第四十二幕 そして月は彼と見向かう
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ドゴォォォォン、という轟音を散らしながら、奴良組の屋敷を守る門が開かれる
平穏だった夜の中に立ち上ったソレに組員達が敵襲かと声を荒げるものの外側から現れた人影に沸き立つ
「ありゃ…リクオ様に花雪様!?」
「何!?」
「ホントだ…リクオ様と花雪様が帰ってきたぁ!!」
早過ぎる二人の帰還に屋敷中が沸き立つが門の外側にいたのはその二人だけではない
「へ~~~~ここが奴良組かい」
「やっとついたかよ」
「ケホっケホっ」
「走るから汗かいてとける~~」
「ふん、広いじゃないか」
「とにかく奴良組到着だぜ!!」
二人と共に奴良組屋敷に踏み入れたのは遠野で接点があった淡島達
その中の一人であるイタクは二人に彼らが遅れ気味だった為に到着が遅れた事を指摘するものの彼も昼にはイタチになるからお互い様だった
彼らが自分達とは違い、二人にタメ口をきいている事に奴良組の組員達は驚きを隠せずにいたが黒衣が動いた
「リクオ様、花雪様おかえりなさいませ!! この者達は!?奴良組以外の妖怪は本家に原則入れませんぞ!!」
「おお~マジで様付けかよ!! 」
「おい坊さん、説教なら間に合ってるぜ、それともあれか?茶碗出せば少しくらい恵んでやっても」
「貴様!! この特攻隊長を愚弄するかぁーっ!?」
嘲笑いながら挑発する淡島の胸元を黒田坊が掴み上げるもののそれに黙ってる程、淡島は弱者ではない、逆にその喧嘩を買う言語を口にする
「ああ!?お前なんか知るか、オレはあまのじゃくの淡島、女だと思ったら痛い目見んぞ!!」
「何!?あ…本当だスマン、女か…!?」
「今はな!! はなせスケベ!!」
「ど…どーいうことだぁ!?」
フェミニストである黒田坊は淡島の言葉を聞き、掴み上げている着物の下に見えるサラシに隠された胸を見つけた途端に語尾を和らげる
それに気付いた途端、淡島はしたり顔で遠慮なく彼を殴りつけ、更に混乱を与えたのだった
奴良組と遠野の者達はそれぞれにぶつかり合い、一方的な彼らに手を焼く者がいれば、その逆に同じ種族と絆を作り出す事で一気に静寂に包まれた夜が騒がしくなった
「リクオ様、花雪様…?こ、これは一体…それに花雪様、その腕のものは…」
「遠野モンだ、ちょっくら花雪とじじいにアイサツしてくっから面倒見ててやってくんな」
「この羽衣のことも後で説明するね、帰って来て早々に押し付けちゃってごめんね…」
「あれが遠野妖怪?」
「!…リクオ様、京都に行くんですか!?」
「ああ、杯を交わした奴は…仕度してくれ」
彼のその言葉を聞きつけたのか屋敷の襖が開かれる、中から現れたのはリクオを遠野へと旅立たせた厳粛なる祖父
ぬらりひょんの立ち住まい、その堅い表情からは緊迫感さえも溢れ、一切の言葉を花雪達は失い、ぬらりひょんの言葉を待つ
「リクオ…帰ってきたのか…」
「……おう」
「こっちへ来い、話がある。花雪も来なさい」
「は、はい…っ」
否定は許さないとばかりの声色に花雪の声が震えるもののぬらりひょんの了承がなければ京都にも行けない
認めさせる為にも意を引き締め、屋敷の仏間へと上がりこむ、一切の声も届かないそこで三人は顔を見せあう
「帰って来たってこたぁ出られたってことだな、何か得られたかい?」
「どうかな、まぁ"ぬらりひょん"って妖怪が何なのかってのは…わかったかな」
「私も"月詠姫"という血を自分なりに理解した上で、こうしてお母さんが遺したものに認められることが出来ました」
