chapter:53 信義と忠義、そして盲目的な服従
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城の前で交わされていた会話を聞き、フレンの抱いていた気掛かりに気付いていたヨーデルの計らいを受けとると彼は腕を胸に置き、忠誠の意志を示した
「そういう訳だ。よろしく頼むよ、ユーリ」
「どうせ断ったって勝手に付いてくんだろ?」
その問いかけにフレンは当然だと言う様に頷く
「さて、問題は海の彼方のザウデにどーやって行くか、かねぇ」
「そこはぬかりないのじゃ。のう、ジュディ姐」
「ええ、まだ大事な仲間が残っているわ」
上空から聞き慣れた咆哮が耳に届く、ジュディスが言う残っている仲間というのは自分達を一度は帝都へ送ろうとし倒れた彼だった
「バウル?もういいのか?」
「言ったでしょ、強い子だって」
「見ろ、ちゃんとフィエルティア号もあるぞ!」
「なにもかも準備万端って訳だ。行こうぜ、決戦だ!」
「はい!」「ああ!」「あいよ!」「なのじゃ!」「「ええ」」「おー!」「ワン!」
傷が癒えたバウルが共に持ってきた修復が済んだフィエルティア号へ乗り込み、御剣の階梯から見た海面に現れたザウデ不落宮を目指す
それは帝都から真西に向かった海上で姿を現した、それは御剣の階梯で臨んだ時よりも巨大な面持ちでユーリ達を出迎えた
「あれがザウデか、でかいな」
「なんか指輪みたいな形だね」
「あれ指にはめられる奴なら、確かに世界を支配できるかもねえ」
「アレクセイの指には絶対、はめさせないのじゃ」
「見つからずに済むかな」
「ちょっと、あれ!あそこ!」
焦った様に何かに気付いたリタが指を指す先には空の彼方から現れたフェローがザウデの周辺を舞い、聖核に接触しようと試みようとしていた
それを許すまいと聖核、ザウデからエアルが光線となり、彼を打ち落とそうと追いかけるもそれ等が届くよりも先にフェローが聖核の下に辿り着く
彼の体躯が眩く輝き始めると聖核のエアルを吸収し始めるが、遥か上空から舞い降りてきた力が聖核に放たれると衝撃の余波でフェローは海面に投げ出されてしまう
聖核を中心に術式が大きく展開するのを見届け、フェローは負傷してしまったのかその場を離脱して行ったのを見届けた
「フェローが……」
「フェローほどの力を持った始祖の隸長はほとんどいないのに」
「それが手も足も出ないたあ、どんだけヤバイのよ、あれ」
「エアルレベルで干渉して再構成したのよ……なんて処理能力」
「あれがアレクセイの求めた力なのか……?」
「低空で侵入しよう。フェローにゃ悪いが、今ならアレクセイの目は上向いてる」
「フェロー……ありがとう」
フェロー程の始祖の隸長でさえも手出し出来ない力を秘めるザウデに驚愕を隠し切れないながらも、図らずもフェローが起こした行動で自分達に突破口が開かれた
この好機を逃すまいとバウルもザウデへと翼を羽搏かせる、その船内で今から戦闘になるであろう相手の事前調査が話題として上がる
「戦う前に聞きたいんだけど、あの騎士団長、どれくらい強いのかしら?」
「先の陛下の時代に御前試合で優勝して、それが元で騎士団に推挙されたって聞いてます」
「おっさんも一度だけ手合わせしたけど、3分持たなかったわよ」
「彼の場合、名前だけじゃない、騎士団の頂点に立つにふさわしい実力の持ち主だったんだ」
「騎士団最強と考えたほうがいいんかの」
騎士団最強の腕を持つと同時に親衛隊も自分達の壁として配置されている事だろう、ネガティブなネタばかりだと棘があるリタに宙の戒典がこちらにある事を思い出させる
それがあると同時に旅の中で何度も力を合わせてきた、それは親衛隊を上回る結束力・絆として彼らの強さになる事だろう
「親衛隊はOKね、でもようやくこれで五分と五分ってとこ?」
「アレクセイに対しては注意してもしすぎるってことはなさそうね」
「油断は間違いなく命取りになるだろう」
「ええ、気を引き締めてかかるのが吉ね。アルシアを助け出すためにも」
「当たり前よ!今度こそ、絶対に助けてみせるんだから……!」
三度目であるアルシアの救出、三度目の正直として今度こそ助け出さなければという使命感に狩られている内にバウルに海上にフィエルティア号を下ろして貰い、死角からザウデへと乗り込んだ
