第十五戦 反抗の凱歌
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「そんな…クルジスの戦いの時、あなたにそんな過去があったなんて…ルナにも…そんな辛い過去が…」
「十年以上も前の事だ」
「それがあなた達の…戦争を憎む理由…?」
「………」
振り返り正面を見て、刹那は目を閉じて暗黙で答える事にした
二人を見ながらマリナは視線を変え、困った様に微笑みながら自分の事を話し出した
「わ、私はね、何所にでもある普通の家庭で育ったわ、音楽が好きで…
出来ればその道に進みたかったけど…私の…血筋の所為でアザディスタンの王女に選ばれてしまったの…」
「確かに…アンタは一国の王女より…音楽を奏でる方が似合って見える…」
「…無理をしてたのかしら…あなた達も同じに見えるわ…無理をして戦っている」
「……」
「…っ」
「!刹那っルナが!」
マリナの真っ直ぐに自分を見つめる目から顔を反らし、その言葉に返答すらも出来ない、だがその時微かにルナの瞼が動き、口から一言零れた
二人は話を断ち、ルナへと集まる、刹那は再び彼女手を握り、意識をこちらに戻そうとする
「ルナ、ゆっくり目を開いてみろ…」
「…っ刹…那…?マリナ…さん…?」
「「ルナ…」」
「刹那…良かった…無事だった、のね…」
「お前は…俺より自分の事を心配しろ…」
刹那の言葉に誘われる様に目をゆっくり開き、苦し気に表情を変えていたが二人の顔を見てルナは微笑む
良かった…とマリナも微笑んでいると入口の付近からそれを邪魔する様に音が鳴る、そちらに目を向ければ一人の男性構成員がいた
「ちょっと良いかな?君達の船がヨーロッパ支部から補給を受けたと言う情報が入ってね」
「トレミーがっ?」
「刹那、私ならもう大丈夫だから…行こう…?」
「…分かった」
「でもルナ!貴女はまだ怪我が…っ」
「ごめんね、マリナさん。でも私達は行かなくちゃいけないから…心配してくれてありがとう」
弱々しく微笑むルナにマリナは最早何も言える筈もなく、彼女を再びパイロットスーツに着替えさせ、支えながらコンテナへと向かう
途中で刹那に彼女を渡すがやはり心配なのだろうマリナは最後まで心配するが二人はコクピットから伸びた梯子へと手をかけた