第三幕 義兄弟の契
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「もう着きますよ若、姫」
「う…うん…、!?」
「…?これって羽根…?でも何の?」
「若、姫、鴆様の屋敷が…わっか…火事ですよぉ―――!!わ―――…ど…どうします!!?」
「な……」
「どっどうして?リクオッ」
「そ……そのまま!!」
「え!?」
「何で!?」
「そのまま…つっこんでええ!!」
朧車にそう告げて鴆の屋敷の突進させる、その際の衝撃から花雪を守る為にリクオは彼女を抱き締める
何とか衝撃から守る事が出来たリクオは花雪を離して朧車の外に出るが花雪は火の熱気に一瞬視界が揺らぐ
「鴆くん!?」
「大丈夫ですか?!」
「ゴホッ…」
「しっかりして!!」
「ごふっ…リ…リクオに花雪……………?…どーしてお前達が…?ここへ」
「んだぁ!?てめぇ等」
「!?こいつ…あの奴良組のバカ息子と月詠姫!?」
「!あなた達…!」
現れたリクオと花雪に驚く鴆の前にいる元幹部達が騒ぎ始める、彼等が模倣を犯したのはすぐに分かった
だが今ここにいるのは力ないリクオと花雪に小さなカラス天狗、蛇太夫は負ける気がないと高をくくった
「お供はどーしたんだ…オレじゃ…お前達は守れねぇってのに…」
「鴆さん喋っちゃダメですっ」
「カラス天狗…こいつらは…?」
「わかりませんが…鴆一派の幹部だったと思います…」
「くく…丁度いい…このウツケ者の反対派は幹部にも多いときく…ぬらりひょんの孫…殺して月読姫を手に入れればオレのハクがつくってもんだ!!」
「許せねぇ」
「え…っ」
「ど…どけ!?リクオ!!お前に何が出来る!?」
「下がってろ」
「!」
焦る鴆を尻目にリクオは隠し持っていた長ドスを取り出すと花雪を背中に隠して地面を跳躍、そして飛び出した蛇太夫の頭から体にかけて二つに切り裂く
銀色に棚引く髪と鋭い瞳に花雪は再び出会った夜の姿に呆然とただ魅入っていた
「あんた…誰だよ…?」
「リクオ様…また…覚醒されたのですか…」
「リクオ?リクオだって!?」
「よう鴆、この姿で会うのは初めてだな」
「…」
「久し振りだな花雪」
圧倒的なリクオの変化に鴆は目を見開いて驚くがリクオはそれに構わずに冷静に彼に言葉を返し、花雪を見つめた
鋭いその瞳と交差して口を開こうとしたがぐらりと視界が再び揺らぎその場に膝をついてしまう、それにカラス天狗達は冷や汗を流す
「花雪様?!」
「!火かっ、早く外に出さねぇと…!リクオ?」
「リ、クオ…?」
「直ぐに出してやるから」
「…うん」