第三幕 義兄弟の契
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―妖怪の総大将と呼ばれ………いたずら好きで…
えっと彼の孫曰く"人の嫌がることばかりする妖怪"、それがぬらりひょん
その方が孫のリクオの…………おじい様
「ぬらおじい様、ただいま帰りました!」
「おうおう花雪、もう帰ったか」
「はいっ」
今日はリクオと下校を共にしなかった花雪は彼よりも幾分か早く帰って来た、理由はリクオの母ー若菜から買い物を頼まれていたから
愛らしい笑顔を浮かべている花雪にはぬらりひょんも心が穏やかになり、朗らかな笑みを浮かべて頭を撫でた
「あれ?」
「ん、どうした花雪」
「…誰かお客様がいらっしゃるのですか?」
「ほう分かるか、うむお前と良く遊んでいた鴆が来ておる」
「鴆さんが?!」
「会いに行っても良いぞ、アイツも花雪に会うのを心待ちにしてるからな」
「はい!」
ぬらりひょんにそう言われて花雪はパタパタと小走りで客間にいる鴆に会いに行く、その背後でぬらりひょんは呟く
「12でもう鴆の様な妖気でも分かる様になったか…初代よりも薄い血なのに力はアイツより強いな」
「失礼します」
「ん?」
一方の花雪は制服のままで客間へと入る、入って来た彼女の姿に鴆は眉を顰める
その行動にあと呟いて後ろで二つに結んでいたヘアゴムを解く、解かれた髪に彼は漸く姿を認識出来た様だ
「姫でございましたか!すいません、イヤァ昔と変わり美しくなられて!流石咲夜姫!」
「そ、そんな事…!鴆さんこそお変わりがなくて安心しました、体調は大丈夫、ですか?」
「ははっ姫に心配されるとは嬉しいですが大事ないですよ」
「良かった…」
豪快に笑い飛ばす鴆の姿に花雪は心の底から安心した様に安堵の息を漏らして微笑む、その笑みに微かに鴆は頬を赤く染める
「そ、そう言えば若とは仲良くなさってますか?」
「はいいつも仲良くしてますよ、もう直ぐ帰ってくると思うんですが…」
「ならそれまでは姫に相手をして貰っても?」
「勿論ですっ」
リクオが帰ってくるまでの間に花雪は鴆と談笑を続けた、彼は鴆一派頭領だがそれよりも花雪にとっては一人の兄の様な存在だった
昔は引き取られたばかりで人見知りで話が出来なかったからこの状況が嬉しかった、そして話し声が静まった瞬間に襖が開き、リクオが入って来た
「若!お久しゅうございます!鴆でございます!」
「ぜ…鴆さん!!お、お久しぶり!」
「お帰りなさいリクオ」
「うんただいま花雪」
「はっはっは姫と同じく「鴆さん」など…鴆でいいのに!」
「リクオ座布団」
「あ、ありがとう」
「本当に仲睦まじい事で!似合いの夫婦ですな!」
「「え?!」」
座布団に座ったリクオとその背後に鎮座した花雪の会話を聞いて鴆がそう言う、勿論その言葉に顔を赤くしてしまう二人
だがそれを遮る様に隣の部屋に通じる襖から雪女達が小声で話す、ある意味助かったが迷惑なのは迷惑だ
「みんなしーっ」
「ご、ごめんなさい…いつも言ってるんですけど…迷惑考えろって…」
「にぎやかでよいですよ…さすが本家ですな」
「若、姫―――お茶ですわ―――」
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