chapter:46 君の幻想を追って、今日も僕は走る
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「命が惜しかったわけじゃないはずなのに、なんでかこうなっちまった
ここでおまえらに殺られっちまうのなら、それはそれ」
「アレクセイに刃向かった今、いずれ魔導器を止められてしまって命はない
だからここで死んでも同じ……そう言うこと?」
「俺はもう死んだ身なんよ」
「その死んじまったヤツがなんでここに来たんだ?レイヴン。あんた、ケジメをつけにきたんだろ
じゃあ「凛々の明星」の掟に従って、ケジメをつけさせてもらうぜ」
小太刀を持ち、ユーリはレイヴンに近付くもその刃で彼の命を取る…
という事をせずに小太刀を握った手で容赦なく一発レイヴンの頬に拳を入れるだけに留まった
「って~」
「あんたの命、「凛々の明星」がもらった。生きるも死ぬもオレたち次第、こんなとこでどうだ?カロル先生」
「えへへ、さすがユーリ。ばっちりだよ」
渡された小太刀を捨てるとユーリはルブラン達が確保した先へと歩き出す
殴られた箇所を気にするレイヴンへと続けざまにカロルが近付くと足りない分の背を補う為にジャンプするとユーリと同じ様に一発
「あだ!」
「とりあえずこれが罰ね」
踞るレイヴンにジュディスが近付き、手を差し出すとレイヴンはその手を借りておき上がるも…彼女もファイティングポーズからの一発
悪びれた様子もなく、彼女が去っていた後にリタが近付いて来ると今までの三人よりも強めに殴りつける為にレイヴンは壁へと激突してしまう
「はぐっ!」
「せっかくだから、あたしもぶっとくわ」
追い打ちをかける様にパティが駆け寄って来ると、やはり彼女もレイヴンへとヒップアタックを行った
「おごっ!」
「うちもやっとくのじゃ」
「ひ、ひどい……」
「レイヴン、アレクセイのヤツがどこにいるかわかるか?」
「うう……制御室だと思う……」
「じゃ、行きましょ」
「ああ」
「勝手に死んじゃダメだからね、レイヴン!」
念を入れる様にユーリ達はレイヴンへ笑顔を見せ、彼が言った制御室へ向かう為に先へと急ぐユーリ達とは逆にフレンはレイヴンを労る
「よくご無事で」
「へ?ん、ああ、ルブランたちのお陰でどうにかね。みっともない話さ」
「本当にあなただったんですね」
やはりまだシュヴァーンと目の前のレイヴンが同一人物とは俄に信じ得ずにいたのかそう呟くフレンが差し出していた手を借り、レイヴンは立ち上がる
「お前さんにも悪いことしたな、殴られても文句は言わんよ」
「……自分も騎士団長に従い続けた身ですから」
「そか。そんじゃま団長閣下に世話になったモン同士、落とし前つけに行くとするからね」
「はい」
ヘラクレス内部にある制御室へ向かう道中、今までとは明らかに違う親衛隊が厳重に警備を敷いている扉が見つかる、どうやらあの扉の先はこのヘラクレスの要である動力室だと言う
「すごい警備の数だよ」
「さすがに簡単には止められそうもないか」
「あんなに居たら強行突破は無理ね」
その発言をしたリタに全員の目が行く為にリタは狼狽えてしまう
「な、なによ?」
「意外と冷静じゃないか」
「火の玉一発ドカンかと思ったのじゃ」
「こんなとこでつまんないミスしてられないでしょ」
「アルシアならやってみなきゃわからない、強行突破!で行くだろうな」
「それは流石に……いや、ないとは言えないな」
今、この場にいないお転婆な幼馴染みの行動を予測しながらもヘラクレスの足を止める事が出来れば、今も海上で戦っているであろうソディア達も乗り込んでこれるとフレンは呟く
どんな大きな魚でも叩けば大人しくなる、というパティの理論から連想された制御室をレイヴンに聞くも流石に彼はそこまで知らなかった
「制御室の方も警備が厳重だったら……」
「そん時は強行突破するしかないな」
「そうなりゃ、たった7人と1匹で親衛隊と戦争かぁ……アツイのって大変なのねぇ」
「そうならないように祈るよ……」
動力室を後回しに制御室へ向かう事となったユーリ達だが、その歩みを邪魔する様に何重にも作られた術式の壁を作り出している機械を破壊していくという手間を強いられる
何個目かの機械を探す為に貨物が運搬される地下に降りた所でパティはフレンへと話を振ってきた
「……前にノードポリカでユーリがフレンに言ったことなんじゃが……」
「え?何のことだい?」
「フレンが悪人になるなら消すと、ユーリが言ったことじゃ」
「それは……」
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