第十一幕 嵐舞う梅は月を攫う
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何分後か強い妖気を感じた花雪は目を開き、布団から起き上がるが傍にリクオや氷麗がいない事に不信感を抱く
そういえば清継達の声も聞こえない、外へ…?そう思った花雪は重い体で外で駆け出す
「っ…(この山にいるのは牛鬼…何もしないと分かってるけどダメ…不安がのしかかってくる…!)」
息を切らしながら走る彼女が辿り着いたのは暗い樹の枝で色づく梅の花だった
「梅の花…どうしてここだけ?」
「花雪様」
「!牛鬼?!」
「まさかあなたまでもここに来ていたとは…」
背後から声をかけてきたのは自分の話し相手に良くなってくれ、父親の様な存在の牛鬼
彼は憂いを秘めた表情で花雪に近付くが彼女はそれをいつも通りだと逃げもしない
「牛鬼、リクオ達を知らない?今夜は新月だから月明かりもなくて迷ったら大変…」
「…」
「…牛鬼、まさかリクオに手をかけてない、よね?」
「…」
「お願い、答えて…嘘だよね…っ?」
無言を貫き通す牛鬼の胸に手を置き、花雪は冷や汗が背中を伝うのを感じながら言葉を繰り返す
そんな彼女の手を掴み、漸く牛鬼は重い口を開いた
「これも奴良組を守るためなのです、どうかご理解召されて下さい」
「そんな…無理だよ!リクオが死んだら守れないじゃないっ」
「…ならば花雪様」
「っ?!」
手を掴んだ花雪の腹に牛鬼は容赦なしに拳を入れ、花雪は否応なく気を失い、彼の懐に倒れ込む
「その目で見届け下さい、私か若…どちらが倒れ、どちらが正しいのかを」
嵐舞う梅は月を攫う
(光を失いし月は闇に眠る)
そういえば清継達の声も聞こえない、外へ…?そう思った花雪は重い体で外で駆け出す
「っ…(この山にいるのは牛鬼…何もしないと分かってるけどダメ…不安がのしかかってくる…!)」
息を切らしながら走る彼女が辿り着いたのは暗い樹の枝で色づく梅の花だった
「梅の花…どうしてここだけ?」
「花雪様」
「!牛鬼?!」
「まさかあなたまでもここに来ていたとは…」
背後から声をかけてきたのは自分の話し相手に良くなってくれ、父親の様な存在の牛鬼
彼は憂いを秘めた表情で花雪に近付くが彼女はそれをいつも通りだと逃げもしない
「牛鬼、リクオ達を知らない?今夜は新月だから月明かりもなくて迷ったら大変…」
「…」
「…牛鬼、まさかリクオに手をかけてない、よね?」
「…」
「お願い、答えて…嘘だよね…っ?」
無言を貫き通す牛鬼の胸に手を置き、花雪は冷や汗が背中を伝うのを感じながら言葉を繰り返す
そんな彼女の手を掴み、漸く牛鬼は重い口を開いた
「これも奴良組を守るためなのです、どうかご理解召されて下さい」
「そんな…無理だよ!リクオが死んだら守れないじゃないっ」
「…ならば花雪様」
「っ?!」
手を掴んだ花雪の腹に牛鬼は容赦なしに拳を入れ、花雪は否応なく気を失い、彼の懐に倒れ込む
「その目で見届け下さい、私か若…どちらが倒れ、どちらが正しいのかを」
嵐舞う梅は月を攫う
(光を失いし月は闇に眠る)