第一幕 魑魅魍魎の主
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「いたいよ―――」
「お母さ~ん」
「大丈夫みんな…しっかりして」
「すぐに大人の人達が助けに来てくれるからそれまで…」
「キャッ!!」
「カナちゃんっ?」
「い、家長くん!?ビックリするじゃないか…」
「ど、どうしたの?」
「そこに…人が…並んでたから…」
「人?」
崩れたバスの中では辛うじて死者は出ていなく怪我人だけが寝転んでいたり気絶している、こんな時治癒能力を使えればと思うがカナ達の前では使えずに花雪は歯痒い思いを強いる
怪我人を介抱している時にカナが突然悲鳴を上げてそう言う、懐中電灯を持っていた島が彼女の言う方向を照らすとそこには確かに何かが並んでいる
「!」
「な…なんか…おかしくないか……?」
「清継くん…アレ何…?」
「え…さ、さあねぇ…」
「ち…けっこう生き残ってんじゃね―――か」
「ヒッ!?ど…どなたさまですかぁ―――!?」
「あんまりトンネルがこわれなかったようだな…とにかくここにいる全員…『皆殺し』じゃ、若もとろもな…姫は差し出せ」
「(この人は確か…ガゴゼ…ッ!)」
「よ、妖怪………ッ」
「っ皆下がって!!」
「花雪ちゃんっっ!!」
花雪達目掛けてガゴゼは自分の手下である妖怪を襲いかからせる、体が止まってしまう清継の前に花雪は両手を伸ばして盾となる、痛みを覚悟して目を瞑った寸前に光が差し込む
岩が崩れて月光が差し込んだ事に誰もが目を開いて驚き、花雪にとっては聞き覚えのある声が聞こえて来た
「おほ……見つけましたぜ若ァ生きてるみたいですぜ―――」
「皆…っ!」
「花雪様お怪我は?!」
「平気…っ来てくれてありがとう…!」
青田坊の声に花雪は怖さで瞳に浮かべていた涙目で笑顔を浮かべる、ガゴゼの手下は主の元へ戻りその瞬間に首無が花雪に駆け寄る
彼女に怪我が無いのを確認して微笑んでいると花雪は月に映える百鬼夜行を見た、そしてその前を率いる存在に目を奪われた
「………ガゴゼ、貴様…なぜそこにいる?」
「首無、あの人はだれ…?」
「花雪様の良く知ってるお方ですよ、今は妖怪となっていますが…」
「!リクなの?」
はいと微笑んで答えた首無の言葉に花雪は目を見開いて妖怪へと覚醒したリクオの姿を見つめ続ける、その背後でガゴゼや清継達が何かを言ってるのに耳に入らない
そんな時宙に浮かんでいた彼は地上へと降り立ちカナ達を見て花雪を見つめる
「よ~~しよしもう大丈夫だよ」
「やめろ、おめーらは顔コエーんだから」
「ヘ…ヘイ若…」
「………………」
「よかった…無事で
カナちゃん、花雪怖いから目つぶってな」
「…?誰……?」
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