第四十四幕 夜居の僧の径は群鳥の如く
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白蔵主はそう言うと自らが持つ槍でリクオを攻撃すると思われたが、その矛先は宝船に隣接する様に飛んでいた屋形船を貫く
「……」
―屋形船ごと―――どんな力技だよ
「オオオオオオォオォ」
雄叫びを上げながら槍の先端に貫かれままの屋形船を白蔵主はリクオへと放ち、その衝撃で足場から投げ出された彼は呆然とした表情で落下していく
…そもそも彼は落下しているという事を分かっていない様にも取れる
「正々堂々とやっていても――"卑怯だ"と思われる程の力――――それがこの白蔵主の"槍"だ
"畏"のあまり心の臓も止まり、頭から落ちようとしているぞ…小僧」
眼光から放たれる畏はリクオの体を支配し硬直させる、その体―頭へと容赦なく白蔵主は槍で突き、血飛沫が舞った
「ヒッ……」
「リ…リクオ様―――!?」
「フン…呑まれれば一突き、この槍の名こそ"荼枳尼"!!」
「まだ……リクオはこんな所で、終わらない…っ」
―ム、いや―――待てこいつは――幻――――――
「なるほどな―――これが畏をまとった者同士の戦い――――――か」
今の攻撃でリクオの命の危機が危ぶまれる中で花雪は眉を寄せながらも彼の無事を信じていた、それに応える様に白蔵主が貫いたリクオの幻影はにやりと笑みを浮かべた
消え去ったと思えた相手の声は落下地点から離れた手摺の上から聞こえた
「!?リクオ………様!?」
「「妖怪のくせにビビっちゃいかん」大昔じじいがそう言ってた――本当の意味がわかったよ」
「!?ど…どういう…ことだ…!?さっきも…たしか私の手からすりぬけて、花雪様、これは…」
「えっとあれはね「へへーvV常州の弦殺師首無!オイラーがリクオの畏おしえてやるよー!
ありゃー鏡花水月つってよー♪そこにいるのにそこにいない…敵認識をずらすって技らしいぜー!あとでサインちょーだいよ」
―認識を―――ずらす―――!?
「そ……それって――――」
「まるで鯉伴お父様の技そのものだよね…」
「ええ…」
―二代目――――
説明を求められた花雪を遮り、代わりを仰せつかった雨造の説明に花雪と首無の脳裏にはかつての総大将である存在を沸騰させた
「言っちまえば妖怪は化かし合い、妖怪同士がお化け屋敷で合戦だ」
「どういうことだ!?おぬし……何をした―――――!?」
「なんだかオレァ今、あんたのこと恐くねーな………畏を――――断ち切った方が勝つ―――
そしたら…そんな"畏"はよ…」
再び矛先が向かって来るも今度は後退の足も見せず、リクオは祢々切丸を構え、強固な槍"荼枳尼"はガラス細工の様に脆く破壊され、ただの破片と化した
「一瞬でコナゴナだ」
夜居の僧の径は群鳥の如く
(数多くあれど畏なしであれば打ち落とす)
「……」
―屋形船ごと―――どんな力技だよ
「オオオオオオォオォ」
雄叫びを上げながら槍の先端に貫かれままの屋形船を白蔵主はリクオへと放ち、その衝撃で足場から投げ出された彼は呆然とした表情で落下していく
…そもそも彼は落下しているという事を分かっていない様にも取れる
「正々堂々とやっていても――"卑怯だ"と思われる程の力――――それがこの白蔵主の"槍"だ
"畏"のあまり心の臓も止まり、頭から落ちようとしているぞ…小僧」
眼光から放たれる畏はリクオの体を支配し硬直させる、その体―頭へと容赦なく白蔵主は槍で突き、血飛沫が舞った
「ヒッ……」
「リ…リクオ様―――!?」
「フン…呑まれれば一突き、この槍の名こそ"荼枳尼"!!」
「まだ……リクオはこんな所で、終わらない…っ」
―ム、いや―――待てこいつは――幻――――――
「なるほどな―――これが畏をまとった者同士の戦い――――――か」
今の攻撃でリクオの命の危機が危ぶまれる中で花雪は眉を寄せながらも彼の無事を信じていた、それに応える様に白蔵主が貫いたリクオの幻影はにやりと笑みを浮かべた
消え去ったと思えた相手の声は落下地点から離れた手摺の上から聞こえた
「!?リクオ………様!?」
「「妖怪のくせにビビっちゃいかん」大昔じじいがそう言ってた――本当の意味がわかったよ」
「!?ど…どういう…ことだ…!?さっきも…たしか私の手からすりぬけて、花雪様、これは…」
「えっとあれはね「へへーvV常州の弦殺師首無!オイラーがリクオの畏おしえてやるよー!
ありゃー鏡花水月つってよー♪そこにいるのにそこにいない…敵認識をずらすって技らしいぜー!あとでサインちょーだいよ」
―認識を―――ずらす―――!?
「そ……それって――――」
「まるで鯉伴お父様の技そのものだよね…」
「ええ…」
―二代目――――
説明を求められた花雪を遮り、代わりを仰せつかった雨造の説明に花雪と首無の脳裏にはかつての総大将である存在を沸騰させた
「言っちまえば妖怪は化かし合い、妖怪同士がお化け屋敷で合戦だ」
「どういうことだ!?おぬし……何をした―――――!?」
「なんだかオレァ今、あんたのこと恐くねーな………畏を――――断ち切った方が勝つ―――
そしたら…そんな"畏"はよ…」
再び矛先が向かって来るも今度は後退の足も見せず、リクオは祢々切丸を構え、強固な槍"荼枳尼"はガラス細工の様に脆く破壊され、ただの破片と化した
「一瞬でコナゴナだ」
夜居の僧の径は群鳥の如く
(数多くあれど畏なしであれば打ち落とす)