第七幕 潜む獣喰らうはまた獣
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「うわ…」
「うわわわ…」
「貪狼、あいつらネズミや、食べてしもて」
「くそ…」
「カナちゃん見ないで!」
「きゃっ」
命知らずにも一人持っていた武器を振りかぶって交戦しようとした者は貪狼に腕を捥がれ、その周りの者達も巻き添えで喰われる
恐ろしい物を見せない様に花雪はカナの目を隠し、自身も目を背けた
「こ…こいつ…式神を使ってやがる…術者だ!陰陽師だ!!それも…生半可ねぇぞぉ!!」
「いい子やね、貪狼」
「兄貴~…」
「きいてねぇぞ、旧鼠さん、この女一体…」
「旧鼠か…仔猫を喰う大ねずみの妖怪…人にバケてこんな路上に出るなんて…」
「花雪ちゃん、終わった…?」
「うん、でも…」
一通り数を減らした貪狼はゆらの前では一般家庭で飼われている犬と変わらずに大人しくなる
白いスーツに身を包んだリーダー的存在の正体を知ったゆらと陰陽師だと知った旧鼠は人間に戻って彼女に近付く
「くくく…こつぁ三代目はそうとうな好き者だな…咲夜姫っつう者がありながら…」
「ゆらちゃんっ」
「大丈夫よ、月夜見さん」
「そんなぶっそうなモノはしまいなよ」
「さわるなネズミ」
「……あ?」
今まで温厚な様子を見せていた旧鼠はゆらの一言によって表情と雰囲気を変える
ゆらに弾かれた手をハンカチで入念に拭っているとその背後で手下達は小声で騒ぐ、そして旧鼠が指を鳴らすと…
「キャアア!!いやっ…ネズミが!?」
「っ止めて!気持ち悪い…!」
「!?やめ…っその娘達に何するんや!!貪狼…!」
「やめとけ…ネズミはいくらでも増やせる、おとなしく…式神をしまえ」
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