chapter:46 君の幻想を追って、今日も僕は走る
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眼下に広がる海を注意深く観察しているとパティが言った様に海を歩行しながら、帝都へと向かうヘラクレスがその地に踏み込む前に追い付く事が出来た
だが海面にはヘラクレス以外にその足を止めようと進軍する騎士団の艦隊の姿も見受けられた、そしてその艦隊はフレンにとっては見覚えがあるものであった
「ソディアたちか!?」
「無茶なことを」
「あんなのに近づいたら沈められるわ」
「いくらなんでも真正面からぶつかるってことはしねえと思うが……つっても、あの要塞相手にあの船団じゃ勝ち目ねえな」
「下からがダメなら上から、ね」
「えー!ちょっともうちょっと考えた方が……」
「バウルお願い!」
ジュディスの指示に従い、バウルが体を傾けるとフィエルティア号の船体もその動きに呼応する
体の下からのソディアが率いている艦隊達よりも巨大な存在が現れた事により、海面にも向けられていた砲撃はバウルにも注がれ始める
「ほ、砲撃されてるよ!」
「バウル!」
「!?砲火にむらがある!?」
「あそこ!左後方だけ砲撃してきてない」
「よし、そこにつっこむぞ!出来るか?」
「当たり前のこと聞くなってちょっとご機嫌斜めよ?」
「そりゃ悪かった、なら頼んだぜ」
「バウル、お願い」
「行くぞ!」
「うわあああああっ!」
ユーリの発言に機嫌を損ねたものの、バウルは自身の言葉を有言実行する為に不自然に砲撃が行われていない左後方という隙間に入り込み、ユーリ達をヘラクレスへと送り届けた
無事にヘラクレスへと突入した彼らを先ず待ち受けていたのは大砲近くで倒れている何人かの衛兵達の姿、この衛兵達が倒れた事が砲撃の弾幕が薄かった要因
衛兵達に気を取られていたがジュディスが物陰の気配に気付き、その隠れた人物達を指摘すると…そこからは何故かパクティオン神殿で別れたシュヴァーン隊の面子が現れる
「まったく無計画な連中だな、強行突破しか策がないのか」
「その通りであーる」
「ここで会ったが100年目なのだ!」
「また出たの?あんたらしつこすぎ!」
「……シュヴァーン隊か。あんな事があったってのにまだアレクセイにつくのか?」
「我らは騎士の誇りに従って、行動するのみ!」
「……もうボクたちの邪魔しないでよ!」
「そうよ!あんたらの顔見てると思い出したくない顔が浮かんでくるのよ!」
もう戻って来ない自分達を生かす為にあの神殿の瓦礫の下に埋もれた、かつての仲間にして目の前の騎士達の誉れを記憶から引き出される様な感覚にリタは嫌悪感を示す
そう、彼はもう死んで戻って来ない…否そう思っていた
「どんな顔なんだろうなぁ。よっぽど非道い顔のやつなのね」
張りつめた空気を切り裂いたおちゃらけた声は何処か懐かしい
ルブラン達の背後からはパクティオン神殿に埋もれたシュヴァーンでなく…自分達が良く知るレイヴンの姿が変わらずにあった
「レイヴン……!」
「!!」
「あなた……!」「レイヴン!」「おっさん!」
「驚いたのじゃ…」
「おう。レイヴン様参上よ」
戻って来ないと思われていた存在が帰還してきた状況にユーリ達は彼の名前を呼ぶだけで精一杯でその後は口を閉ざしてしまった
何事もなかったかの様に腕を上げ、一回転するという解釈にも突っ込む者はおらずにレイヴンは彼らを見渡し、いつもの飄々とした様子で言葉を続ける
「なになに?感動の再会に心いっぱい胸がどきどき?」
「おっさん、何しに来た?」
「冷たいお言葉ね……」
難を逃れたのであろう、砲台の物陰から現れ、ユーリ達を斬りつけようとした騎士にレイヴンは矢を放ち撃退するとルブラン達へ肩越しにこの場を任せる様に指示する
その言葉を受け、ルブラン達は先の道を確保しに向かうのを見届けるとレイヴンは再度ユーリ達へ振り返る
「ま、こういうワケ」
「レイヴン……」
「そういうことでよろしく頼むわ」
「何言ってんのよ!信用できるわけ……ないでしょ!」
「おっさん、自分が何やったか忘れたとはいわせねぇぜ」
「そっか、ならサクっと殺っちゃってくれや」
彼がエステルとアルシアを連れ去った事でこの現状が出来上がった事をそう簡単に許せる筈もなく、自然にレイヴンを突き放す声が彼らから放たれる、その中でラピード一匹だけがレイヴンへ近づいた
自分に向けられる言葉に自身を擁護する事もせずにレイヴンはユーリへと自分の小太刀を投げ渡したものでリタは狼狽え、何のつもりかと問いただす
