第三十幕 屏風裏に潜みし月像幢
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陰陽師にしか今は分からぬ言葉に口を挟む事は出来ず、動きを止めたゆらに背を向けるとその兄はリクオ目掛けて祢々切丸を放った
「あ、危な…っ」
「……」
「そーだ、"ぬらりひょん"に会ったらと…じいさんから言づてを頼まれた
"二度とうちには来んじゃねぇ"、"来ても飯は食わさん…!!"、"さっさと月詠姫を解放しろ…!"以上、その刀…大事にしろよ」
「なんだあいつ…」
「かこまれてんのはオメーらだっつーの」
「皆、もう止めて?」
「……"狂言"、今日はもうやめだ」
「これは結界…?あ、リクオ、ちょっと待っててっ」
「オイ花雪?」
「…」
「あの、怪我してるみたいなので治療させて下さい」
リクオへ言づてをしっかりと伝えると廃屋から黒い水がゆらの兄が持つ木筒へ吸い込まれて行く
背中を見せ、立ち去ろうとする彼らを追いかけると花雪はその怪我を自身の力で治して行く
「これで大丈夫、です」
「…」
「…?あの?」
「何故一応の敵であるオレ達に情をかける?」
「…目の前で怪我をしている人達がいたから放っておけない、それだけです」
「…はっそんな所は親に似ていないらしい
言っておけ、人間の血に敬意を払うのはこれが最後だとな」
「…言っておきます」
見定められる様な視線から一瞬柔らかくなった視線を感じながらも言葉は攻撃的
今回は人間として扱ったと受け取り、離れようとすると魔魅流が花雪の手を取った
「…」
「魔魅流止めろ」
「…月詠姫、また会える?」
「え?あ…縁があればまた会えるのではないでしょうか」
「なら止める」
すっと手を下げると名残惜しげに視線を感じながらも二人はその姿を消した
場所は所変わり、奴良組本家
「リ、リクオ、何で私まで木の上にいるの?」
「オレが連れて来たから」
「それにそのキセル、ぬらおじい様の…勝手に持って来ちゃダメだよ」
「構いやしねぇって、それにこうして花雪が傍にいると治りが早い」
「え、そうなの?」
「ああ」
「…なら分かった」
しだれ桜の木の枝にリクオに抱きしめられる形で花雪は彼と存在している
羞恥と恐怖で早く降りたいという気持ちを抱えていると横の枝にいつの間にか式神を発動させたゆらの姿
「あ、危な…っ」
「……」
「そーだ、"ぬらりひょん"に会ったらと…じいさんから言づてを頼まれた
"二度とうちには来んじゃねぇ"、"来ても飯は食わさん…!!"、"さっさと月詠姫を解放しろ…!"以上、その刀…大事にしろよ」
「なんだあいつ…」
「かこまれてんのはオメーらだっつーの」
「皆、もう止めて?」
「……"狂言"、今日はもうやめだ」
「これは結界…?あ、リクオ、ちょっと待っててっ」
「オイ花雪?」
「…」
「あの、怪我してるみたいなので治療させて下さい」
リクオへ言づてをしっかりと伝えると廃屋から黒い水がゆらの兄が持つ木筒へ吸い込まれて行く
背中を見せ、立ち去ろうとする彼らを追いかけると花雪はその怪我を自身の力で治して行く
「これで大丈夫、です」
「…」
「…?あの?」
「何故一応の敵であるオレ達に情をかける?」
「…目の前で怪我をしている人達がいたから放っておけない、それだけです」
「…はっそんな所は親に似ていないらしい
言っておけ、人間の血に敬意を払うのはこれが最後だとな」
「…言っておきます」
見定められる様な視線から一瞬柔らかくなった視線を感じながらも言葉は攻撃的
今回は人間として扱ったと受け取り、離れようとすると魔魅流が花雪の手を取った
「…」
「魔魅流止めろ」
「…月詠姫、また会える?」
「え?あ…縁があればまた会えるのではないでしょうか」
「なら止める」
すっと手を下げると名残惜しげに視線を感じながらも二人はその姿を消した
場所は所変わり、奴良組本家
「リ、リクオ、何で私まで木の上にいるの?」
「オレが連れて来たから」
「それにそのキセル、ぬらおじい様の…勝手に持って来ちゃダメだよ」
「構いやしねぇって、それにこうして花雪が傍にいると治りが早い」
「え、そうなの?」
「ああ」
「…なら分かった」
しだれ桜の木の枝にリクオに抱きしめられる形で花雪は彼と存在している
羞恥と恐怖で早く降りたいという気持ちを抱えていると横の枝にいつの間にか式神を発動させたゆらの姿