chapter:46 君の幻想を追って、今日も僕は走る
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「闘技場の時といい、こいつは一体!?鳳凰天駆!そこだ!光破旋衝陣!」
「もう僕たちの邪魔しないで!活心エイドスタンプ!」
「ふふふふっ、ハンデにはもってこいだぁっ!」
「サッと倒してアレクセイの奴を追うぜ!」
「俺様よりも大切なことなんて、お前にはないハズだ!猛進四連、散れぃ!」
「マジでいい加減にしろよ…どけよ!刃っ!喰らえ!」
「ぐふっ!くくく……おまえは最高だ……ユ~~リ~~~!」
「この粘着野郎!いい加減にしやがれ!」
「ぐはぁ!」
カロルが振り下ろしたハンマーから展開された術式がザギの体内の毒を中和する、だが自らが服用した毒により消費した体力は戻らず、ユーリの剣技の前に倒れたのだった
苛つきが限界に達したのか、ユーリは刀から発せられる衝撃波をザギに放つとその姿は正面のガラスを割って消え去った
邪魔もいなくなった所で当初の目的であるヘラクレスの制止の為にリタは制御盤に駆け寄り、手早く作業するとヘラクレスの動きから来る振動が収まった
ヘラクレスが止まった事により、海上で奮闘していたソディア達も乗り込んでこれるだろうという言葉を聞きながら、リタはこの場にいない二人を思い憂う
「……アルシア…エステル……どこに連れてかれちゃったの?」
「リタ……」
「アレクセイはアルシア達を道具としか見てない!このまま二人の力を使われちゃったら……ホントにエステルが星喰みを引き起こしてしまうかもしれない!
そしたら…アルシアの力がどうアルシアに作用して何が起こるか……っ」
「させないさ。だからオレたちがいる、そうだろ」
「リタ姐、元気を出すのじゃ。絶対……アイツを倒して……アルシアとエステルを助け出すのじゃ……」
「……そうね」
「もう一刻の猶予もないわ、このヘラクレスもきっとヘルメス式魔導器を使ってる
これだけのものを動かしているんだもの」
「早くアレクセイを見つけないと!」
「バウルにお願いして、エアルの乱れと収束を追ってみましょう
アルシアとエステルが力を使わされてるのなら、きっと見つかるわ」
「わかった、じゃあ……」
話し込んでいるユーリ達の中心目掛けて一閃が放たれ、その場にユーリ達は倒れ、その一閃に制御室の機械も被弾してしまう
自分達を攻撃し、制御盤までも巻き込んだ攻撃の発生源は先程この場から強制退出された筈のザギからだった
「ひゃはぁ~!ユゥゥリィ!まだ終わっちゃいねぇぇぇ!」
「せ、制御盤が……!」
制御盤を失ったヘラクレスは再び稼働し始めてしまう
「……また動き出した!」
「はーっはっはっは!ユーリ!のぼりつめようぜぇ!」
「や、やべぇ……体が……」
「だめだ……エステルやアルシアみたいな高度な治癒術じゃないとみんな同時に治せないよ」
「ここで倒れるわけにはいかない……!」
「くっくっく、やっといい声で鳴いたなぁ……、………いっちまいな!!」
倒れ伏したユーリ達の息の根を止めようとザギが動こうとするよりも前に二人の少女が無防備なザギに飛び蹴りによる不意打ちを仕掛けた
その二人の少女とは彼らの敵の立ち位置でもある「海凶の爪」のゴーシュとドロワット
ふらついたザギの体に追い打ちをかける様にいつの間にかこの場に立ち入っていたイエガーが銃弾を浴びせ、外へと追い出した
「あああああぁぁぁぁ!」
「ふっふん、ビュリフォーなシャウトですねー」
ゴーシュとドロワットはユーリ達へ治癒術を施し、彼らの傷を治すをユーリはイエガーに自分達を助けるという行動の真意を確かめる為に声を上げる
「イエガー!てめぇ何のつもりだ」
「またうちらの邪魔をする気か!?」
「ミーのビジネスにとって、帝国ばかりがパワフルになるのは都合がバッドバッドなのでーす」
「アレクセイはザーフィアスにいる」
「帝都ザーフィアスの御剣の階梯に秘密があるのだわん」
「宙の戒典がキーとしてニードなはずだったのに、ユーたちのプリンセス、フロイラインで代用しようとしてマース」
「なんですって!」
「エステリーゼ様とアルシアをどうしようというんだ!」
「話し込んでる場合じゃなさそうよ」
「こりゃまずいな、このままじゃザーフィアスの下町はぺしゃんこだ」
「ちっ!リタ!」
下町を守る為にもユーリはリタに再度制御盤を見る様に促すが、もはやそれは使い物にならない程に破壊されてしまっており、動力を止めるしかこの巨体を止める方法はなかった
「がんばるでーす!じゃ、そういうわけでシーユー!」
「あ、待つのじゃ!」
制止の声も聞かずにイエガーはゴーシュとドロワットを連れ、その場を退散してしまった
帝国ばかりが力を持つのは都合が悪い為に自分達を助けたとしても、彼の本来の狙いが分からずに困惑していたが今は動力室が先決
動力室へ駈ける中でカロルは先程のイエガーの姿に思いの丈を零す
「イエガー……次は絶対逃がさない!」
「「凛々の明星」の首領とはいえ、イエガーだけは譲るわけにゃあいかないよね」
それは亡き偉大な男との約束からなる、言葉。
君の幻想を追って、今日も僕は走る
(早く、早く、君に会いたい)
Title by:「飴玉ウサギの涙」様