねぇ、何処から来るか分かったもんじゃないし」
「向こうの奥にも部屋があるような変な錯覚を起こしそうだぜ……」
「く~ん」
「分かってるよ、迷わないように気をつけろってんだろ?」
「こっちに行けそうよ」
「ここで固まってたら、また魔物に見つかっちゃうし…急ごっ」
「んじゃ張り切って行きますか」
広い船内を探索しつつ、奥へ向かい、鏡の壁に敷き詰められた道に出る
だがその直後、来た道を封鎖する様に天上から頑丈な壁が突き立つ
「っびっくりした…ありがと、ユーリ」
「どういたしましてっと、ダメだ、開かない」
「こりゃ…先に進むしか手はないわねぇ」
「そうね、そうしましょう」
「うん、奥に行ってみよ?」
「だな、進んでみようぜ
…残ってる奴らになんかあったのか……?」
「見張りの皆、大丈夫だと良いんだけど…」
船に残っているエステル達に気を配りながら、奥へ向かっていると上へ進む階段を発見
それを昇って行くと何故か残っていたエステル達と合流した
「はぁ……よかった……無事だったんだね」
「おいおい、お前等も来ちまったのかよ
しかも何連れてきてんだよ」
「連れてきたわけじゃないわよ」
「ユーリとアルシア姉に会いに来たのじゃ」
「ゆ、勇気あるね…」
「度胸あるお嬢さんだな、ってまあ今更か……」
「海辺のシーラカンスより度胸あること、折り紙つきなのじゃ」
「度胸があるのは知ってるよ、でなきゃあの業突くじじぃの屋敷に一人で乗り込まねぇだろ」
「ラゴウの屋敷のことだね」
「船の方は大丈夫なのかよ……」
「こんなところ、早く出ようよ」
「私もカロルの意見に賛せ…」
薄気味悪い船を出たいというのは賛成だとアルシアが言おうとするとカロル達が通ってきた道が何もしていない、風もないというのに閉まった
「幽霊の仕業じゃな」
「ウ、ウソでしょ……!?」
「きっとこの船の悪霊たちがわたしたちを仲間入りさせようと船底で相談してるんです……」
「わ、私、まだ生きてたいよ…!」
「へ、へんな想像しないでよ……!」
「あ、ありえねぇって」
「そこがダメなら、別の出口を探すまでだ」
「そうね、いきましょう」
「も、もうやだ…」
「アルシア、もうすぐ出れるから頑張れ」
弱音を吐くアルシアを勇気づける様にユーリが頭を撫でつつ、歩き出すと後ろでは再び何人かの嫉妬が彼に向けられていた
結局は全員で船内探索となり、上に向かう階段を昇るとそこは一つの部屋の様なもので船外へ出られそうな扉を発見するが…
「っ?開かない…」
「ちょっと貸してみろ、…なんで開かねぇんだ?別に鍵は……ついてねぇよな?」
「ひぃっ……!」
「カロルどうし…きゃあっ…!」
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