chapter:44 この声が、この手が君に届くようにと
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深く思案していたリタを現実に引き戻し、親衛隊達の目をかいくぐりながら奥へと向かうと地下へ下りる階段を見つけ、地下へと至る
その階段から先へと向かうも同じ装飾の部屋ばかり、それに加えて酷く長い、フレンが言うにはこの造りは通る者を謙虚にさせる為のものだと言う
この先も同じ部屋が続いている事を偵察に行ったカロルに聞かされ、憂鬱になっているとジュディスがどこからか一枚の白紙を取り出し、にこやかに提案する
「地図作りながら進みましょう」
「い、いつも用意良いね」
「カロル、頼めるか」
「うん、地図は得意だもん。任せてよ」
「間違ったらひどいからね」
「や、やだなあ、そんな、大丈夫だよ、多分……
アルシアがここにいたら、リタを止めてくれるのにな…」
「今はいないアルシアに甘えてばかりはいけないわよ?」
「うん…」
いつもの様に平手打ちをする準備をするものでカロルはストッパーであるアルシアに想いを馳せてしまうのだった
以下リタにぶたれない為にも慎重にマッピングをしながら進んでいると同じ見栄えの通路からほの暗くなった室内へと辿り着く
「アレクセイに会ったらどうするか、考えてるのか」
「……戦わなければならないだろうね」
「覚悟はできてんだな」
「正直今でも信じられない、いや信じたくない、というのが本音なんだ、彼はずっと僕の憧れだった。
何かの間違いであってくれたら、どんなにいいかと思っていた」
「悪いがオレの答えはもうはっきりしてんぜ」
「……分かってる、それにアルシアとエステリーゼ様への仕打ち、あれは間違いではすまされない」
「異議なしだ」
歩き出すユーリの後を追うフレンにカロルは怖ず怖ずと話しかけ、ユーリが犯してしまった行いを知っている事を問うと彼は心配そうにしているカロルに今はユーリを逮捕しないと告げる
そこに尚踏み込むのはパティで彼女はエステルとアルシアを連れ戻したら、彼を逮捕するのかと純粋な疑問からフレンに問う、それに彼はあくまで帝国の騎士として冷静に答えた
「ユーリのしたことは帝国の法に照らせば重罪だ、言わば私怨で帝国の要心をふたりも殺したのだから
僕はアルシアみたいにユーリの罪を受け入れ、見過ごすことはできない」
「重……罪」
「私怨って、ユーリは……!」
「分かっている、ユーリは決して自分のためにやった訳じゃない。それを知っているからこそ、アルシアはユーリを受け入れたんだ
でも法とはそういうものなんだ、それは帝国のゆがみとは関係ない」
「迷っているのかしら、どちらが正しいのか」
「分からない、これは迷いなんだろうか、それとも……」
「ちょっと何やってんの!置いてくわよ!?」
「あ、ご、ごめん!」
「あら怖い、行きましょ」
立ち話を続行するフレン達にとうとうリタが怒号を上げてしまい、慌ててフレンを除くジュディス達が先を急ごうと足を早める
そんな背中を見つめながら、一人フレンは物思いに一瞬更けると彼らの後を追い掛け、地下2階へと降下し更に道を進む、すると今までの通路とは違い親衛隊と術式が守る道がユーリ達の前に立ち塞がった
親衛隊は騎士団長の命令にしか従わないという事でフレンの命令は皆無、今は一秒でも時間が惜しい時、道を阻む親衛隊を蹴散らし、もう一つの道を阻む術式にリタが挑む
「なんだか分からんけどややこしそうじゃの」
「これって……暗号化した術式を鍵として使った封印結界……?」
「開けられるか?」
「ろくに研究されたことのない未知の古代技術よ、あたしも本で見たことがあるだけ
まともに解析しようと思ったら、どれだけ時間がかかるか見当もつかない」
「力づくで破れないかな」
「鍵を掛けるようなものは普通、簡単に破れるようにはできてないでしょうね」
「そっか……あれ、でもアレクセイはどうやって通ったんだろ?」
「多分アルシアとエステルの……陽月の子の力で術式のエアルを還元して、満月の子の力で無理矢理鍵を組み替えたんだわ」
「つまりまた力を使わせた、ってことだよな」
「アルシアとエステリーゼ様の力……」
ジュディスが通路の外の気配に気付き、また親衛隊かと警戒するユーリ達の前に現れたのは親衛隊ではなく砂漠でどこかへ飛び立ったと思われたデュークだった
この声が、この手が君に届くようにと
(僕は君の名を叫び、腕を精一杯伸ばすんだ)
***
*球体の術式=発動されていない時は陽月の子の力を外に漏らさない様にしている為、夢主の術式にエアルが反応し集束しない
逆に術式が発動している時は陽月の子の力を外に解放しているのでエアルが反応し集束
