第二十九幕 八重葎が奥の違い竜尾道
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お…お兄ちゃん!?」
「っ…!」
再び術を放とうとした男はリクオの一太刀の元に切り捨てられ、血が舞い、ゆらの悲痛な叫びが響いた
そして彼女の隣にいた花雪も声にこそ出さなかったものの、リクオが躊躇なく人間を切った事に喉に声を詰まらせていた
「奴良くん…」
「リクオ…?」
「……」
「リクオ、どう…」
どうして、と花雪がやっとの思いで言葉を発する前に彼の背後から黒い物体がリクオ目掛け、その手を伸ばす
「妖怪は、滅する、もの…」
「危ないっ!!」
「フッ」
姿を見る限り、襲いかかる男もまた陰陽師だろうが違和感を花雪が感じたその一瞬―――
殺気に気付いたリクオが刀身に月光を宿しつつ、男へ平行に切り掛かった
だがその切っ先を容易に躱し、男はリクオの使われていない左手を掴み、札やその視線から雷を放った
「めつ」
「あ、いや…っ!リクオ!!」
「月夜見さん、あかん!」
「ゆらちゃん、でもっ!私…ッ」
頭へ確実な妖怪を滅す術を受け、リクオがそれに倒れ、花雪は涙ながら駆け寄ろうとしたがゆらに引き止められてしまう
「ゆら、ちゃん、あの人…だれ…?あんな…陰陽術、存在するの…?」
「わ、分からん、でもあれは得体の知れないものが…見えた気がした…」
「学べよ魔魅流…妖怪は黒…自分は白…」
「く…」
「生きてる…?」
(!そうか、リクオの刀は人を切るものじゃない…だから…!)
「!お兄ちゃん、無事やったんか…!!」
「くそ…いてぇ~」
「………お兄ちゃん…こいつ…誰や……?」
「ゆら……こいつは魔魅流じゃねぇか、昔からよく遊んでくれたろう…?
今度お前の…新しいお兄ちゃんになったんだ…」
.