第三十七幕 花浜匙、散華となりて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ガッ、ハ、が…ぐぅ…
!?な…なんじゃ……!?その…刀は…」
「ハァ、ハァ」
止めどなく溢れる血、だがぬらりひょんが使ったその刀はそれだけにあらず
斬りつけた箇所からは蓄え続けていた膨大な羽衣狐の妖力が溢れ出し、天上を突き破っていく
「おおおおお、おおおおお、ぬ…ぬけてゆく!?こ…これは…ワラワの妖力が抜けてゆく!?まま待て…どこへ行く…
戻りやあああぁぁ、何年かけて集めたとおもうとるぅ――――――!!」
「きゃ…妖、様っ」
「淀殿……!?」
「あいつ何ということを…」
自分から溢れ出した妖力を追い求める様に羽衣狐は桔梗を再び自分の腕に封じ、突き破られた天上を飛翔していった
「桔梗――!」
「総大将!! ここはオレ達にまかせろ!! あんたはあいつを追え!! とどめを……刺しにいけ――――!!」
「牛鬼……!! まかせたぞ!!」
牛鬼の後押しを受け、この場で自分達の主を手打ちにされ、殺気立つ京妖怪を仲間に任せ、ぬらりひょんは魑魅魍魎の主への階段を駆け上がって行く
最上階の天守閣の空は夜明け前の為に暗雲が立ち込め、その下を駈けるぬらりひょんの胸部を不意を突き、一つの鋭いものが貫いた
「!!」
「妖様…っ!」
「とどめをさせると思うたか?……おぬし…本当に…よくもよくもやってくれおったのぅ…!!」
「………………」
「せっかくの妾の力…何年かかったと思っておる、あん」
「…っ」
「これでいくばくか力が戻るとは思わん、おぬしの肝ごときでは…」
ぬらりひょんの胸部を貫いたのは言われもなく羽衣狐の一尾、その尾の先には彼から抉り取った生き肝、羽衣狐は桔梗の目の前でそれを喰らった
彼の生き肝を喰らった事で羽衣狐の傷も多少癒えるが妖力は消耗したまま、そして腕の桔梗を見て、笑む
「いくら積まれてもむくいにもならん!!」
「っ!」
「!桔梗!」
「妖様っ!逃げて下さい…!」
「…丁度良い、おぬしにも味合わせてやろう、自らの前で大切なものが失われる絶望とやらを」
「!止めろぉぉぉぉ!!」
羽衣狐の腕を噛み、逃げ出す桔梗の背後で羽衣狐は冷酷に微笑む、一瞬で彼女がやろうとしている事が分かったぬらりひょん目を見開き叫ぶ
二人の手が繋がろうとした刹那、
ぬらりひょんの目の前で羽衣狐の一尾が桔梗の腹部を無惨にも貫いた…
二人の手が繋がろうとした刹那、
ぬらりひょんの目の前で羽衣狐の一尾が桔梗の腹部を無惨にも貫いた…
「え…?」
「…っ桔梗おぉぉぉぉ!!!」
「こんな余興は終いじゃ
桔梗姫、そなたにも妾の宿願をつぶした罪に呪ってやろうぞ」
.