chapter:49 生憎、シニシズムは生きている
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自分達を助ける為に果敢にバイトジョーへ立ち向かったカロルに報いる為にもユーリ達は各々に武器を構える、その闘気に反応したのかバイトジョーはヒレを振るい、衝撃波を放ってきた
「見事な奮戦ぶりだったのじゃ、ランダムフォール!出たとこ勝負じゃ!」
「円閃、襲落!みんなで息合わせていこうぜ、話の最中に邪魔だっての!」
衝撃波を軽々と避けたパティの攻撃に続き、ユーリの剣技がバイトジョーの攻撃の合間を縫い、その体に深々と突き刺さる
その痛みから逃れる為にバイトジョーは体を大きく回転させ、ユーリとの距離を空けるも彼に気を取られている隙にジュディスが飛翔していた
「月牙!我慢できる?…一人にしてごめんなさい」
「今度はあたしたちがいるわ、解き放たれし不穏なる異界の力、目の前の邪悪に裁きを…ヴァイオレイトペイン!」
「いつも心はピンク色、喰らえ恋心…アリーヴェデルチ!こんだけいりゃ、怖くないでしょ?」
「ありがとう、今度こそトドメ刺そう!」
「確実に決めていこうぜ」
そんな話をしている目の前でバイトジョーはレイヴンの魔術で地に落ちた体を氷海の下に潜り込み、鮫の様に背びれだけを地上で見せた状態で動き回り始める
この間に蓄積されたダメージが癒されてしまえば溜まらない、カロルと戦いの合間に言葉を交わしていたユーリが動く
「そっちがその気なら引きずり出させてもらうぜ!守護方陣!」
突き立てた剣を中心に広がる方陣は海面下のバイトジョーにも届いたらしく、宣言した通りにその体は地上に引きずり出された
「みんな、がきんちょに甘いのよ。火焔の帝王、地の底より舞い戻れ…イラプション!」
「カロル、止めを刺せ!」
「ボクたちは……「凛々の明星」だぁー!打ち砕く!超牙旋滅クラッシュ!全身全霊で叩く!1!2!3!豪覇連刃、インパクトォ!」
「やったのじゃ!」
「ひとりであんな無茶して、バカ……」
ユーリに促されるままにバイトジョーへ攻撃を繰り出したカロルの技により、バイトジョーはその場に崩れ落ち、起き上がる事はなくなったのだった
戦いが終わり、危機も去った所で改めて先程のカロルの行動を咎めようと振り返ったリタの前でカロルは倒れてしまうものでリタは顔色を悪くする
「カロル!」
「カロル!おい!カロル!!」
「おい!しっかりしろ、ガキんちょ!」
「……大丈夫、安心して気がゆるんだのね。気を失ってるだけ」
一人でバイトジョーに立ち向かった前例がある為にいつも以上に心配の面持ちを含み、声を荒げるユーリとレイヴンの合間からカロルの様子を伺ったジュディス自身も安心した声色で言葉を紡ぐ
生死に関わる問題でない為にリタは不安を拭いながらも憎まれ口をカロルに送る
「ったく……アルシアとエステル助けに行くのにあんたが先にやられちゃったらどうすんのよ」
「ま、そういいなさんな。男にゃ勝負時ってのがあるのよ、おかげで助かったわ」
「ああ。カロルがいなかったら、オレたち今頃あいつの胃の中だ」
「ワン!」
「勝負時……」
「そうそう、どうしても逃げたらいかん時ってやつがね。誰でも一度はそういう時があるもんよ」
「さ、早くここを抜けましょ。弱ってるカロルにはつらいはずよ」
「ええ」
「ありがとうな、首領」
「格好良かったわ、アルシアにも見せてあげたかったわね」
「助け出したら教えればいいさ」
ここにはいないアルシアがこの場にいたら、きっとカロルの健闘と成長を自分達と同じ…否それ以上に喜び讃えるのが容易に目に浮かんだ
自分達の為に勇気を奮い立たせてくれた自分達の首領へ惜しみない感謝を告げた所で再びユーリ達は出口方面へと歩き出す
バイトジョー以外には苦戦を強いられる魔物も立ちはだかってこず、カロルを背負ったレイヴンが漸く、という様に目の前の陸地を見つけ、息をつく
「ふひ~出口っぽいかぁ?」
「なによ、もう疲れたの?」
「年寄りは体力がないのよ……ジュディスちゃん、代わって~」
この寒さとバイトジョーとの戦いの疲労からレイヴンはカロルをジュディスに託そうとするが、何故か眠っている筈のカロルの頬に赤みが差したのを彼女は見逃さなかった
「あら、あなたの仕事を奪うつもりはないわ」
「カロル……起きてるな」
「お、起きてない!」
