第一幕 魑魅魍魎の主
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「月夜見さん?!」
「先生…気持ち、悪いです…」
「今日はもう帰って良いわよ、体を大事にしなきゃ…保健室に行ってなさい、お家に電話して貰うから」
「リク、ゴメンね…先に帰ってる…」
「…うん」
弱々しく微笑む花雪は保健室に向かい、迎えが来るまでベットで寝かせて貰っていたが揺れている振動と温もりに花雪は目を開く
ゆっくりと目を開いて自分の今の状況を把握してみれば誰かにおぶられているのが分かった、そして自分をおぶってくれてる存在も
「首無…?」
「花雪様、目が覚めましたか?」
「うん、首無が迎えに来てくれたの?」
「ええ心配でいても立ってもいられなくて、何か小学校でありましたか?」
「…首無」
「はい?」
「首無はここにいるよね?ちゃんといるよね?」
「いますよ、花雪様と一緒に」
首無が微笑んでくれたのが分かったのに花雪は嬉しそうに微笑み「うん」と頷いた、彼等はとても優しい存在なのに何故受け入れてもらえないのかそれが不思議で仕方が無い
そんな思いを胸に秘めている内に屋敷に戻って来て雪女達に心配されながらも花雪は部屋で眠る事になった、そして彼女が眠っている時だった
「ほっといてよ!!」
「…?」
庭から聞こえて来た大声が花雪を起こす、首を傾げながらも庭に面した部屋の扉を開くとリクオが薄着のままで庭に立っていた
その背後ではどうすれば良いのか分からずに困っている雪女と首無に青田坊がいた、少し戸惑いながらも花雪はリクオに近付く
「リクどうしたの?」
「花雪…」
「そんな薄着でいると風邪ひくよ…?部屋に戻ろう?」
「ヤダよ!だって…こんな…っ悪い妖怪達がいる所には…!」
「リク…お願いだから皆を否定しないであげて、優しい妖怪もいるんだよ…?」
「…っ花雪には分からないよ…!」
「…ッリクの、バカァッ!」
「花雪様!!」
花雪はリクオの言葉に泣きながら羽織っていた羽織をリクオにぶつけて自分の部屋に逃げ込む、後ろから首無の声が聞こえて来たが花雪はただただ泣き続けた
泣いても二人の仲がゴチャゴチャになっても明日は来て学校はもう帰りの時刻、バス停に向かっていたリクオを小馬鹿にする様に清継達が声を上げる
「どうしたー!妖怪くん乗らないのかーいー!?」
「やめときましょ!一緒に乗ったら妖怪におそわれるかもぉ!?そーいやあいつんって古くてボロボロらしいですぜー」
「妖怪屋敷かぁ?月夜見さんには悪いけどピッタリだねぇー!」
「もう!!なにめそめそしてんの!!」
「いてて…あ、」
「リク、大丈夫?」
「う、ん」
「アレのがすと30分後だよ!あんなやつらほっときなって!乗ろ!」
「いーよ!ボクには一緒に乗る資格なんてないから」
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