第三幕 義兄弟の契
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襖から雪女がおぼんにお茶を置いて持って来るがその瞬間にひっくり返ってリクオと花雪に熱湯がかかってしまう
「あつい~~~」
「ご…ごめんなさい……」
「つ、氷麗ちゃんこそ怪我はない?」
「は、はい!花雪様こそお火傷は?!ああっお着替えしなくては!」
「何してくれとんじゃいアマァァ」
「ふえ?」
「リクオ様と花雪様…いや義兄弟に何かしてみろ!!この鴆が貴様の息の根を止めてやる!!」
雪女が起こしてしまった大失態に今まで穏やかな表情を浮かべていた鴆は表情を荒げ、怒濤の声が雪女にそう言う
豹変具合に誰もが口を閉ざしてしまう中で花雪は雪女に手を引かれて部屋を後にし、自室で着物に着替えていたが何やら入口が騒がしい
「ぜ、鴆さんもうお帰りですかっ?顔色が…!」
「ええい!もうあんなバカに期待するのは止めだ!花雪!お前がこの組を継げ!」
「ふえぇぇ?!」
顔色が先程より青い鴆に近付くと肩を強く握られて言われた言葉に花雪は混乱して声を上げてしまう
一体何があったのか、何となくリクオが変な事を言ってしまったのは検討がついていた、鴆が帰った後に花雪はリクオとぬらりひょんの部屋にいた
「「鴆」なる妖怪はその羽を酒に浸せば五臓六腑が爛れて死に至る猛毒の鳥妖怪であり、薬・毒薬を司る「鴆一派」の頭領
どのような薬も経年によって猛毒へと変わるように鴆っも生まれた時にはそれは美しい鳥であるといいます
やがて元服のころ…羽が猛毒へと変わる、だが反面その特性のためか…一族は大変体の弱い―――いつ消えてもおかしくない、はかなげで…弱い妖怪なのです」
「でも何でそんな辛い体で今日は…?」
「花雪様の仰る通り、鴆様も…なかなか本家に顔も出せず今日は何故か…」
「……てか呼んだんだろ!!じーちゃんが!!鴆くんを!!ボクに説教させるために!!」
「…………フンばれちゃしょーがないのう!!」
「ぬらおじい様が?!」
「総大将だったのですか!!」
「なに考えてんだよ!!鴆くんは動いちゃいけない体だってのに!!ひどいよ」
「ひどい…………?フン…そう思うのなら…ワシの奴良組…やっぱお前にゃゆずれんわ」
今日鴆が無理な体で本家に来た理由がぬらりひょんに呼ばれた事を知ったリクオはぬらりひょんを責める様にそう言う
だがぬらりひょんはリクオを睨みながら低い声でそう呟き、部屋を後にしてしまった、彼の言葉に花雪は首を傾げるがリクオは違った
「何言ってんだ…こっちこそ願い下げだっつーのに」
「リクオ様…花雪様との昼の勉強も大事ですが「夜の勉強」もおこたらんでほしいですな!」
「「夜の勉強」…?」
「何が「ワシの奴良組」だよ!妖怪が集まって悪さしてるだけじゃん!」
「リクオ様それは違います、少しは我々のことも知って下さい、納豆小僧!「奴良組百鬼夜行画図」をここへ!」
「これは…」
「?日本地図?」
「これは…組織図ですな」
断固として奴良組を継ぐにを拒否し続けるリクオと話を聞いている花雪の前に納豆小僧が持って来た「奴良組百鬼夜行画図」が広がる
今まで見た事のないその広大な図に花雪は食い入る様に見つめ、カラス天狗が「夜の勉強」を始めた
「いいですか?ここが「奴良組」、本家の下には…様々な貸元どもがおります、木魚達磨殿の「達磨会」、鴆殿の「鴆一派」など…
日本には古来より…様々な妖怪がいます、海のもの…山のもの、人型・獣・付喪神…そのほとんどが「闇」にひっそりと生きる「弱い」者なのです
それら弱い妖を守る器…それが…奴良組の一面でもあるのです、リクオ様…あなたがこの一面を継がなければ誰がやるのです…?」
「………」
「リクオ…」
奴良組のもう一つの一面を知ったリクオは考えて黙ってしまった、彼がどんな事を導くのかはまだ分からないが花雪が心配なのは変わらなかった
そしてその夜に庭にあるしだれ桜を見つめていた花雪にリクオが近付いて来た
「花雪」
「リクオどうしたの?あれ…それってお酒?」
「うんっ鴆君にあやまりに行きたいんだけど花雪も付いて来てくれない?」
「うん良いよっ」
笑顔を浮かべて同行する事を承知してくれた花雪にリクオもまた嬉しそうに満面の笑顔を浮かべる、彼女がいれば百人力だ