呆れた口調のユーリの声も無視していれば良かったものの素直にその言葉に返答をしたもので起きているのが分かったレイヴンは無慈悲にカロルの足を持っていた手の力を緩める
当然カロルは地面に落ちてしまい痛みに声をあげた
「見事な奮戦ぶりだったのじゃ、ランダムフォール!出たとこ勝負じゃ!」
「円閃、襲落!みんなで息合わせていこうぜ、話の最中に邪魔だっての!」
衝撃波を軽々と避けたパティの攻撃に続き、ユーリの剣技がバイトジョーの攻撃の合間を縫い、その体に深々と突き刺さる
その痛みから逃れる為にバイトジョーは体を大きく回転させ、ユーリとの距離を空けるも彼に気を取られている隙にジュディスが飛翔していた
「月牙!我慢できる?…一人にしてごめんなさい」
「今度はあたしたちがいるわ、解き放たれし不穏なる異界の力、目の前の邪悪に裁きを…ヴァイオレイトペイン!」
「いつも心はピンク色、喰らえ恋心…アリーヴェデルチ!こんだけいりゃ、怖くないでしょ?」
「ありがとう、今度こそトドメ刺そう!」
「確実に決めていこうぜ」
そんな話をしている目の前でバイトジョーはレイヴンの魔術で地に落ちた体を氷海の下に潜り込み、鮫の様に背びれだけを地上で見せた状態で動き回り始める
この間に蓄積されたダメージが癒されてしまえば溜まらない、カロルと戦いの合間に言葉を交わしていたユーリが動く
「そっちがその気なら引きずり出させてもらうぜ!守護方陣!」
突き立てた剣を中心に広がる方陣は海面下のバイトジョーにも届いたらしく、宣言した通りにその体は地上に引きずり出された
「みんな、がきんちょに甘いのよ。火焔の帝王、地の底より舞い戻れ…イラプション!」
「カロル、止めを刺せ!」
「ボクたちは……「凛々の明星」だぁー!打ち砕く!超牙旋滅クラッシュ!全身全霊で叩く!1!2!3!豪覇連刃、インパクトォ!」
「やったのじゃ!」
「ひとりであんな無茶して、バカ……」
ユーリに促されるままにバイトジョーへ攻撃を繰り出したカロルの技により、バイトジョーはその場に崩れ落ち、起き上がる事はなくなったのだった
戦いが終わり、危機も去った所で改めて先程のカロルの行動を咎めようと振り返ったリタの前でカロルは倒れてしまうものでリタは顔色を悪くする
「カロル!」
「カロル!おい!カロル!!」
「おい!しっかりしろ、ガキんちょ!」
「……大丈夫、安心して気がゆるんだのね。気を失ってるだけ」
一人でバイトジョーに立ち向かった前例がある為にいつも以上に心配の面持ちを含み、声を荒げるユーリとレイヴンの合間からカロルの様子を伺ったジュディス自身も安心した声色で言葉を紡ぐ
生死に関わる問題でない為にリタは不安を拭いながらも憎まれ口をカロルに送る
「ったく……アルシアとエステル助けに行くのにあんたが先にやられちゃったらどうすんのよ」
「ま、そういいなさんな。男にゃ勝負時ってのがあるのよ、おかげで助かったわ」
「ああ。カロルがいなかったら、オレたち今頃あいつの胃の中だ」
「ワン!」
「勝負時……」
「そうそう、どうしても逃げたらいかん時ってやつがね。誰でも一度はそういう時があるもんよ」
「さ、早くここを抜けましょ。弱ってるカロルにはつらいはずよ」
「ええ」
「ありがとうな、首領」
「格好良かったわ、アルシアにも見せてあげたかったわね」
「助け出したら教えればいいさ」
ここにはいないアルシアがこの場にいたら、きっとカロルの健闘と成長を自分達と同じ…否それ以上に喜び讃えるのが容易に目に浮かんだ
自分達の為に勇気を奮い立たせてくれた自分達の首領へ惜しみない感謝を告げた所で再びユーリ達は出口方面へと歩き出す
バイトジョー以外には苦戦を強いられる魔物も立ちはだかってこず、カロルを背負ったレイヴンが漸く、という様に目の前の陸地を見つけ、息をつく
「ふひ~出口っぽいかぁ?」
「なによ、もう疲れたの?」
「年寄りは体力がないのよ……ジュディスちゃん、代わって~」
この寒さとバイトジョーとの戦いの疲労からレイヴンはカロルをジュディスに託そうとするが、何故か眠っている筈のカロルの頬に赤みが差したのを彼女は見逃さなかった
「あら、あなたの仕事を奪うつもりはないわ」
「カロル……起きてるな」
「お、起きてない!」
呆れた口調のユーリの声も無視していれば良かったものの素直にその言葉に返答をしたもので起きているのが分かったレイヴンは無慈悲にカロルの足を持っていた手の力を緩める
当然カロルは地面に落ちてしまい痛みに声をあげた