chapter:69 荒野の果てに耀う光は三つに連なって
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ユーリとアルシアは自信満々に告げ、ラピードもまた二人の言葉に同意を示した、随分と簡単に言ってのけた様にも思えるその言葉からは幼馴染みへの大きな信頼がひしひしと伝わってきた
その言葉に先程までの危惧はどこへやら、打って変わって決意の表れである笑みがフレンの表情に浮かぶ
「フッ。分かった、やってみよう!」
――彼らと一緒なら、この状況をどうにか出来るという確信が彼の心を立て直させていた
「みんな、こいつの起動はオレたちがやる。ここは頼んだぜ!」
「あんたらだけで行く気?!無茶でしょ!」
「ここの守りを手薄にするわけにはいかない。ここを守り抜かねば、僕たちが魔物を退ける意味すらなくなるんだ」
あくまで第一に考えるべきは難民を守り抜くこと、その為にもこれ以上の魔物の侵攻を許すわけにはいかない、かと言って最前衛から大人数を割く事は、守りを手薄には出来ない
結果、少数隊の行動が極自然として群れの中心を目指す事となる、例えどんなに危険なことであっても人々を守る為には厭えない事だった
「魔物を倒すためじゃなくて、みんなを守るためだもんね」
「そゆこと」
「わかりました、ここは任せてください!」
「うちらは適当にがんばるのじゃ」
説得に応じたエステル達は最早アルシア達を引き止めようとはしなかった、ただ願うのは明星壱号の無事の起動と彼らの無事だけ
避難民達を庇う様に本来相容れない筈のカロル達が騎士団と共に肩を並べ、最前衛の守備を固める
「ありがたい」
「皆、ここはお願いね……!」
「がんばってね、三人とも」
ジュディスからの声援を背中に受け、武器を構えるユーリは目の前の魔物が隠す奥、その中心を目標として定める
「いくぜ!」
「ああ!」
「遅れない様にね!」
「ワン!」
僅か三人と一匹が襲い来る魔物という激流へ斬り込み、遡っていく
――目指すはただ一つ、群れの中心地だ
「そこぉ!くたばんないように気をつけろよ」
「心配無用。君こそ、他所見してたら足元掬われるよ」
群れを相手する中で声が掻き消されぬ様にと声を張り上げるユーリとは対照的にフレンは冷静に目の前の魔物を対処していく
「右に同じく!無影衝!絶掌撃!飛燕連斬!おまけだよ、連殺剣!!」
「危ないよ、アルシア。断空剣!飛天翔駆!守護方陣!! よし、次!」
空中へ舞い上がり、着地しようとするアルシアの一瞬の隙をつこうと彼女の下に待機していた魔物だったが逆に逆手に取られる結果となったのだった
「閃牙!どけよ!爪竜連牙!! へへっ、お前らがあまりにもイイ男とイイ女だから見とれちまってよ」
「っ何、バカな冗談を…」
「こんな状況でよくそんな事、言えるねっ」
「うわっ!」
「あ、フレン!穢れよ、立ち退け…リカバー!」
アルシアが言う様にこんな混戦状況の真っ直中にいても変わらないユーリの軽口にフレンの平常心が崩された様でカマキリ型の魔物の刃に刈り取られてしまった
行動を封じられたフレンをすかさずアルシアの治癒魔術が解放する、そんな彼の姿を見ながら、自分が原因である事を棚に上げたユーリののんきな声が響く
「ほら、動揺してる場合じゃねえぞ?」
「動揺なんてしてない!」
「隠すな、隠すな!」
懲りずにフレンがユーリの言葉に噛み付くものでユーリが面白がる…その悪循環にアルシアが叱咤の声を上げた
「もう、二人とも!ちゃんと魔物の方に意識を向ける!天羽落刃!音紗連牙!! 紫苑の雷鳴、粛正の鎚となりて咎を打ち砕かん!スパークウェブ!」
「真面目に戦えよ!アルシアにまで指摘されたじゃないか!」
「これでも真面目だぜ?」
「話しかけられると集中できないんだ!瞬迅剣!散沙雨!魔皇刃!!」
「オレ、話してないと集中できないんだけどなぁ…しょーがねえ!幻狼斬!爆砕!喰らえ!」