帝都、そして上空から見ても巨大な構造である事は分かっていたが、いざ眼前にそれを見る事となると感嘆が溢れた
「そういう訳だ。よろしく頼むよ、ユーリ」
「どうせ断ったって勝手に付いてくんだろ?」
その問いかけにフレンは当然だと言う様に頷く
「さて、問題は海の彼方のザウデにどーやって行くか、かねぇ」
「そこはぬかりないのじゃ。のう、ジュディ姐」
「ええ、まだ大事な仲間が残っているわ」
上空から聞き慣れた咆哮が耳に届く、ジュディスが言う残っている仲間というのは自分達を一度は帝都へ送ろうとし倒れた彼だった
「バウル?もういいのか?」
「言ったでしょ、強い子だって」
「見ろ、ちゃんとフィエルティア号もあるぞ!」
「なにもかも準備万端って訳だ。行こうぜ、決戦だ!」
「はい!」「ああ!」「あいよ!」「なのじゃ!」「「ええ」」「おー!」「ワン!」
傷が癒えたバウルが共に持ってきた修復が済んだフィエルティア号へ乗り込み、御剣の階梯から見た海面に現れたザウデ不落宮を目指す
それは帝都から真西に向かった海上で姿を現した、それは御剣の階梯で臨んだ時よりも巨大な面持ちでユーリ達を出迎えた
「あれがザウデか、でかいな」
「なんか指輪みたいな形だね」
「あれ指にはめられる奴なら、確かに世界を支配できるかもねえ」
「アレクセイの指には絶対、はめさせないのじゃ」
「見つからずに済むかな」
「ちょっと、あれ!あそこ!」
焦った様に何かに気付いたリタが指を指す先には空の彼方から現れたフェローがザウデの周辺を舞い、聖核に接触しようと試みようとしていた
それを許すまいと聖核、ザウデからエアルが光線となり、彼を打ち落とそうと追いかけるもそれ等が届くよりも先にフェローが聖核の下に辿り着く
彼の体躯が眩く輝き始めると聖核のエアルを吸収し始めるが、遥か上空から舞い降りてきた力が聖核に放たれると衝撃の余波でフェローは海面に投げ出されてしまう
聖核を中心に術式が大きく展開するのを見届け、フェローは負傷してしまったのかその場を離脱して行ったのを見届けた
「フェローが……」
「フェローほどの力を持った始祖の隸長はほとんどいないのに」
「それが手も足も出ないたあ、どんだけヤバイのよ、あれ」
「エアルレベルで干渉して再構成したのよ……なんて処理能力」
「あれがアレクセイの求めた力なのか……?」
「低空で侵入しよう。フェローにゃ悪いが、今ならアレクセイの目は上向いてる」
「フェロー……ありがとう」
フェロー程の始祖の隸長でさえも手出し出来ない力を秘めるザウデに驚愕を隠し切れないながらも、図らずもフェローが起こした行動で自分達に突破口が開かれた
この好機を逃すまいとバウルもザウデへと翼を羽搏かせる、その船内で今から戦闘になるであろう相手の事前調査が話題として上がる
「戦う前に聞きたいんだけど、あの騎士団長、どれくらい強いのかしら?」
「先の陛下の時代に御前試合で優勝して、それが元で騎士団に推挙されたって聞いてます」
「おっさんも一度だけ手合わせしたけど、3分持たなかったわよ」
「彼の場合、名前だけじゃない、騎士団の頂点に立つにふさわしい実力の持ち主だったんだ」
「騎士団最強と考えたほうがいいんかの」
騎士団最強の腕を持つと同時に親衛隊も自分達の壁として配置されている事だろう、ネガティブなネタばかりだと棘があるリタに宙の戒典がこちらにある事を思い出させる
それがあると同時に旅の中で何度も力を合わせてきた、それは親衛隊を上回る結束力・絆として彼らの強さになる事だろう
「親衛隊はOKね、でもようやくこれで五分と五分ってとこ?」
「アレクセイに対しては注意してもしすぎるってことはなさそうね」
「油断は間違いなく命取りになるだろう」
「ええ、気を引き締めてかかるのが吉ね。アルシアを助け出すためにも」
「当たり前よ!今度こそ、絶対に助けてみせるんだから……!」
三度目であるアルシアの救出、三度目の正直として今度こそ助け出さなければという使命感に狩られている内にバウルに海上にフィエルティア号を下ろして貰い、死角からザウデへと乗り込んだ
帝都、そして上空から見ても巨大な構造である事は分かっていたが、いざ眼前にそれを見る事となると感嘆が溢れた