第十二幕 雷鳴、紅に染まりて
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「これが私の結論だ!!」
「牛鬼っ!」
「牛鬼、貴様ぁああ―!!」
リクオを刺そうと牛鬼が考えたと思った三羽カラス達、だが牛鬼は花雪が思った通りに自身の腹に突き刺す…
と思われたがその刀の刃は花雪から離れたリクオが長ドスで弾き、柱に突き刺さっていた
「―――なぜ止める?リクオ……」
「リクオ…様?」
「…っ」
「私には…謀反を企てた責任を負う義務があるのだ…なぜ死なせてくれぬ…牛頭や馬頭にも会わす顔がないではないか…」
「おめーの気持ちは痛ェ程わかったぜ、オレがふぬけだとオレを殺して自分も死に、認めたら認めたでそれでも死を選ぶたぁらしい心意気だぜ、牛鬼
だが死ぬこたぁねぇよ、こんなことで……なぁ?」
「え…」
責任深い牛鬼の言葉にリクオは若頭らしく、それを認めながら軽くこの事をなしにしようとしている
その言葉に誰もが眼を見開き、牛鬼でさえも言葉をなくすがここで食って掛かったのは三羽カラスだった
「若!?こんなことって…!!これは大問題ですぞ!!」
「ここでのこと、お前らが言わなきゃすむ話だろ」
「若ぁ~…」
「皆、ごめんね…?」
「牛鬼…さっきの"答え"、人間のことは…人間ん時のオレにきけよ
気に入らなきゃそん時斬りゃーいい、その後…勝手に果てろ」
「牛鬼…っ!」
「花雪、様…」
「よかっ良かった…!私、また家族を失うかと思って…っ凄く怖かった…っ」
「家族…」
「良かった…牛鬼が死ななくて…」
長ドスを鞘に戻したリクオの隣を走り、花雪は牛鬼に縋り付く様に涙を流し、言葉を発する
彼女の言葉を聞きながらも牛鬼は総大将であるぬらりひょんから貰った言葉により、自身の家族は奴良組であると思い出しながら気を失った
「待って…リクオ」
「花雪、お前も本調子じゃねぇんだから無理すんな」
「あなたの傷は私が治したい、から…」
「…んじゃ頼む」
「うんっ」
新月だから妖力は激減しながらも花雪はリクオに駆け寄り、その胸の傷に手を翳し、淡い光を発する
緩やかながらも傷はじょじょに開いた口を閉ざしていく、逆に治癒力を発する花雪の息は荒れていくのを見る
「花雪、もう良い」
「でもまだ大丈夫だからっ何も出来なかったからこれくらい…!ひゃあ」
「リクオ様!また花雪様にそんなっ」
「良いんだよ、ほらもう寝ちまってる…お前等は牛鬼を頼む
…これ以上心配させんな、花雪」
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