漸くスイッチが入ったらしいユーリの剣技が目の前の魔物を蹴散らし、群れの流れに穴が穿たれた所でアルシア達を引き連れ、更に先を目指す
新たに出現した魔物へと先手必勝とばかりに立ち止まったフレンが術式を完成させながら、目の前を見据えていた
その言葉に先程までの危惧はどこへやら、打って変わって決意の表れである笑みがフレンの表情に浮かぶ
「フッ。分かった、やってみよう!」
――彼らと一緒なら、この状況をどうにか出来るという確信が彼の心を立て直させていた
「みんな、こいつの起動はオレたちがやる。ここは頼んだぜ!」
「あんたらだけで行く気?!無茶でしょ!」
「ここの守りを手薄にするわけにはいかない。ここを守り抜かねば、僕たちが魔物を退ける意味すらなくなるんだ」
あくまで第一に考えるべきは難民を守り抜くこと、その為にもこれ以上の魔物の侵攻を許すわけにはいかない、かと言って最前衛から大人数を割く事は、守りを手薄には出来ない
結果、少数隊の行動が極自然として群れの中心を目指す事となる、例えどんなに危険なことであっても人々を守る為には厭えない事だった
「魔物を倒すためじゃなくて、みんなを守るためだもんね」
「そゆこと」
「わかりました、ここは任せてください!」
「うちらは適当にがんばるのじゃ」
説得に応じたエステル達は最早アルシア達を引き止めようとはしなかった、ただ願うのは明星壱号の無事の起動と彼らの無事だけ
避難民達を庇う様に本来相容れない筈のカロル達が騎士団と共に肩を並べ、最前衛の守備を固める
「ありがたい」
「皆、ここはお願いね……!」
「がんばってね、三人とも」
ジュディスからの声援を背中に受け、武器を構えるユーリは目の前の魔物が隠す奥、その中心を目標として定める
「いくぜ!」
「ああ!」
「遅れない様にね!」
「ワン!」
僅か三人と一匹が襲い来る魔物という激流へ斬り込み、遡っていく
――目指すはただ一つ、群れの中心地だ
「そこぉ!くたばんないように気をつけろよ」
「心配無用。君こそ、他所見してたら足元掬われるよ」
群れを相手する中で声が掻き消されぬ様にと声を張り上げるユーリとは対照的にフレンは冷静に目の前の魔物を対処していく
「右に同じく!無影衝!絶掌撃!飛燕連斬!おまけだよ、連殺剣!!」
「危ないよ、アルシア。断空剣!飛天翔駆!守護方陣!! よし、次!」
空中へ舞い上がり、着地しようとするアルシアの一瞬の隙をつこうと彼女の下に待機していた魔物だったが逆に逆手に取られる結果となったのだった
「閃牙!どけよ!爪竜連牙!! へへっ、お前らがあまりにもイイ男とイイ女だから見とれちまってよ」
「っ何、バカな冗談を…」
「こんな状況でよくそんな事、言えるねっ」
「うわっ!」
「あ、フレン!穢れよ、立ち退け…リカバー!」
アルシアが言う様にこんな混戦状況の真っ直中にいても変わらないユーリの軽口にフレンの平常心が崩された様でカマキリ型の魔物の刃に刈り取られてしまった
行動を封じられたフレンをすかさずアルシアの治癒魔術が解放する、そんな彼の姿を見ながら、自分が原因である事を棚に上げたユーリののんきな声が響く
「ほら、動揺してる場合じゃねえぞ?」
「動揺なんてしてない!」
「隠すな、隠すな!」
懲りずにフレンがユーリの言葉に噛み付くものでユーリが面白がる…その悪循環にアルシアが叱咤の声を上げた
「もう、二人とも!ちゃんと魔物の方に意識を向ける!天羽落刃!音紗連牙!! 紫苑の雷鳴、粛正の鎚となりて咎を打ち砕かん!スパークウェブ!」
「真面目に戦えよ!アルシアにまで指摘されたじゃないか!」
「これでも真面目だぜ?」
「話しかけられると集中できないんだ!瞬迅剣!散沙雨!魔皇刃!!」
「オレ、話してないと集中できないんだけどなぁ…しょーがねえ!幻狼斬!爆砕!喰らえ!」
漸くスイッチが入ったらしいユーリの剣技が目の前の魔物を蹴散らし、群れの流れに穴が穿たれた所でアルシア達を引き連れ、更に先を目指す
新たに出現した魔物へと先手必勝とばかりに立ち止まったフレンが術式を完成させながら、目の前を見据えていた