chapter:65 語り部なる風雅、若草に芽吹きて
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目を回す二人をクロームが視界に捕らえ、攻撃を仕掛けぬ様にとパティの技が鍋を引き当て、二人と同じ状態に引き込み、銃弾がその巨体にめり込む
「幻狼斬!爪竜連牙!はぁっ!」
「活心もたらす妖精の加護を我らに授け給え、フェアリーサークル!危ない危ない……」
「終わらせるわ!派手に吹っ飛ばすわよ!黄泉への誘い!ブラッディハウリング!
万象を成しえる根源たる力…太古に刻まれしその記憶、我が呼び声に応え、今、此処に蘇れ!エンシェントカタストロフィ!」
異界より現れた呪いに塗れた叫びに体の自由を奪われたクロームを囲う様に四つの魔導術式が展開され、そのエネルギーが一点に集まった事で強大な爆発がクロームを飲み込んだ
「これがあたしの研究成果よ!」
リタの技の威力が余す所なくクロームに与えられた事で漸くその巨体は戦意を失い、受けた傷によってその場に伏した体は聖核へ変化しようと輝きを帯び始めた
『……見事です……あなたたちなら……救えるかも……しれない……』
「クローム……」
『あなたたちの……望むように……』
交戦した事でアルシア達は十分にデュークを止められる力を持っていると判断し、クロームの体はその言葉通りに自身の命 聖核へ変化し、アルシア達へと託した
一途にデュークの身を案じ、その身を賭して力を確かめたクロームの行動に軽率な事を言えず、誰もが口を閉ざす中でリタはエステルとアルシアを連れ、聖核へ歩み寄る
「アルシア、エステル……やりましょ。ジュディス、お願い」
リタに頼まれたジュディスは二人の元へ歩み寄り、頷く、自分からも彼女の想いを無駄にしない為にも、託された命を世界とデュークの為に変化させる為にも精霊化を行うのに異論はないと
「……はい」
「うん…!」
「頼むぜ」
皆、一様に同じ想いを抱く中でエステルとアルシアにより、洞窟内に充満するエアルがマナへと変換され、聖核の意思を再び世界に具現させる為に注がれていく
聖核に宿った意思が自分の体を作り上げる為に最後の四原素を呼び起こし、場所の特性を現した竜巻が聖核を飲み込み、その中より最後の精霊が誕生した
「やった!」
最後の精霊が無事に誕生した事にカロルは目標が達成された喜びも相まって、嬉しそうに片腕を上げ、その喜びを体で表現する
だがその一方で精霊化の作業に関わったリタとアルシア、エステルは今までと用途が違う精霊の状態に目を丸くし、喜ぶにも喜べずにいた、この状況は二度目だ
「眠ってる……」
「ノームの時と同じですね」
新たな同志が生まれた事を祝福する為、三体の精霊がその場に現界する
『また新たな同志が生まれたのじゃな』
『……時に凪ぎ、時に荒ぶ風を統べるものか』
「この子もまた眠ってるけど、ノームと同じ状態だったってこと?」
『ノームの時のようにエアルに侵されている訳ではない、程なく目覚めよう』
「そっか、良かった」
「ありがとう、ウンディーネ」
精霊達の言葉にノームの時と同じく、問題はないのだと安堵感を与えられた所で精霊達は姿を消し去った
ふと以前のザーフィアス城でクロームと会った時の事を思い出す、彼女はあの人を止めてくれるのを願っている、と言い、ユーリ達はあの人と言うのをアレクセイと思っていたが違った様だ
「前にクロームが止めて欲しいと言ったのはデュークだったんじゃな」
「クローム、なんかデュークのこと、色々知ってるみたいだったね」
「ええ。目覚めたらもっと詳しく聞けるかも」
今はまだ眠りから目を覚まさないクロームであった精霊は姿を消し去った
「これで四原素の精霊が揃ったね」
「とにかく戻ろうぜ」
「そうそう。こんなとこ、長居は無用~」
「うう……またあの坂道かぁ……おっさんぐったり……」
ここまで来るのに使った下り坂、否今度は上り坂になる事を思い出し、レイヴンは方を深く落とし項垂れてしまった
そんな彼の様子に慣れてしまったのか、ユーリ達はさっさと洞窟を抜けてしまい、更に彼から哀愁が漂うのを察したアルシアが必死に言葉を取り繕う、せめて躍起が溢れる様にと
「ち、ちゃんと私がおじ様の背中を押して、登り切りますから……ファイトです!」
「アルシアちゃん、本当におっさんの癒しだわ~」
ガッツポーズを作り、元気づけてくるアルシアの気遣いにレイヴンは涙を浮かべながら、その手を取り、感慨深く噛み締めていた
洞窟を抜け、まだ楽な道を進み、デュークと邂逅した場所まで戻った所でアルシア達はここから険しくなる道に供える為に一息つく
「幻狼斬!爪竜連牙!はぁっ!」
「活心もたらす妖精の加護を我らに授け給え、フェアリーサークル!危ない危ない……」
「終わらせるわ!派手に吹っ飛ばすわよ!黄泉への誘い!ブラッディハウリング!
