第三十五幕 我妹子に三色菫の灯を与えん
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「曲者じゃ、キタナイ鼠共が入り込んでおるぞ」
淀殿の百鬼夜行とぬらりひょんの百鬼夜行の妖気がぶつかり合い、どちらも先に戦いの火蓋を切らんと殺気立っている
切り離した桔梗は顔の左半分を卒塔婆で隠した鋭い瞳の男に動きを封じられてしまっていた
「誰か…余興を見せてくれる者はおらぬか?」
「我が名は凱郎太!! 羅生門に千年棲まう者!! この技の名を冥土の土産に持っていけ」
―雷棍棒 豪風ー!!
「跡形もなく吹っ飛びおったわ!!」
先程ぬらりひょんの攻撃から羽衣狐を守った巨体の男が振るう、その頭身に見合った棍棒の乱舞に力がない妖達は見るも無惨な姿で吹き飛ばされる
京妖怪の圧倒的な力にを見せつけ、悦に浸る凱郎太の笑い声に気を良くした淀殿も動揺する様子も見せない
「何じゃ呆気ない」
「凱郎太!!」
「のけ」
「な…なあああっ」
鬼童丸の声でいつの間にか目の前にいたぬらりひょんに気付くが時遅し、彼は抜きかけていた長ドスで凱郎太の巨体を切り上げた
溢れ出る赤が天上を汚し、驚愕のままに息を絶った凱郎太を退かすぬらりひょんの体は溢れ出た赤の雨に染まる
「邪魔する奴ぁ、たたっ斬る」
殺気立つ眼で放った言葉で先陣を切った彼の言葉にその百鬼夜行は沸き立ち出す
「うほ~~いいぞ!! 総大将につづけ―――!!」
「いやっほ―――出入りじゃあ――」
「キャハハ楽しいじゃあねぇか、総大将のおもりはよぉ
生きて帰ったら、また杯く、い交わそうぜェ―――大将ぉ――」
「ひるむな!必死と心定めれば畏れるものなど何もない!!」
「いらん心配だぜ、牛鬼
ワシらも元は闇の化生、死なんざ誰もおそれちゃいねぇ、冥土に戻るが早いか遅いかじゃ」
「………かなわないな…一ツ目には」
「…何をしておる、お前達…妖としての…各の違いを見せてやらんか…!!」
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