chapter:48 勇気は救いとなり、少年の手に
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ジュディスの考えもあながち間違ってない、と見解を示すレイヴンはこの寒さに寒い、と連呼していなければ耐えられない様だ
入口付近で留まり、そんな話をしていたユーリ達の足下に付き添っていたラピードが不意に体を屈め、何かに向かって吠え出す
「なにどうしたのよ……ってひゃあ!!」
「!!」「おわ!」
ラピードが見つめていた先は海面、その下には巨大な魔物がユーリ達の足下を通過していった
その魔物の体躯の巨大さにリタは反射的に始祖の隸長かという考えが浮かぶもナギーグを使い確かめたジュディスが否定を口にした
「……違うわね、知性が感じられないもの」
「ってことは魔物でしょ!?襲ってこられたら大変だよ」
「バイトジョーなのじゃ、背骨がガチガチのピカピカでとっても丈夫な体の魔物なのじゃ」
「ほっときゃ襲ってこないだろ、相手にすんなって。いくぞ」
こちらから手を出さなければ、あちらも手を出してこないと簡潔に結論づいたユーリ達は先に向かうもカロルは彼らの背中について行かず、その場に立ち尽くし、不安げに頭を俯かせてしまう
「カロル!」
「え、あ、うん!」
先程の魔物、バイトジョーが気になるカロルの想いを露知らずに自身を呼んだユーリ達の後をカロルは追い掛け、合流
一定の距離、流氷の道を歩いていると海面下からバイトジョーが凄まじい速度で今正に歩もうとしていた道を破壊してしまった
「うわわわ!」
「あんた、驚きすぎ」
「どうやら気に入られてしまったみたいね」
「強引なお誘いはお断りしてえな」
「なんとか捕まえられんかの」
「捕まえて食うのか?」
「寒い海に住む魚は寒さから体を守るため、脂身が多くて美味いのじゃ
白身ならおでんの練り物に最高なのじゃ、戻ってきたアルシアに作ってもらうのじゃ」
「いや、あれ、魚じゃなくて魔物なんですけど……」
「つかアルシアを助けるまでに保存できないだろ」
気を取り直し、道を進み直すと再びバイトジョーが目の前の道を今度こそ破壊してしまった
破壊された流氷が海面下に沈む際に弾けた水しぶきがレイヴンは庇ってしまうも彼の元気の良さはこの寒さの中で健在の様だ
「さ、騒いでないと、ほ、本気で凍えそうよ、ぶ、ぶえっくしょい!!
パティちゃん……こんな時こそホ、ホッカホカのおでん……」
「凍えてしまってるのじゃ」
「ぎゃ、どっひゃあ!」
「うざ……」
「ううう…こんな時にアルシアちゃんがいれば、きっと「おじ様、大丈夫?」って気を遣ってくれるんだろうなぁ…
アルシアちゃんの優しさが恋しいわ…」
「おい、おっさん」
破壊されてしまった道を進むのは無理だと判断し、その道を引き返したユーリ達は別の道を進むもそれさえもバイトジョーは破壊してしまう
ここでジュディスがバイトジョーは邪魔する時としない時がある事に気付く、幸いにも分厚い氷上にいる自分達に襲いかかってくる心配はないに等しいが万が一にもバイトジョーと戦う事は勘弁だと各々口にする
三度目の妨害後はバイトジョーは姿を見せる事がなくなり、スムーズに進む事が出来たユーリ達の目の前に氷下から生えた三つの結晶が姿を見せた
「おろ、なんだこりゃ。どっかで見たような……」
「これエアルクレーネじゃない!」
「こんなとこにもあったんだな」
「でもエアルが出てないわね。涸れた跡なのかしら?」
「その割にこの辺は荒廃していないみたいだけど」
「!みんな、気をつけて!」
「うわ、ま、また出た!」
「大丈夫っしょ。ここ岩の上よ」
振り返った先の海面下にはバイトジョーが佇み、ユーリ達の動向を観察している様だった
ここは岩の上、バイトジョーの領域ではない為に襲ってはこない…そう安心し切っていたレイヴンの目の前にバイトジョーは水を切っていたひれの部分を翼として羽搏かせ、海面から飛び出してきた
「あらま」
予想外の事態に素っ頓狂な声を呟くレイヴンの声を遮る様にバイトジョーが咆哮すると枯渇していたはずのエアルクレーネが活動を再開しエアルを放出し始めるものでユーリ達は溜まらず、その場に膝をつく