小さく白い手を引いて二人はカラス天狗と共に朧車に乗って鴆の屋敷へ向かうが何処か熱気が漂っていた
「あつい~~~」
「ご…ごめんなさい……」
「つ、氷麗ちゃんこそ怪我はない?」
「は、はい!花雪様こそお火傷は?!ああっお着替えしなくては!」
「何してくれとんじゃいアマァァ」
「ふえ?」
「リクオ様と花雪様…いや義兄弟に何かしてみろ!!この鴆が貴様の息の根を止めてやる!!」
雪女が起こしてしまった大失態に今まで穏やかな表情を浮かべていた鴆は表情を荒げ、怒濤の声が雪女にそう言う
豹変具合に誰もが口を閉ざしてしまう中で花雪は雪女に手を引かれて部屋を後にし、自室で着物に着替えていたが何やら入口が騒がしい
「ぜ、鴆さんもうお帰りですかっ?顔色が…!」
「ええい!もうあんなバカに期待するのは止めだ!花雪!お前がこの組を継げ!」
「ふえぇぇ?!」
顔色が先程より青い鴆に近付くと肩を強く握られて言われた言葉に花雪は混乱して声を上げてしまう
一体何があったのか、何となくリクオが変な事を言ってしまったのは検討がついていた、鴆が帰った後に花雪はリクオとぬらりひょんの部屋にいた
「「鴆」なる妖怪はその羽を酒に浸せば五臓六腑が爛れて死に至る猛毒の鳥妖怪であり、薬・毒薬を司る「鴆一派」の頭領
どのような薬も経年によって猛毒へと変わるように鴆っも生まれた時にはそれは美しい鳥であるといいます
やがて元服のころ…羽が猛毒へと変わる、だが反面その特性のためか…一族は大変体の弱い―――いつ消えてもおかしくない、はかなげで…弱い妖怪なのです」
「でも何でそんな辛い体で今日は…?」
「花雪様の仰る通り、鴆様も…なかなか本家に顔も出せず今日は何故か…」
「……てか呼んだんだろ!!じーちゃんが!!鴆くんを!!ボクに説教させるために!!」
「…………フンばれちゃしょーがないのう!!」
「ぬらおじい様が?!」
「総大将だったのですか!!」
「なに考えてんだよ!!鴆くんは動いちゃいけない体だってのに!!ひどいよ」
「ひどい…………?フン…そう思うのなら…ワシの奴良組…やっぱお前にゃゆずれんわ」
今日鴆が無理な体で本家に来た理由がぬらりひょんに呼ばれた事を知ったリクオはぬらりひょんを責める様にそう言う
だがぬらりひょんはリクオを睨みながら低い声でそう呟き、部屋を後にしてしまった、彼の言葉に花雪は首を傾げるがリクオは違った
「何言ってんだ…こっちこそ願い下げだっつーのに」
「リクオ様…花雪様との昼の勉強も大事ですが「夜の勉強」もおこたらんでほしいですな!」
「「夜の勉強」…?」
「何が「ワシの奴良組」だよ!妖怪が集まって悪さしてるだけじゃん!」
「リクオ様それは違います、少しは我々のことも知って下さい、納豆小僧!「奴良組百鬼夜行画図」をここへ!」
「これは…」
「?日本地図?」
「これは…組織図ですな」
断固として奴良組を継ぐにを拒否し続けるリクオと話を聞いている花雪の前に納豆小僧が持って来た「奴良組百鬼夜行画図」が広がる
今まで見た事のないその広大な図に花雪は食い入る様に見つめ、カラス天狗が「夜の勉強」を始めた
「いいですか?ここが「奴良組」、本家の下には…様々な貸元どもがおります、木魚達磨殿の「達磨会」、鴆殿の「鴆一派」など…
日本には古来より…様々な妖怪がいます、海のもの…山のもの、人型・獣・付喪神…そのほとんどが「闇」にひっそりと生きる「弱い」者なのです
それら弱い妖を守る器…それが…奴良組の一面でもあるのです、リクオ様…あなたがこの一面を継がなければ誰がやるのです…?」
「………」
「リクオ…」
奴良組のもう一つの一面を知ったリクオは考えて黙ってしまった、彼がどんな事を導くのかはまだ分からないが花雪が心配なのは変わらなかった
そしてその夜に庭にあるしだれ桜を見つめていた花雪にリクオが近付いて来た
「花雪」
「リクオどうしたの?あれ…それってお酒?」
「うんっ鴆君にあやまりに行きたいんだけど花雪も付いて来てくれない?」
「うん良いよっ」
笑顔を浮かべて同行する事を承知してくれた花雪にリクオもまた嬉しそうに満面の笑顔を浮かべる、彼女がいれば百人力だ
小さく白い手を引いて二人はカラス天狗と共に朧車に乗って鴆の屋敷へ向かうが何処か熱気が漂っていた