第九戦 拭えぬ過去
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「本当にごめん、なさい…!貴方のお兄さんを殺してしまったのは私でもあるの…っ!
あの時、無理矢理にでも彼を連れ帰っていれば…ニールは死なずに、貴方だってマイスターになる事もなかった、のに…」
「…ルナの所為じゃない」
「え…っ?」
ポロポロと真珠の様な粒の涙を流すルナは両手で顔を隠し、泣き続ける
だがそんな時、頭に微かな温かい温もりと懐かしいモノを感じて顔を上げるとそこには微笑んでいるロックオンの姿があった
「兄さんはそんな事思っちゃいねぇさ、それにそんな悲しい顔してたら兄さんも悲しむぜ?」
「ロックオン…」
「だからそんなに自分を責めるなよ、兄さんはもういない…けど俺がいるだろ?」
「…うん…!ロックオンありがとう…」
涙を微かにまだ浮かばせながらも笑顔を浮かべるルナにロックオンは顔を赤くさせながら、彼女の顔を見つめる
不意に彼に顎を上に上げられ、まじまじと見つめられ、きょとりと瞳を丸くしてしまう
「会った時から思ってたが…可愛いな」
「?あ、刹那の所に戻らなきゃ…ごめんね、ロックオン!話聞いてくれて…許してくれて、ありがとう」
「あ…オ、オイッ」
パタパタと走り去っていったルナに呆気を取られたがロックオンは苦笑する
「ありゃ兄さんが可愛がってたって話も納得が行くな」
*** * ***
「刹那、ティエリア」
「ルナ、話は済んだ様だな」
ルナはロックオンと話を済ませた後、海底が写る窓の部屋に来ていた、そこにはすでに刹那とティエリアの姿がある
ティエリアはこちらを見る事はないが、ルナと刹那にはどうしても彼に聞かなくてはならない事があるのだ
「うん、ティエリアお願い…話の続き聞かせて」
「お前が見つけた"歪み"とは何だ」
「…っ僕は」
「敵水中MA6機を確認!各員所定の位置に付いて下さい!」
「話は後だ」
「急ごう!」
「ああ」
それぞれに先程と同じ様にマイスター達はコックピットで待機、敵からの攻撃を受けながらも宇宙へと上がる為に海面から浮上、それと同時にダブルオー以外のガンダム達はトランザムを開始する
無事大気圏に突入したと同時に敵部隊がいる事が判明、だがそれは大気圏離脱中に緊急発進したダブルオーが敵艦を撃墜
攻撃を始めていた敵MSは全て撤退して危機から脱出した
「…誰もが過去に囚われ、もがきながらも生き続ける…」
ぽつり、と何処かで聞いた言葉をルナはコックピットで静かに唱えた
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