何とかまだ動く腕を動かし、ユーリは自分の近くにいたカロルを吹き飛ばし、力を使い切ってしまう
入口付近で留まり、そんな話をしていたユーリ達の足下に付き添っていたラピードが不意に体を屈め、何かに向かって吠え出す
「なにどうしたのよ……ってひゃあ!!」
「!!」「おわ!」
ラピードが見つめていた先は海面、その下には巨大な魔物がユーリ達の足下を通過していった
その魔物の体躯の巨大さにリタは反射的に始祖の隸長かという考えが浮かぶもナギーグを使い確かめたジュディスが否定を口にした
「……違うわね、知性が感じられないもの」
「ってことは魔物でしょ!?襲ってこられたら大変だよ」
「バイトジョーなのじゃ、背骨がガチガチのピカピカでとっても丈夫な体の魔物なのじゃ」
「ほっときゃ襲ってこないだろ、相手にすんなって。いくぞ」
こちらから手を出さなければ、あちらも手を出してこないと簡潔に結論づいたユーリ達は先に向かうもカロルは彼らの背中について行かず、その場に立ち尽くし、不安げに頭を俯かせてしまう
「カロル!」
「え、あ、うん!」
先程の魔物、バイトジョーが気になるカロルの想いを露知らずに自身を呼んだユーリ達の後をカロルは追い掛け、合流
一定の距離、流氷の道を歩いていると海面下からバイトジョーが凄まじい速度で今正に歩もうとしていた道を破壊してしまった
「うわわわ!」
「あんた、驚きすぎ」
「どうやら気に入られてしまったみたいね」
「強引なお誘いはお断りしてえな」
「なんとか捕まえられんかの」
「捕まえて食うのか?」
「寒い海に住む魚は寒さから体を守るため、脂身が多くて美味いのじゃ
白身ならおでんの練り物に最高なのじゃ、戻ってきたアルシアに作ってもらうのじゃ」
「いや、あれ、魚じゃなくて魔物なんですけど……」
「つかアルシアを助けるまでに保存できないだろ」
気を取り直し、道を進み直すと再びバイトジョーが目の前の道を今度こそ破壊してしまった
破壊された流氷が海面下に沈む際に弾けた水しぶきがレイヴンは庇ってしまうも彼の元気の良さはこの寒さの中で健在の様だ
「さ、騒いでないと、ほ、本気で凍えそうよ、ぶ、ぶえっくしょい!!
パティちゃん……こんな時こそホ、ホッカホカのおでん……」
「凍えてしまってるのじゃ」
「ぎゃ、どっひゃあ!」
「うざ……」
「ううう…こんな時にアルシアちゃんがいれば、きっと「おじ様、大丈夫?」って気を遣ってくれるんだろうなぁ…
アルシアちゃんの優しさが恋しいわ…」
「おい、おっさん」
破壊されてしまった道を進むのは無理だと判断し、その道を引き返したユーリ達は別の道を進むもそれさえもバイトジョーは破壊してしまう
ここでジュディスがバイトジョーは邪魔する時としない時がある事に気付く、幸いにも分厚い氷上にいる自分達に襲いかかってくる心配はないに等しいが万が一にもバイトジョーと戦う事は勘弁だと各々口にする
三度目の妨害後はバイトジョーは姿を見せる事がなくなり、スムーズに進む事が出来たユーリ達の目の前に氷下から生えた三つの結晶が姿を見せた
「おろ、なんだこりゃ。どっかで見たような……」
「これエアルクレーネじゃない!」
「こんなとこにもあったんだな」
「でもエアルが出てないわね。涸れた跡なのかしら?」
「その割にこの辺は荒廃していないみたいだけど」
「!みんな、気をつけて!」
「うわ、ま、また出た!」
「大丈夫っしょ。ここ岩の上よ」
振り返った先の海面下にはバイトジョーが佇み、ユーリ達の動向を観察している様だった
ここは岩の上、バイトジョーの領域ではない為に襲ってはこない…そう安心し切っていたレイヴンの目の前にバイトジョーは水を切っていたひれの部分を翼として羽搏かせ、海面から飛び出してきた
「あらま」
予想外の事態に素っ頓狂な声を呟くレイヴンの声を遮る様にバイトジョーが咆哮すると枯渇していたはずのエアルクレーネが活動を再開しエアルを放出し始めるものでユーリ達は溜まらず、その場に膝をつく
何とかまだ動く腕を動かし、ユーリは自分の近くにいたカロルを吹き飛ばし、力を使い切ってしまう