chapter:61 今は遠き無垢な日々に思いもせず
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二人に続こうと詠唱を謳っていたアルシアの隙をつこうと眷属が動いたのに気付き、直ぐさまにカロルがそれに制裁を下す
どうやら十分に距離を取れていなかった様だと自分の甘さに叱咤しながらも今は助けてくれた首領に恩を返さなければ
「ありがと!カロル
ここで終わりにしなきゃね!出し惜しみはしない!」
「喰らえ!料理するのじゃ!」
「邪悪なる魂魄、光の禊にて滅さん!グランシャリオ!」
「怒れ、吼えろ、螺旋の将軍…ハヴォックゲイル!!」
パティから始まった怒濤のラッシュに眷属達の姿は薄まりかかり、姿を意地出来ないことを示していた
最後の悪足掻きとして尻尾でユーリ達を薙ぎ払おうと回転した所をかいくぐり、久方ぶりに戦場を走る銀色が叫ぶ
「幻龍斬!十字衝!! 連なれ数多の星々!駆けよ、閃光!」
それはいつかのユーリとフレンが図らずも彼女と戦うことになった時に目にした光景、晴れ渡っていた青空は光を閉ざし、星空が幕を開く
空間に放り込まれ、傷で身動きが取れない眷属達へと神速の剣閃が吹き抜ける、その輝きはさながら尾を引く流星の如く
「我が道を阻む者へ滅びの煌めきを…星馳流瓏衝!!」
眷属達に出来上がった無数の傷口へと光の眷属達が吸い込まれ、先程の剣撃と同じ数だけ傷口の中で爆発するとそれらの輝きが一つの衝撃波となり星空を祓い去った
「…私の信念は誰にも曲げさせない。さっ急ごう!」
「やっぱりアルシアは敵に回したら怖いよね……」
「何を今更」
皮肉の様にカロルの呆然とした呟きに肩をすくめたユーリはアルシアの剣撃で消え去った眷属達を確認するまでもなく、ノードポリカへと突入
船の停泊場所ではナッツ率いる闘技場の面子達がこれ以上の侵入を許すまい、と背水の陣で武器を構えていた
「退くな!ここで食い止めるんだ!」
不意にナッツ達と対峙していた眷属へ火球が飛び辺り、その姿は爆散する
思っても見ない増援に目を丸くしている彼らへと駆けつけたアルシア達が姿を現す
「おーお、ものものしいねえ」
「大丈夫っ?」
「あ、あんたたちは……!」
街に蔓延っていた眷属達を排除し、ナッツに誘われたアルシア達は闘技場の奥、かつてベリウスが身を隠していた部屋へ訪れた
「またあんたたちに助けられたな」
「この街だけ襲われるなんて、ほんと運が悪いよね」
「運じゃないわ」
唯一ナッツの申し出を断り、街に残っていたリタはどうやら結界魔導器を見てきていたらしい
「ここに来た時に気になってたもんね、どうだった?」
「出力が上げられてたわ、だからあの化け物が引き寄せられたみたいね。通常の出力に戻させてもらったわよ」
「万が一に備えたんだが……裏目になってしまったんだな
自分は住民の様子を見にいく、あんたたちは好きなだけゆっくりしてってくれ」
「ありがたいがオレたちも急いでてね、もう行くわ」
「そうか。あんたたちならいつでも歓迎する、また寄ってくれ」
「サンキュ」
結界魔導器の出力を通常の値にまで戻し、これであの眷属達は必要以上にノードポリカに集まる事はなく、治安は安泰だろう
一先ずはノードポリカの危機は去った、自分達は始祖の隸長達に会いに行こうということで部屋を出ると緊張から解き放たれたカロルが唸る
「ううう……」
「どうしたの?カロル」
「アルシア……あの気持ち悪い魔物が星喰みから生まれたものだったなんて」
「ワゥゥ」
「私達が前、砂漠で戦った時のはフェローが見せた幻だったんだよね……」
「フェローが見せた幻……あれは星喰みの脅威を体験させるためだったんですね」
「でも今度のは幻じゃない……これからドンドンあんなのが襲ってくるのかな……」
「ワウワウ!」
まだ小さなカロルからして見れば、星喰みという強大な敵はまだ許容過ぎるには恐ろしすぎるらしく先程の眷属達はあれだけじゃない、各地にまだあれらが蔓延っている