狼狽えるリタとは裏腹にレイヴンは特段とした思いを持っていないのか、いつもの声のトーンで自身の持つ考えを打ち明ける
だが海面にはヘラクレス以外にその足を止めようと進軍する騎士団の艦隊の姿も見受けられた、そしてその艦隊はフレンにとっては見覚えがあるものであった
「ソディアたちか!?」
「無茶なことを」
「あんなのに近づいたら沈められるわ」
「いくらなんでも真正面からぶつかるってことはしねえと思うが……つっても、あの要塞相手にあの船団じゃ勝ち目ねえな」
「下からがダメなら上から、ね」
「えー!ちょっともうちょっと考えた方が……」
「バウルお願い!」
ジュディスの指示に従い、バウルが体を傾けるとフィエルティア号の船体もその動きに呼応する
体の下からのソディアが率いている艦隊達よりも巨大な存在が現れた事により、海面にも向けられていた砲撃はバウルにも注がれ始める
「ほ、砲撃されてるよ!」
「バウル!」
「!?砲火にむらがある!?」
「あそこ!左後方だけ砲撃してきてない」
「よし、そこにつっこむぞ!出来るか?」
「当たり前のこと聞くなってちょっとご機嫌斜めよ?」
「そりゃ悪かった、なら頼んだぜ」
「バウル、お願い」
「行くぞ!」
「うわあああああっ!」
ユーリの発言に機嫌を損ねたものの、バウルは自身の言葉を有言実行する為に不自然に砲撃が行われていない左後方という隙間に入り込み、ユーリ達をヘラクレスへと送り届けた
無事にヘラクレスへと突入した彼らを先ず待ち受けていたのは大砲近くで倒れている何人かの衛兵達の姿、この衛兵達が倒れた事が砲撃の弾幕が薄かった要因
衛兵達に気を取られていたがジュディスが物陰の気配に気付き、その隠れた人物達を指摘すると…そこからは何故かパクティオン神殿で別れたシュヴァーン隊の面子が現れる
「まったく無計画な連中だな、強行突破しか策がないのか」
「その通りであーる」
「ここで会ったが100年目なのだ!」
「また出たの?あんたらしつこすぎ!」
「……シュヴァーン隊か。あんな事があったってのにまだアレクセイにつくのか?」
「我らは騎士の誇りに従って、行動するのみ!」
「……もうボクたちの邪魔しないでよ!」
「そうよ!あんたらの顔見てると思い出したくない顔が浮かんでくるのよ!」
もう戻って来ない自分達を生かす為にあの神殿の瓦礫の下に埋もれた、かつての仲間にして目の前の騎士達の誉れを記憶から引き出される様な感覚にリタは嫌悪感を示す
そう、彼はもう死んで戻って来ない…否そう思っていた
「どんな顔なんだろうなぁ。よっぽど非道い顔のやつなのね」
張りつめた空気を切り裂いたおちゃらけた声は何処か懐かしい
ルブラン達の背後からはパクティオン神殿に埋もれたシュヴァーンでなく…自分達が良く知るレイヴンの姿が変わらずにあった
「レイヴン……!」
「!!」
「あなた……!」「レイヴン!」「おっさん!」
「驚いたのじゃ…」
「おう。レイヴン様参上よ」
戻って来ないと思われていた存在が帰還してきた状況にユーリ達は彼の名前を呼ぶだけで精一杯でその後は口を閉ざしてしまった
何事もなかったかの様に腕を上げ、一回転するという解釈にも突っ込む者はおらずにレイヴンは彼らを見渡し、いつもの飄々とした様子で言葉を続ける
「なになに?感動の再会に心いっぱい胸がどきどき?」
「おっさん、何しに来た?」
「冷たいお言葉ね……」
難を逃れたのであろう、砲台の物陰から現れ、ユーリ達を斬りつけようとした騎士にレイヴンは矢を放ち撃退するとルブラン達へ肩越しにこの場を任せる様に指示する
その言葉を受け、ルブラン達は先の道を確保しに向かうのを見届けるとレイヴンは再度ユーリ達へ振り返る
「ま、こういうワケ」
「レイヴン……」
「そういうことでよろしく頼むわ」
「何言ってんのよ!信用できるわけ……ないでしょ!」
「おっさん、自分が何やったか忘れたとはいわせねぇぜ」
「そっか、ならサクっと殺っちゃってくれや」
彼がエステルとアルシアを連れ去った事でこの現状が出来上がった事をそう簡単に許せる筈もなく、自然にレイヴンを突き放す声が彼らから放たれる、その中でラピード一匹だけがレイヴンへ近づいた
自分に向けられる言葉に自身を擁護する事もせずにレイヴンはユーリへと自分の小太刀を投げ渡したものでリタは狼狽え、何のつもりかと問いただす
狼狽えるリタとは裏腹にレイヴンは特段とした思いを持っていないのか、いつもの声のトーンで自身の持つ考えを打ち明ける