chapter:56 世界を包む混乱、未だ晴れず
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ザウデが本来の役目に目覚めてしまえば、先程の戦いも全て意味のない泡と帰してしまう
ここで形勢逆転、アレクセイに世界を、なんてさせてはならない
「やめろ!!」
誰よりも早くその思いが強まったユーリはアレクセイを止めようと駆け出す
「馬鹿め」
嘲笑を浮かべながら、アレクセイは自身へと無謀にも反抗するユーリへ剣の先を向ける、駆け出した彼にそれを防御する事は出来ないに等しい
「ユーリッ!っ?!」
「危ない、ユーリ!!」
彼へ止まる様に声を荒げるアルシアの隣からフレンが飛び出し、アレクセイの攻撃からユーリを守る様に平行し駆けたフレンはユーリを突き飛ばし、自身が身代わりに攻撃を受け止めてしまった
「うがあっ!!」
「「フレン!」」
吹き飛ばされたフレンへとアルシアが慌てて駆け寄るとその背後からソディアも彼へ集い、共に表情に苦悶を滲ませた
「隊長!!」
「大丈夫、フレン…っ?!」
彼が身代わりとなり守ったユーリへとソディアの視線が集中する、だがフレンが作ってくれた好機を無駄にする様な真似は出来ない
ユーリにとっての好機はアレクセイにとっても好機と取ったのだろう、彼は自身が持つ剣の術式を展開し、ザウデを起動させようと動いた
そう簡単にさせてたまるものかとユーリも手にしていた宙の戒典の術式を展開し、お互いの術式がぶつかり合う
「ええい!」
お互いの力を相殺し切れずに相打ちとして二人は後ろへと弾き飛ばされてしまった
「うおっ!」「ぐあ!」
先に起き上がったユーリは倒れ込んだままのアレクセイへと歩み寄る、これで本当に――
「く……やはり、その剣……最後の最後で仇になったか……だが、見るがいい」
言われるがままに仰ぎ見た先の遥か彼方に存在する何か、そしてザウデの魔核から放たれた光が何らかの作用を起こし、文字通り空を切り裂いた
空、または世界の外から現れたのは黒い澱みにも似た何かが世界目掛け垂れ落ちる様に現れた、現れた物体にそれを呼び寄せたアレクセイも驚愕の表情を浮かべている
「!?」
「な、な、な……」
「…………」
「な、なによ、あれ!?」
「どこかで……見たことあるのじゃ」
「あれは……あれは壁画の……」
クリティア族の長老の家で見た壁画に描かれたエアルの乱れ、それは世界を食べつくさんとする様に広がっていた
思い浮かばされるのはジュディスが読み上げた、これまたあの壁画に記されていた文章
「災厄!?」
「じゃあ、あれが……っ」
「『星喰み』か!!」
ザウデの存在をはき違え、予測していたものとは到底違うザウデが齎した力にアレクセイは絶望の色を顔に滲ませ、狼狽えた
「あれがザウデの力だと!?……そんなはずは……まさか……」
「どうなってんだ!?星喰みって、今のでそんなにエアルを使ったのかよ?」
「……違う。災厄はずっといたのだ、すぐそこに」
頭を抑えよろけるアレクセイをユーリは見つめる、アレクセイの短すぎる言葉にどういうことかとカロルが不安げに呟いた問いかけにジュディスが応える
ここで形勢逆転、アレクセイに世界を、なんてさせてはならない
「やめろ!!」
誰よりも早くその思いが強まったユーリはアレクセイを止めようと駆け出す
「馬鹿め」
嘲笑を浮かべながら、アレクセイは自身へと無謀にも反抗するユーリへ剣の先を向ける、駆け出した彼にそれを防御する事は出来ないに等しい
「ユーリッ!っ?!」
「危ない、ユーリ!!」
彼へ止まる様に声を荒げるアルシアの隣からフレンが飛び出し、アレクセイの攻撃からユーリを守る様に平行し駆けたフレンはユーリを突き飛ばし、自身が身代わりに攻撃を受け止めてしまった
「うがあっ!!」
「「フレン!」」
吹き飛ばされたフレンへとアルシアが慌てて駆け寄るとその背後からソディアも彼へ集い、共に表情に苦悶を滲ませた
「隊長!!」
「大丈夫、フレン…っ?!」
彼が身代わりとなり守ったユーリへとソディアの視線が集中する、だがフレンが作ってくれた好機を無駄にする様な真似は出来ない
ユーリにとっての好機はアレクセイにとっても好機と取ったのだろう、彼は自身が持つ剣の術式を展開し、ザウデを起動させようと動いた
そう簡単にさせてたまるものかとユーリも手にしていた宙の戒典の術式を展開し、お互いの術式がぶつかり合う
「ええい!」
お互いの力を相殺し切れずに相打ちとして二人は後ろへと弾き飛ばされてしまった
「うおっ!」「ぐあ!」
先に起き上がったユーリは倒れ込んだままのアレクセイへと歩み寄る、これで本当に――
「く……やはり、その剣……最後の最後で仇になったか……だが、見るがいい」
言われるがままに仰ぎ見た先の遥か彼方に存在する何か、そしてザウデの魔核から放たれた光が何らかの作用を起こし、文字通り空を切り裂いた
空、または世界の外から現れたのは黒い澱みにも似た何かが世界目掛け垂れ落ちる様に現れた、現れた物体にそれを呼び寄せたアレクセイも驚愕の表情を浮かべている
「!?」
「な、な、な……」
「…………」
「な、なによ、あれ!?」
「どこかで……見たことあるのじゃ」
「あれは……あれは壁画の……」
クリティア族の長老の家で見た壁画に描かれたエアルの乱れ、それは世界を食べつくさんとする様に広がっていた
思い浮かばされるのはジュディスが読み上げた、これまたあの壁画に記されていた文章
「災厄!?」
「じゃあ、あれが……っ」
「『星喰み』か!!」
ザウデの存在をはき違え、予測していたものとは到底違うザウデが齎した力にアレクセイは絶望の色を顔に滲ませ、狼狽えた
「あれがザウデの力だと!?……そんなはずは……まさか……」
「どうなってんだ!?星喰みって、今のでそんなにエアルを使ったのかよ?」
「……違う。災厄はずっといたのだ、すぐそこに」
頭を抑えよろけるアレクセイをユーリは見つめる、アレクセイの短すぎる言葉にどういうことかとカロルが不安げに呟いた問いかけにジュディスが応える