その状況に弱音を吐くのは仕方ないか…と何か声をかけようとした所、カロルの言葉を聞いていたラピードが彼に歯を向いた
どうやら十分に距離を取れていなかった様だと自分の甘さに叱咤しながらも今は助けてくれた首領に恩を返さなければ
「ありがと!カロル
ここで終わりにしなきゃね!出し惜しみはしない!」
「喰らえ!料理するのじゃ!」
「邪悪なる魂魄、光の禊にて滅さん!グランシャリオ!」
「怒れ、吼えろ、螺旋の将軍…ハヴォックゲイル!!」
パティから始まった怒濤のラッシュに眷属達の姿は薄まりかかり、姿を意地出来ないことを示していた
最後の悪足掻きとして尻尾でユーリ達を薙ぎ払おうと回転した所をかいくぐり、久方ぶりに戦場を走る銀色が叫ぶ
「幻龍斬!十字衝!! 連なれ数多の星々!駆けよ、閃光!」
それはいつかのユーリとフレンが図らずも彼女と戦うことになった時に目にした光景、晴れ渡っていた青空は光を閉ざし、星空が幕を開く
空間に放り込まれ、傷で身動きが取れない眷属達へと神速の剣閃が吹き抜ける、その輝きはさながら尾を引く流星の如く
「我が道を阻む者へ滅びの煌めきを…星馳流瓏衝!!」
眷属達に出来上がった無数の傷口へと光の眷属達が吸い込まれ、先程の剣撃と同じ数だけ傷口の中で爆発するとそれらの輝きが一つの衝撃波となり星空を祓い去った
「…私の信念は誰にも曲げさせない。さっ急ごう!」
「やっぱりアルシアは敵に回したら怖いよね……」
「何を今更」
皮肉の様にカロルの呆然とした呟きに肩をすくめたユーリはアルシアの剣撃で消え去った眷属達を確認するまでもなく、ノードポリカへと突入
船の停泊場所ではナッツ率いる闘技場の面子達がこれ以上の侵入を許すまい、と背水の陣で武器を構えていた
「退くな!ここで食い止めるんだ!」
不意にナッツ達と対峙していた眷属へ火球が飛び辺り、その姿は爆散する
思っても見ない増援に目を丸くしている彼らへと駆けつけたアルシア達が姿を現す
「おーお、ものものしいねえ」
「大丈夫っ?」
「あ、あんたたちは……!」
街に蔓延っていた眷属達を排除し、ナッツに誘われたアルシア達は闘技場の奥、かつてベリウスが身を隠していた部屋へ訪れた
「またあんたたちに助けられたな」
「この街だけ襲われるなんて、ほんと運が悪いよね」
「運じゃないわ」
唯一ナッツの申し出を断り、街に残っていたリタはどうやら結界魔導器を見てきていたらしい
「ここに来た時に気になってたもんね、どうだった?」
「出力が上げられてたわ、だからあの化け物が引き寄せられたみたいね。通常の出力に戻させてもらったわよ」
「万が一に備えたんだが……裏目になってしまったんだな
自分は住民の様子を見にいく、あんたたちは好きなだけゆっくりしてってくれ」
「ありがたいがオレたちも急いでてね、もう行くわ」
「そうか。あんたたちならいつでも歓迎する、また寄ってくれ」
「サンキュ」
結界魔導器の出力を通常の値にまで戻し、これであの眷属達は必要以上にノードポリカに集まる事はなく、治安は安泰だろう
一先ずはノードポリカの危機は去った、自分達は始祖の隸長達に会いに行こうということで部屋を出ると緊張から解き放たれたカロルが唸る
「ううう……」
「どうしたの?カロル」
「アルシア……あの気持ち悪い魔物が星喰みから生まれたものだったなんて」
「ワゥゥ」
「私達が前、砂漠で戦った時のはフェローが見せた幻だったんだよね……」
「フェローが見せた幻……あれは星喰みの脅威を体験させるためだったんですね」
「でも今度のは幻じゃない……これからドンドンあんなのが襲ってくるのかな……」
「ワウワウ!」
まだ小さなカロルからして見れば、星喰みという強大な敵はまだ許容過ぎるには恐ろしすぎるらしく先程の眷属達はあれだけじゃない、各地にまだあれらが蔓延っている
その状況に弱音を吐くのは仕方ないか…と何か声をかけようとした所、カロルの言葉を聞いていたラピードが彼に歯を向いた