万象を成しえる根源たる力…太古に刻まれしその記憶、我が呼び声に応え、今、此処に蘇れ!エンシェントカタストロフィ!」
異界より現れた呪いに塗れた叫びに体の自由を奪われたクロームを囲う様に四つの魔導術式が展開され、そのエネルギーが一点に集まった事で強大な爆発がクロームを飲み込んだ
「これがあたしの研究成果よ!」
リタの技の威力が余す所なくクロームに与えられた事で漸くその巨体は戦意を失い、受けた傷によってその場に伏した体は聖核へ変化しようと輝きを帯び始めた
『……見事です……あなたたちなら……救えるかも……しれない……』
「クローム……」
『あなたたちの……望むように……』
交戦した事でアルシア達は十分にデュークを止められる力を持っていると判断し、クロームの体はその言葉通りに自身の命 聖核へ変化し、アルシア達へと託した
一途にデュークの身を案じ、その身を賭して力を確かめたクロームの行動に軽率な事を言えず、誰もが口を閉ざす中でリタはエステルとアルシアを連れ、聖核へ歩み寄る
「アルシア、エステル……やりましょ。ジュディス、お願い」
リタに頼まれたジュディスは二人の元へ歩み寄り、頷く、自分からも彼女の想いを無駄にしない為にも、託された命を世界とデュークの為に変化させる為にも精霊化を行うのに異論はないと
「……はい」
「うん…!」
「頼むぜ」
皆、一様に同じ想いを抱く中でエステルとアルシアにより、洞窟内に充満するエアルがマナへと変換され、聖核の意思を再び世界に具現させる為に注がれていく
聖核に宿った意思が自分の体を作り上げる為に最後の四原素を呼び起こし、場所の特性を現した竜巻が聖核を飲み込み、その中より最後の精霊が誕生した
「やった!」
最後の精霊が無事に誕生した事にカロルは目標が達成された喜びも相まって、嬉しそうに片腕を上げ、その喜びを体で表現する
だがその一方で精霊化の作業に関わったリタとアルシア、エステルは今までと用途が違う精霊の状態に目を丸くし、喜ぶにも喜べずにいた、この状況は二度目だ
「眠ってる……」
「ノームの時と同じですね」
新たな同志が生まれた事を祝福する為、三体の精霊がその場に現界する
『また新たな同志が生まれたのじゃな』
『……時に凪ぎ、時に荒ぶ風を統べるものか』
「この子もまた眠ってるけど、ノームと同じ状態だったってこと?」
『ノームの時のようにエアルに侵されている訳ではない、程なく目覚めよう』
「そっか、良かった」
「ありがとう、ウンディーネ」
精霊達の言葉にノームの時と同じく、問題はないのだと安堵感を与えられた所で精霊達は姿を消し去った
ふと以前のザーフィアス城でクロームと会った時の事を思い出す、彼女はあの人を止めてくれるのを願っている、と言い、ユーリ達はあの人と言うのをアレクセイと思っていたが違った様だ
「前にクロームが止めて欲しいと言ったのはデュークだったんじゃな」
「クローム、なんかデュークのこと、色々知ってるみたいだったね」
「ええ。目覚めたらもっと詳しく聞けるかも」
今はまだ眠りから目を覚まさないクロームであった精霊は姿を消し去った
「これで四原素の精霊が揃ったね」
「とにかく戻ろうぜ」
「そうそう。こんなとこ、長居は無用~」
「うう……またあの坂道かぁ……おっさんぐったり……」
ここまで来るのに使った下り坂、否今度は上り坂になる事を思い出し、レイヴンは方を深く落とし項垂れてしまった
そんな彼の様子に慣れてしまったのか、ユーリ達はさっさと洞窟を抜けてしまい、更に彼から哀愁が漂うのを察したアルシアが必死に言葉を取り繕う、せめて躍起が溢れる様にと
「ち、ちゃんと私がおじ様の背中を押して、登り切りますから……ファイトです!」
「アルシアちゃん、本当におっさんの癒しだわ~」
ガッツポーズを作り、元気づけてくるアルシアの気遣いにレイヴンは涙を浮かべながら、その手を取り、感慨深く噛み締めていた
洞窟を抜け、まだ楽な道を進み、デュークと邂逅した場所まで戻った所でアルシア達はここから険しくなる道に供える為に一息つく