リクオは目伏せ気味に微笑み、花雪は凛とした…自分の存在に自信を持った瞳でそうはっきりと答えたのをぬらりひょんは含み笑いで受けとる
平穏だった夜の中に立ち上ったソレに組員達が敵襲かと声を荒げるものの外側から現れた人影に沸き立つ
「ありゃ…リクオ様に花雪様!?」
「何!?」
「ホントだ…リクオ様と花雪様が帰ってきたぁ!!」
早過ぎる二人の帰還に屋敷中が沸き立つが門の外側にいたのはその二人だけではない
「へ~~~~ここが奴良組かい」
「やっとついたかよ」
「ケホっケホっ」
「走るから汗かいてとける~~」
「ふん、広いじゃないか」
「とにかく奴良組到着だぜ!!」
二人と共に奴良組屋敷に踏み入れたのは遠野で接点があった淡島達
その中の一人であるイタクは二人に彼らが遅れ気味だった為に到着が遅れた事を指摘するものの彼も昼にはイタチになるからお互い様だった
彼らが自分達とは違い、二人にタメ口をきいている事に奴良組の組員達は驚きを隠せずにいたが黒衣が動いた
「リクオ様、花雪様おかえりなさいませ!! この者達は!?奴良組以外の妖怪は本家に原則入れませんぞ!!」
「おお~マジで様付けかよ!! 」
「おい坊さん、説教なら間に合ってるぜ、それともあれか?茶碗出せば少しくらい恵んでやっても」
「貴様!! この特攻隊長を愚弄するかぁーっ!?」
嘲笑いながら挑発する淡島の胸元を黒田坊が掴み上げるもののそれに黙ってる程、淡島は弱者ではない、逆にその喧嘩を買う言語を口にする
「ああ!?お前なんか知るか、オレはあまのじゃくの淡島、女だと思ったら痛い目見んぞ!!」
「何!?あ…本当だスマン、女か…!?」
「今はな!! はなせスケベ!!」
「ど…どーいうことだぁ!?」
フェミニストである黒田坊は淡島の言葉を聞き、掴み上げている着物の下に見えるサラシに隠された胸を見つけた途端に語尾を和らげる
それに気付いた途端、淡島はしたり顔で遠慮なく彼を殴りつけ、更に混乱を与えたのだった
奴良組と遠野の者達はそれぞれにぶつかり合い、一方的な彼らに手を焼く者がいれば、その逆に同じ種族と絆を作り出す事で一気に静寂に包まれた夜が騒がしくなった
「リクオ様、花雪様…?こ、これは一体…それに花雪様、その腕のものは…」
「遠野モンだ、ちょっくら花雪とじじいにアイサツしてくっから面倒見ててやってくんな」
「この羽衣のことも後で説明するね、帰って来て早々に押し付けちゃってごめんね…」
「あれが遠野妖怪?」
「!…リクオ様、京都に行くんですか!?」
「ああ、杯を交わした奴は…仕度してくれ」
彼のその言葉を聞きつけたのか屋敷の襖が開かれる、中から現れたのはリクオを遠野へと旅立たせた厳粛なる祖父
ぬらりひょんの立ち住まい、その堅い表情からは緊迫感さえも溢れ、一切の言葉を花雪達は失い、ぬらりひょんの言葉を待つ
「リクオ…帰ってきたのか…」
「……おう」
「こっちへ来い、話がある。花雪も来なさい」
「は、はい…っ」
否定は許さないとばかりの声色に花雪の声が震えるもののぬらりひょんの了承がなければ京都にも行けない
認めさせる為にも意を引き締め、屋敷の仏間へと上がりこむ、一切の声も届かないそこで三人は顔を見せあう
「帰って来たってこたぁ出られたってことだな、何か得られたかい?」
「どうかな、まぁ"ぬらりひょん"って妖怪が何なのかってのは…わかったかな」
「私も"月詠姫"という血を自分なりに理解した上で、こうしてお母さんが遺したものに認められることが出来ました」
リクオは目伏せ気味に微笑み、花雪は凛とした…自分の存在に自信を持った瞳でそうはっきりと答えたのをぬらりひょんは含み笑いで受けとる