第三十幕 屏風裏に潜みし月像幢
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「………」
「ゆ、ゆらちゃん?」
「……おい、物騒じゃねぇか…」
「納得できんかったら撃つ、奴良くんと月夜見さんは―――人間?妖怪?」
「………………昼は人間だが妖怪だよ、今はな…花雪も同じだ」
「同一人物…なんやな、月夜見さんも」
「うん、本当に昼の私も今の私も"私"だよ」
「納得いかねーかい、別人みてーだからな…」
「いや……納得いったわ、妖怪が私を助けるってことが…つながらんかったんや
あんたが奴良くんやったら全部……つながるんや
妖怪は悪いことするから妖怪、奴良くんやったら納得できる、何度もありがとうな…やさしい奴良くん」
言葉通りに納得したのだろう、式神を解いたゆらをリクオは――池に蹴り落とした
「何するんや――――!?あんた最低やなー!!」
「リ、リクオ!ゆらちゃんは怪我してたのにっ」
「平気だろ…さっさと帰れ京都に」
「ゆらちゃんごめんね!」
「…今のは悪業やで!帰ってきたら…今の分、滅したる!!」
「へぇ楽しみにしとく」
「ふ、二人とも喧嘩は止めてよ…」
「ハッ」
「……おい」
「なんや」
「ついていってやろうか」
「なんでやねん」
屋敷から出て行こうとするゆらに投げかけた言葉に律儀に突っ込み、何かを思い出したのか入り口近くでゆらは再び振り返り、リクオへ指差した
「悪業働くあんたに優しい月夜見さんは似合ってないで!」
「…へぇ」
「リクオ、殺気放つの止めて!」
「…そういえば」
「?ひゃっ」
「さっきあの陰陽師に触られた所、消毒な」
「~っ恥ずかしい事、良く出来るね…っ」
「鈍感な花雪相手だからな」
魔魅流に掴まれた手の袖を下げ、口付けるリクオは月明かりに照らされ、それはそれは艶やかだったと後に花雪は語るのだった
屏風裏に潜みし月像幢
(冷たい秋風は月にかかる雲を払い、二人と共に)