第三十九幕 冬芽懸隔を越えるが為の裳着
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姿が見えない相手に警戒しこの場の全員が身構えるが…
「やめろ!! 今戦ってんのはこのイタク、やつの畏を断ち切るのはこのオレだ」
「畏を…断ち切る?」
「丁度良いわね…花雪、しっかりと二人の戦いを見ておきなさい」
「えっ?は、はい…!」
周りで身構えた淡島達を止めたイタクの行動に花雪は冷麗に言われた通り注視する
するとイタクは背に背負っていた円型の鞘に納めていた六本の内の二本の鎌を取り出し構える、その刹那―彼の雰囲気が鋭く変化したと同時に鎌の性質も尚鋭く輝く
「"畏の発動"――"鬼發"」
―…の"移動"!!――"鬼憑"
「!鎌に"畏"が移動、した…っ?」
「うおおおおおおおおおお」
構えた二本の鎌に気配状に漂っていた畏が集中し、イタクがその二本の鎌を放つと畏が乗った刃の鎌は通常の鎌とは桁違いの斬撃で木々を切り倒した
「妖怪忍法"レラ・マキリ"、オレの…秘技だ」
圧倒される程の雰囲気で言ったイタクだが自分が放った鎌が実戦場の木々を根こそぎ切り倒し出したのは予想外で拍子抜けする声を零した
だが切り倒されたのは木々だけでなく…倒れて行く木々が起こす土煙の奥から呆然としたリクオの姿が見つかった
「!!見えた!! 畏が断ち切られたよ!!」
「ガ…」
畏と同時にリクオの体も断ち切られていた様で彼は思わずその場に膝をついた
「畏を断ち切る……畏をやぶると言ってもいい、畏をやぶるには…気合いや気迫のたぐいでしかなかった自らの畏を具現化し技として昇華させることだ
畏を以て畏をたぶる…これが妖怪の歴史の必然で産み出された対妖用の戦闘術……これを……この里では"鬼憑"と呼ぶ」
「…じじいがやってたのは…それかよ…妖の次の段階…京都の奴らはそれがねーと倒せねーわけだ
頼む、そいつを…オレに教えてくれ!!」
「"死んで本望"ぐらいの気合いじゃねぇと時間の合間に見てもやらねぇぜ」
「弱ぇままなら死んでんのと変わりゃあしねえ、死ぬ気でおぼえてオレは京都に行く!」
「………ふん…ここは戦闘好きの集まり…実戦あるのみだぜ!!」
「よし!! 次はこの淡島の畏を見せてやろう、君の心意気にほれた!! さぁやるぞ」
「次オイラね」
「え?ちょ…え…れ…連続かよ!!」
「リ、リクオ…」
「花雪、巻き込まれるからこっちにいらっしゃい」
休む暇なく淡島と雨造に引っ張られて行くリクオを心配し、後で傷を治して上げようと思う花雪は鍛錬姿を見つめるのみ
そんな彼女を巻き込まれない様にと隣の区切りに冷麗は誘導するといつの間にか持っていた黒塗りの文箱を渡してきた
「?何ですか?これ…」
「奴良組に行ったなまはげがぬらりひょんから花雪にと預かったものらしいの」
「ぬらおじい様から私に…何だろう」
冬芽懸隔を越えるが為の裳着
(貴方の強さに見合う輝きはどんな光だろう)
「やめろ!! 今戦ってんのはこのイタク、やつの畏を断ち切るのはこのオレだ」
「畏を…断ち切る?」
「丁度良いわね…花雪、しっかりと二人の戦いを見ておきなさい」
「えっ?は、はい…!」
周りで身構えた淡島達を止めたイタクの行動に花雪は冷麗に言われた通り注視する
するとイタクは背に背負っていた円型の鞘に納めていた六本の内の二本の鎌を取り出し構える、その刹那―彼の雰囲気が鋭く変化したと同時に鎌の性質も尚鋭く輝く
「"畏の発動"――"鬼發"」
―…の"移動"!!――"鬼憑"
「!鎌に"畏"が移動、した…っ?」
「うおおおおおおおおおお」
構えた二本の鎌に気配状に漂っていた畏が集中し、イタクがその二本の鎌を放つと畏が乗った刃の鎌は通常の鎌とは桁違いの斬撃で木々を切り倒した
「妖怪忍法"レラ・マキリ"、オレの…秘技だ」
圧倒される程の雰囲気で言ったイタクだが自分が放った鎌が実戦場の木々を根こそぎ切り倒し出したのは予想外で拍子抜けする声を零した
だが切り倒されたのは木々だけでなく…倒れて行く木々が起こす土煙の奥から呆然としたリクオの姿が見つかった
「!!見えた!! 畏が断ち切られたよ!!」
「ガ…」
畏と同時にリクオの体も断ち切られていた様で彼は思わずその場に膝をついた
「畏を断ち切る……畏をやぶると言ってもいい、畏をやぶるには…気合いや気迫のたぐいでしかなかった自らの畏を具現化し技として昇華させることだ
畏を以て畏をたぶる…これが妖怪の歴史の必然で産み出された対妖用の戦闘術……これを……この里では"鬼憑"と呼ぶ」
「…じじいがやってたのは…それかよ…妖の次の段階…京都の奴らはそれがねーと倒せねーわけだ
頼む、そいつを…オレに教えてくれ!!」
「"死んで本望"ぐらいの気合いじゃねぇと時間の合間に見てもやらねぇぜ」
「弱ぇままなら死んでんのと変わりゃあしねえ、死ぬ気でおぼえてオレは京都に行く!」
「………ふん…ここは戦闘好きの集まり…実戦あるのみだぜ!!」
「よし!! 次はこの淡島の畏を見せてやろう、君の心意気にほれた!! さぁやるぞ」
「次オイラね」
「え?ちょ…え…れ…連続かよ!!」
「リ、リクオ…」
「花雪、巻き込まれるからこっちにいらっしゃい」
休む暇なく淡島と雨造に引っ張られて行くリクオを心配し、後で傷を治して上げようと思う花雪は鍛錬姿を見つめるのみ
そんな彼女を巻き込まれない様にと隣の区切りに冷麗は誘導するといつの間にか持っていた黒塗りの文箱を渡してきた
「?何ですか?これ…」
「奴良組に行ったなまはげがぬらりひょんから花雪にと預かったものらしいの」
「ぬらおじい様から私に…何だろう」
冬芽懸隔を越えるが為の裳着
(貴方の強さに見合う輝きはどんな光だろう)