chapter:45 眠る前の独りの涙
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ユーリの声に引っ張られ、そして微笑んでこの場を脱出する事を諭すレイヴンに後悔を残しながらもカロルはユーリ達と共に脱出する
「ふっ、ガラにもなかったか、な……」
苦笑と共に呟いた彼の姿は瓦礫の音と共に掻き消された
「うぅぅ……レイヴン……」
「バカよ……やっぱり仲間だったんじゃない……バカ……バカ!」
「なんでじゃ、なんでこんな……」
「ぐずぐずすんな!アルシアとエステルを助けるんだろうが!とっとと走れ!」
「さあ、早く」
背後で倒壊する部屋にレイヴンを残した事に溜まらず崩れ落ちたカロルとリタ、パティを叱咤し走り出させたユーリの心境を汲み取ったジュディスが一言かける
「損な役回りね、ユーリ」
「……別に。実際ぐずぐずしてられねぇだろ」
神殿外に脱出するが来た際にはアスタルを追い込んでいたヘラクレスが姿を消しており、レイヴンが言った様に帝都に向かった事が伺えた
「ユ、ユーリ・ローウェル!?なぜここにいる!?!?それにフレン殿も!?」
驚いた様に声を荒げたのはシュヴァーン隊のルブラン達が前方から駆けつけてきた
彼らは自分達の隊長を追い、この場まで辿り着いた、だが彼らを待っていたのは…
「…………」
「アレクセイは帝都に向かった、ヘラクレスでな」
「なんと、入れ違いか!?それでシュヴァーン隊長は……」
「レ……シュヴァーンはボクたちを助けてくれたんだ」
「おお、そうか!で、今はヘラクレスか?」
「……神殿の中よ、一番奥」
神殿は地響きを轟かせ、内部から崩れ始めていた、自分達やシュヴァーンが戦った場所はもう何も残ってはいないだろう
彼らの表情と今の地響きに気付いたのかルブラン達は焦りを自分達と同じ騎士であるフレンへとぶつける
「……まさか、おい、そうなのか、そんな!どういうことなんです。フレン殿、答えてください、フレン殿!!」
「アレクセイのせいであたしたち、死にそうになったのよ!それを助けてくれたのがあんたらのシュヴァーンよ!」
「あの人は……本当の騎士だった」
「アレクセイは帝国にも内緒でなんかヤバイことをしようとしているらしい。オレたちはそれを止めに行く
あんたらも騎士の端くれなら、頼むから邪魔しないでくれ」
「……そんな……なにがどうして……」
「早くしないとヘラクレスに逃げられるのじゃ」
「急ぎましょう、バウルを呼ぶわ」
敬愛する隊長を失ったルブランはその場に力無く膝をつき、自分達の邪魔をする意志がない事が伺えた
ジュディスの呼び掛けに応じて現れたバウルが吊るすフィエルティア号に乗り込み、空中から帝都へと急ぐ
船内でフレンはレイヴン改めシュヴァーンはアレクセイの懐刀と言われてきており、騎士団でも彼の姿を見る事は滅多になかったと言う、それはレイヴンとして活動していたからなのだろう
「そんな懐刀すらアレクセイは捨て駒にしたのね」
「やつの目的が大詰めを迎えたってことだろうな
おっさん、ずっと死に場所を探してたらしい。野郎、それを知ってて利用したって訳だ」
「魚が腐ったようなやつじゃの、アレクセイ」
「…………」
「なんでもいいわ。今はアルシアとエステルを助けるのが先。いいわね!?」
「もちろんだ」
「ああ」
「ヘラクレスは帝都に向かったのよね」
「きっと海の上を渡っているに違いないのじゃ。見逃さないよう、みな目を深海魚のよりも大きく開いておくのじゃ」
眠る前の独りの涙
(眠りに落ちる先で出会うのはだれ?)