*夢主が集束させたエアルをエステルの術式に使用している理由=「術式の強さ=エアルの使用量」だと執筆者が思っている為
その階段から先へと向かうも同じ装飾の部屋ばかり、それに加えて酷く長い、フレンが言うにはこの造りは通る者を謙虚にさせる為のものだと言う
この先も同じ部屋が続いている事を偵察に行ったカロルに聞かされ、憂鬱になっているとジュディスがどこからか一枚の白紙を取り出し、にこやかに提案する
「地図作りながら進みましょう」
「い、いつも用意良いね」
「カロル、頼めるか」
「うん、地図は得意だもん。任せてよ」
「間違ったらひどいからね」
「や、やだなあ、そんな、大丈夫だよ、多分……
アルシアがここにいたら、リタを止めてくれるのにな…」
「今はいないアルシアに甘えてばかりはいけないわよ?」
「うん…」
いつもの様に平手打ちをする準備をするものでカロルはストッパーであるアルシアに想いを馳せてしまうのだった
以下リタにぶたれない為にも慎重にマッピングをしながら進んでいると同じ見栄えの通路からほの暗くなった室内へと辿り着く
「アレクセイに会ったらどうするか、考えてるのか」
「……戦わなければならないだろうね」
「覚悟はできてんだな」
「正直今でも信じられない、いや信じたくない、というのが本音なんだ、彼はずっと僕の憧れだった。
何かの間違いであってくれたら、どんなにいいかと思っていた」
「悪いがオレの答えはもうはっきりしてんぜ」
「……分かってる、それにアルシアとエステリーゼ様への仕打ち、あれは間違いではすまされない」
「異議なしだ」
歩き出すユーリの後を追うフレンにカロルは怖ず怖ずと話しかけ、ユーリが犯してしまった行いを知っている事を問うと彼は心配そうにしているカロルに今はユーリを逮捕しないと告げる
そこに尚踏み込むのはパティで彼女はエステルとアルシアを連れ戻したら、彼を逮捕するのかと純粋な疑問からフレンに問う、それに彼はあくまで帝国の騎士として冷静に答えた
「ユーリのしたことは帝国の法に照らせば重罪だ、言わば私怨で帝国の要心をふたりも殺したのだから
僕はアルシアみたいにユーリの罪を受け入れ、見過ごすことはできない」
「重……罪」
「私怨って、ユーリは……!」
「分かっている、ユーリは決して自分のためにやった訳じゃない。それを知っているからこそ、アルシアはユーリを受け入れたんだ
でも法とはそういうものなんだ、それは帝国のゆがみとは関係ない」
「迷っているのかしら、どちらが正しいのか」
「分からない、これは迷いなんだろうか、それとも……」
「ちょっと何やってんの!置いてくわよ!?」
「あ、ご、ごめん!」
「あら怖い、行きましょ」
立ち話を続行するフレン達にとうとうリタが怒号を上げてしまい、慌ててフレンを除くジュディス達が先を急ごうと足を早める
そんな背中を見つめながら、一人フレンは物思いに一瞬更けると彼らの後を追い掛け、地下2階へと降下し更に道を進む、すると今までの通路とは違い親衛隊と術式が守る道がユーリ達の前に立ち塞がった
親衛隊は騎士団長の命令にしか従わないという事でフレンの命令は皆無、今は一秒でも時間が惜しい時、道を阻む親衛隊を蹴散らし、もう一つの道を阻む術式にリタが挑む
「なんだか分からんけどややこしそうじゃの」
「これって……暗号化した術式を鍵として使った封印結界……?」
「開けられるか?」
「ろくに研究されたことのない未知の古代技術よ、あたしも本で見たことがあるだけ
まともに解析しようと思ったら、どれだけ時間がかかるか見当もつかない」
「力づくで破れないかな」
「鍵を掛けるようなものは普通、簡単に破れるようにはできてないでしょうね」
「そっか……あれ、でもアレクセイはどうやって通ったんだろ?」
「多分アルシアとエステルの……陽月の子の力で術式のエアルを還元して、満月の子の力で無理矢理鍵を組み替えたんだわ」
「つまりまた力を使わせた、ってことだよな」
「アルシアとエステリーゼ様の力……」
ジュディスが通路の外の気配に気付き、また親衛隊かと警戒するユーリ達の前に現れたのは親衛隊ではなく砂漠でどこかへ飛び立ったと思われたデュークだった
この声が、この手が君に届くようにと
(僕は君の名を叫び、腕を精一杯伸ばすんだ)
***
*球体の術式=発動されていない時は陽月の子の力を外に漏らさない様にしている為、夢主の術式にエアルが反応し集束しない
逆に術式が発動している時は陽月の子の力を外に解放しているのでエアルが反応し集束
*夢主が集束させたエアルをエステルの術式に使用している理由=「術式の強さ=エアルの使用量」だと執筆者が思っている為