第三十六幕 恋着月
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
嘲笑う様に綴られる羽衣狐の言葉を遮る様に深い傷を負ったぬらりひょんが起き上がり、桔梗に問う
その言葉に桔梗は考えるよりも先に頭が横を振る、それは彼女の全てを取り払った本心の表れ
「あんたのことを考えるとな…心が…綻ぶんじゃ…」
突然の言葉に自分の危機すら忘れる程に心が凪ぎ、時が止まった
「例えるなら「月」
麗しく…清らかで…儚げで見る者の心を正しく導く、あんたが側におるだけできっとワシのまわりは輝く、そんな未来が…見えるんじゃ
なのに…あんたは心を凍らせ、悲痛な顔をしてた、ワシがあんたの心を溶かし、幸せにする
…どうじゃ。目の前にいるワシは、あんたを幸せに出来る男に見えるか?」
彼の脳裏には桔梗と過ごすかけがえのない幸せ、そして…孫がいる未来が鮮明に見えていた
慈しむ様に、否本当に愛しいと思ってくれたからこそ、彼はここで愛情を言葉として曝け出したのだ、そしてその思いに溜まらず桔梗は涙を流していた
「フハッ…見えんだろうな…ワシはあんたにカッコイイとこを見せつけて、ほれさせにゃーいかんのにな…
あんたに溺れて見失うとこじゃった、そろそろ返してもらうぞ、羽衣狐」
「!!」
「妖……様……?」
遂にぬらりひょんは立ち上がった、その刹那に今まで纏っていた彼の雰囲気が変わった
その変わり様に体を震わせる桔梗はおろか羽衣狐まで雰囲気が変わった事に気付く、長ドスを構えたぬらりひょんのそれこそが彼の本質の畏れなのだと気付かされる
「行くぞ、ここからが闇―――――
妖の…………本来の戦じゃ」
そう言った再びの刹那、ぬらりひょんを闇が包み込んだ
そこに存在する筈なのに、彼の存在は認識出来ない…悠々と言った筈の羽衣狐の尻尾が彼に反応しない
漸く認識した時にはぬらりひょんが目の前に現れ、長ドスを振り上げた時だった
慌てて反応した八尾の一本が長ドスを弾き飛ばした、だが彼はもう一本隠し持っていた、それは…桔梗が屋敷で落としていた護身刀
「同じことを!!」
その刀の真髄を知らない八尾が再び彼をいたぶり、その刀を弾こうとした、だが逆に刀身に触れた箇所から尻尾は切り裂かれていく
驚いた一瞬にぬらりひょんは羽衣狐の胸から額を下から上に斬り抜く、その衝撃に羽衣狐は桔梗を手放した
恋着月
("君といると心和む"気持ちを忘れられない)
その言葉に桔梗は考えるよりも先に頭が横を振る、それは彼女の全てを取り払った本心の表れ
「あんたのことを考えるとな…心が…綻ぶんじゃ…」
突然の言葉に自分の危機すら忘れる程に心が凪ぎ、時が止まった
「例えるなら「月」
麗しく…清らかで…儚げで見る者の心を正しく導く、あんたが側におるだけできっとワシのまわりは輝く、そんな未来が…見えるんじゃ
なのに…あんたは心を凍らせ、悲痛な顔をしてた、ワシがあんたの心を溶かし、幸せにする
…どうじゃ。目の前にいるワシは、あんたを幸せに出来る男に見えるか?」
彼の脳裏には桔梗と過ごすかけがえのない幸せ、そして…孫がいる未来が鮮明に見えていた
慈しむ様に、否本当に愛しいと思ってくれたからこそ、彼はここで愛情を言葉として曝け出したのだ、そしてその思いに溜まらず桔梗は涙を流していた
「フハッ…見えんだろうな…ワシはあんたにカッコイイとこを見せつけて、ほれさせにゃーいかんのにな…
あんたに溺れて見失うとこじゃった、そろそろ返してもらうぞ、羽衣狐」
「!!」
「妖……様……?」
遂にぬらりひょんは立ち上がった、その刹那に今まで纏っていた彼の雰囲気が変わった
その変わり様に体を震わせる桔梗はおろか羽衣狐まで雰囲気が変わった事に気付く、長ドスを構えたぬらりひょんのそれこそが彼の本質の畏れなのだと気付かされる
「行くぞ、ここからが闇―――――
妖の…………本来の戦じゃ」
そう言った再びの刹那、ぬらりひょんを闇が包み込んだ
そこに存在する筈なのに、彼の存在は認識出来ない…悠々と言った筈の羽衣狐の尻尾が彼に反応しない
漸く認識した時にはぬらりひょんが目の前に現れ、長ドスを振り上げた時だった
慌てて反応した八尾の一本が長ドスを弾き飛ばした、だが彼はもう一本隠し持っていた、それは…桔梗が屋敷で落としていた護身刀
「同じことを!!」
その刀の真髄を知らない八尾が再び彼をいたぶり、その刀を弾こうとした、だが逆に刀身に触れた箇所から尻尾は切り裂かれていく
驚いた一瞬にぬらりひょんは羽衣狐の胸から額を下から上に斬り抜く、その衝撃に羽衣狐は桔梗を手放した
恋着月
("君といると心和む"気持ちを忘れられない)