Title by:「飴玉ウサギの涙」様
***
*夢主がデュークの妹説=ザウデ不落宮攻略後にて
*夢主の術式がエステルの乱したエアルを鎮静しようと働かない理由=球体の術式によって集束以外の陽月の子の力を抑制されている為
「ふっ、ガラにもなかったか、な……」
苦笑と共に呟いた彼の姿は瓦礫の音と共に掻き消された
「うぅぅ……レイヴン……」
「バカよ……やっぱり仲間だったんじゃない……バカ……バカ!」
「なんでじゃ、なんでこんな……」
「ぐずぐずすんな!アルシアとエステルを助けるんだろうが!とっとと走れ!」
「さあ、早く」
背後で倒壊する部屋にレイヴンを残した事に溜まらず崩れ落ちたカロルとリタ、パティを叱咤し走り出させたユーリの心境を汲み取ったジュディスが一言かける
「損な役回りね、ユーリ」
「……別に。実際ぐずぐずしてられねぇだろ」
神殿外に脱出するが来た際にはアスタルを追い込んでいたヘラクレスが姿を消しており、レイヴンが言った様に帝都に向かった事が伺えた
「ユ、ユーリ・ローウェル!?なぜここにいる!?!?それにフレン殿も!?」
驚いた様に声を荒げたのはシュヴァーン隊のルブラン達が前方から駆けつけてきた
彼らは自分達の隊長を追い、この場まで辿り着いた、だが彼らを待っていたのは…
「…………」
「アレクセイは帝都に向かった、ヘラクレスでな」
「なんと、入れ違いか!?それでシュヴァーン隊長は……」
「レ……シュヴァーンはボクたちを助けてくれたんだ」
「おお、そうか!で、今はヘラクレスか?」
「……神殿の中よ、一番奥」
神殿は地響きを轟かせ、内部から崩れ始めていた、自分達やシュヴァーンが戦った場所はもう何も残ってはいないだろう
彼らの表情と今の地響きに気付いたのかルブラン達は焦りを自分達と同じ騎士であるフレンへとぶつける
「……まさか、おい、そうなのか、そんな!どういうことなんです。フレン殿、答えてください、フレン殿!!」
「アレクセイのせいであたしたち、死にそうになったのよ!それを助けてくれたのがあんたらのシュヴァーンよ!」
「あの人は……本当の騎士だった」
「アレクセイは帝国にも内緒でなんかヤバイことをしようとしているらしい。オレたちはそれを止めに行く
あんたらも騎士の端くれなら、頼むから邪魔しないでくれ」
「……そんな……なにがどうして……」
「早くしないとヘラクレスに逃げられるのじゃ」
「急ぎましょう、バウルを呼ぶわ」
敬愛する隊長を失ったルブランはその場に力無く膝をつき、自分達の邪魔をする意志がない事が伺えた
ジュディスの呼び掛けに応じて現れたバウルが吊るすフィエルティア号に乗り込み、空中から帝都へと急ぐ
船内でフレンはレイヴン改めシュヴァーンはアレクセイの懐刀と言われてきており、騎士団でも彼の姿を見る事は滅多になかったと言う、それはレイヴンとして活動していたからなのだろう
「そんな懐刀すらアレクセイは捨て駒にしたのね」
「やつの目的が大詰めを迎えたってことだろうな
おっさん、ずっと死に場所を探してたらしい。野郎、それを知ってて利用したって訳だ」
「魚が腐ったようなやつじゃの、アレクセイ」
「…………」
「なんでもいいわ。今はアルシアとエステルを助けるのが先。いいわね!?」
「もちろんだ」
「ああ」
「ヘラクレスは帝都に向かったのよね」
「きっと海の上を渡っているに違いないのじゃ。見逃さないよう、みな目を深海魚のよりも大きく開いておくのじゃ」
眠る前の独りの涙
(眠りに落ちる先で出会うのはだれ?)
Title by:「飴玉ウサギの涙」様
***
*夢主がデュークの妹説=ザウデ不落宮攻略後にて
*夢主の術式がエステルの乱したエアルを鎮静しようと働かない理由=球体の術式によって集束以外の陽月の子の力を抑制されている為